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坂本龍馬ー考察と鑑定

はい、ということで、今回は坂本龍馬について、ホロスコープと姓名判断、双方から見た総合判断について、解説をしていきます。

前回に姓名判断、前々回にホロスコープで、坂本龍馬像について見ていきましたが、それらを併せて見ると何がわかるのか、wikiの年表なども使い、見ていきます。

やはり必要になると思うので、まずは、ホロスコープにおける、坂本龍馬のチャートを載せます。ホロスコープで解説したときと同様、占い師が主に使う円盤では、わかりにくい方もいると思うので、表になっている方を上げます。

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はい、まず、坂本龍馬の月は蟹で、蟹座の1度は、サビアンでは、船に掲示される巻かれた旗。蟹座に入った直後の度数であり、これから蟹らしさを獲得していくため、柔軟性や適応力、順応性、同じ旗に集う仲間、といった意味合いがあり、龍馬はまず、この柔軟性で、生家に馴染んでいきます。

蟹座は、本来的には、家や身内が大事で、感受性が強く、世話好きでもあります。
7才程度までの幼児期を表す月ですが、感情を表してもいて、この月の蟹から、龍馬にとっての家は、ある種の聖域で、安心できる空間、ここがあるから外で頑張れる、といった意味が出てきます。

龍馬は夜尿症だった、という話もありますが、蟹座はこの感受性の強さから、怖がりな部分もあり、幼少期には水星、火星とある、自制心と忍耐の塊、山羊も働きにくいところから、これが引き起こされていたのではないかと思われます。姉である乙女への懐きようも、この辺りに所以があるのでしょう。

名前で見ると、坂本龍馬の場合、家庭運で31画があり、坂本龍馬の、この本拠地とも言える家庭で、願望成就の幸運があるのも大きく、ここから、坂本龍馬が安心して、世に羽ばたいていくことになります。

また、姓名判断で言えば、蟹は活動宮ではありますが、その特性上、保守色が強く、安全、安心を求める気質から、幼少期の坂本龍馬には地運、26画もありましたが、運気が浮動しにくく、凶作用を及ぼしにくかったものと思われます。

この、地運の時期では、坂本龍馬の太陽、山羊も動きますが、山羊座は現実的で野心的な反面、忍耐強さ、手堅さといったものも持ち合わせていて、特に、全星座中で1番とも言えるほど誘惑に強く、太陽以外に、およそ15歳程度までの間の性格特性を持つ、水星にも山羊が入っているため、地運の働く20歳辺りまでの間、ほとんどの期間で、ブレが少なかったと思われます。


水星期に入ると、山羊の9度は『ハープを運ぶ天使』、このサビアンが働きます。
これは福沢諭吉と同じで、0,2度程度しか差がない至近距離で同じ水星にあり、集中力、意欲、多角的視点、明晰な頭脳と、坂本龍馬もまた、広い視野や、優れた頭脳を持っていたことがわかります。

太陽のサビアンを見ると、『キジの大きな群れ』、独特、エリート、少数精鋭、誇り高さといった意味があり、坂本龍馬はよく、周りを置いてけぼりにしていたり、少人数で動くことが多かったようですが、それはここに由来がありそうですね。

山羊の11度は、ドデカテモリーに牡牛座が入っていて、身だしなみに気を使う一面もあり、日本で革靴を初めて履いた、とされる龍馬ですが、金星水瓶、外運17画、といった個性的な要素も併さり、革靴という辺りから、このエリート的な意識から、それを選んで履いていた、という可能性もあるかもしれません。


金星期間に入り、ついに坂本龍馬は家を離れ、江戸遊学を始めます。
水瓶3度のサビアンは『海軍からの脱走兵』、挑戦、自由、独立、反社会的、常識にとらわれない、といった意味合いがあり、まさに家からの独立と、外運17画にあるような、独自のキャラクター、路線を突き進んでいくことになります。

