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食べきれないほどの料理が並んでいるのが好きな訳

旅館の部屋食で小皿が数えきれないほど並ぶのが好き。外食してテーブルいっぱいにお皿が並べきれないほど注文するのが好き。お祭りの屋台で美味しそうなものを次々に買って行くのが好き。冷蔵庫に詰め込むように食材が入っているのが好き。

あまりお行儀がいいことでないことはわかっている。フードロスという言葉もあるし。私のように太ってしまう。

どうしてこんな風になってしまったのか、心当たりがあったので書いてみることにした。

当時はよく分かっていなかったのだけれど、子供のころ私の家は結構貧しくて、2人前のおかずで4人で食事をするような生活だった。納豆3パックを混ぜて4人で分けて、それと白米と味噌汁という日も多かった。

当時はそれが当たり前だったけれど、私は病的にガリガリだった。

最近、高齢の母からあの頃はお腹いっぱいになっていたのかと心配そうに聞かれたので、当時のことを思い出した。私は十分に食べられていたよと答えた。嘘をついた。あの頃はあれが普通で不満なんてなかったけど、今振り返ってみれば足りていたとは思えない。でも本当のことを言ってガッカリさせたくなかった。

こんな感じで子供の頃の無意識の我慢があり、現在の私の食べ物への執着(?)へつながっているのではないかと思う。あまり印象の良くない性質なのでなるべく隠していくつもりである。


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