金星は個人の楽しみや恋愛、嗜好も表し、坂本龍馬が周りから奇異の目で見られ、刺客に狙われる中、お龍を連れ歩き、歌など歌いながら四条大橋を渡った、という話は、いかにも非常識で、この金星の働きを感じます。
金星水瓶は、海王星の水瓶と合でもあり、いかに自分流のロマンスを求めているか、がわかります。

反面、土星の蠍とは双方ともスクエアにあり、知識、知恵からなる風星座、水瓶の反常識、博愛主義、個人主義に対して、情を表す水星座である蠍の、洞察力、相手を深く見極める目、情の強さ、といった性質が試練となって、例えば、感覚的には信用できないと思っているのに、疑うような理屈が通らないようならば、それを退けて、まあ誰でも仲良くしようや、となってしまうような、危機意識の欠如が、問題になったりもします。

坂本龍馬の場合、水のグランドトラインを形成する天王星が、アウトオブサインで水瓶でもあり、改革の原動力となる、感情からの反常識は改革を推進しますが、同じ水瓶でも、金星、海王星の私的な楽しみ、イマジネーションにまつわる反常識、個性の強調、といったものには、土星の蠍は問題を生じさせる、という点に特徴がありますね。

姓名判断でも、外運の17画、社会運の28画から、人運の21画への金剋木がありますが、私的な楽しみ、嗜好といった要素は人運の分野、改革の推進は社会運や外運の分野ですから、姓名判断からは、私的な楽しみへ改革が邪魔をする、といった形となり、ホロスコープは土星の蠍が中継をしていますが、こちらでは直接改革が障害となる、といった話になってきます。

 
幼少期を過ぎると、中年期、人運21画の期間に入りますが、この頃には、太陽山羊、金星水瓶が働いているということもあり、個人主導で、社会のために動いていく、といった意識が高まります。

この頃になると、土佐へ帰り、土佐勤王党への加盟、脱藩して大阪へ潜伏するなど、21画らしい主体的、活発で精力的な行動、水瓶らしい反社会、反常識の動きが目立ちます。

龍馬は太陽、水星、火星と山羊が木星の蟹とオポジションを形成していますが、脱藩は家族にも連座の罪を問われるもので、家族からの警戒、佩刀を取り上げられる、姉である、乙女からの援助によって、脱藩に成功するなど、家族と社会活動の衝突、というものも見てとれます。(姉の乙女は2月2日生まれ、太陽月が水瓶で、木星蟹にはセスキコードレイト、土星に乙女座13度があり、龍馬への、現実的な支援を試練とする面があります)

25歳を超え、太陽の時期に入ると、神戸海軍操練所の創設と、政変からの廃止、亀山社中の設立、お龍との結婚と、山羊らしく、社会活動がいよいよ本格化します。

ここから先は、政治絡みでの奔走、薩長同盟の仲介など、暗殺に至るまで、多くの活動がありますが、没年が31歳と、人運、太陽の時期で亡くなっており、大まかな運としては、この辺りで大体をお話しているので、解説はここまでとします。


ということで、今回は坂本龍馬について、とりあげてみました。
総評としては、やはりホロスコープで見る像がわかりやすく、人物評、外部評などでは、水瓶と山羊、人運、外運と、それぞれがそれらしく運気を発揮していたように思います。

正直、死亡時のトランジットを見てみた時には、思わず声が出るくらい驚きがありましたが、グランドトライン持ちの人は、その属性の宿命が色強く現れやすく、坂本龍馬もまさにそのような人物だったのかな、と思いましたね。

さて、次回に誰の紹介をするかはまだ考えていませんが、年内は相変わらずリアルが多忙ですし、次の人物鑑定は、恐らく年明けになると思います。

来年の運気、などは多くの占い師の方々が出していると思いますが、年末の間、残りの日はその辺りについて、ホロスコープやタロット、ルノルマンなど使って見ていこうと思います。

ではまた✨

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