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姓名判断ー81画

はい、今回は81画、9回目に至る唯一の属性、最後の陽木にして、姓名判断における、最後の画数の解説になります。

姓名判断において、画数の判断は81画までで、珍しい名字や、長い名前、歴史的には、源九郎義経、伴大納言のように、ミドルネーム、役職に当たる部分で長くなり、もし81画を超えた場合、その画数から、80を引くことで、判断することになります。(歴史上の人物を読む場合、読み方が旧字体になるので、画数はもっと増えますが)

勘の良い方は気付いたと思いますが、ということは、陽木において、81画とは、1画と通じるところがある、ということになります。
架空の樹に始まり、前回にはただ一本の樹となった陽木、では、最後にそれがどうなるのか、見ていきましょう。

81画 最大吉数
呼び名:天吉運、繁栄運など

81画は世界樹です。
ただ一本、残り続けた樹は、最後には再び世界を見はるかす、世界樹へと変わります。
生まれながらに才知に富む、健康、長寿、愛情深い、名声を得て社会で成功、大発展、一生が安泰、若い頃から飛躍、交遊も円滑、といった要素を持ち、豊かで、幸せな人生を送ることができます。

天地の恵み、幸運を一身に受ける数とされており、数ある姓名判断の中でも、47画、63画などと並ぶ、最高峰の運気を持つため、81画になる名前をつける、という一番の難点を克服できれば、素晴らしい幸運、人生を手にすることができます。


水が名前にある場合、水の感受性の強さ、感性が、81画の幸福への感謝、感動する心を与え、より人生を深く堪能すると共に、それを周りにも分け与え、幸福を皆で享受することに喜びを見いだすなど、素晴らしさに拍車をかけます。

画数が大きいため、4大凶数を名前に持つことはほぼなく、それ以外の水に対しては、81画の運気が強すぎるため、ほとんどの凶要素を排除でき、水が名前にあっても、不運、不遇を受けることはほとんどありません。環境にも恵まれるため、普通であれば、色々と困難を伴う水の感性を、最も幸福に享受できる組み合わせと言えます。

水が周りにいる場合、その感受性の強さから、81画の強運、吉性の強さに理想の幸福を見いだし、それを目指しつつ、前向きな努力ができる数で、陰から81画の評判を支えるなど、直接、間接問わず81画にも好影響を与えます。

水の、相手の心を配慮した心遣い、不遇な扱いでも相手のために何かをしてあげる姿など、論理や損得ではない行動であるが故に、81画も心動かされ、幸運の恩恵を水にも与えるなど、水も、努力に実りがある関係を築くことができます。


火が名前にある場合、81画の、怪我や病気に無縁の健康運、優れた才気が、火の行動力、発想力などに活かされ、大きな業績を残す、業界に名前を轟かせるなど、大きな功績に繋げることができます。

特に、社会運に貢献する組み合わせですが、それ以外でも、火の、コミュニケーション能力の高さから、人との良好な繋がりを得る、多くの仲間に囲まれ、公私に渡って助けを得られるなど、幸福の生を過ごすことができます。

火が周囲にいる場合、火の本音で語る様、素直さに対し、色々な幸運、才知に恵まれた81画が、率直に意見を返し、火がその行動力や発想力で実践に移し、発展していく、という、手応えのある関係を築くことができます。

火は、81画にとっても楽しい相手で、自分が話したことに対し、素直に驚愕する、感心する、実際に行動に移すなど、81画の愛情深さもあり、子供に接するような気持ちで関わっていくことになります。そして、81画の吉運の強さ、才知のため、その話を聞いて、行動に移す、という形で火も恩恵を受けられ、幸運を得ることができます。

土が名前にある場合、土が仲間意識の強さを持つのに対し、81画は、才知、受ける幸運の度合いが強く、仲間内でどうしても一歩浮いた存在になってしまい、土の望むような形での付き合いが難しくなります。

土の仲間意識は、自分は友好的に接する、相手と対等な仲を築く、相手に自分も意見を言い、自分も話を聞く、といったように、土本人の持つ度量のため、結果としてリーダー的な存在にはなるものの、中で抜きん出て一歩上をいく、競争意識のようなものを持つわけではありません。
81画はその点で、一歩も二歩も周りから飛び抜けた才、運を持ってしまうため、周りがその分、一歩も二歩引いてしまい、土の相手への配慮の弱さもあり、やっかみを受ける、意図せず嫌味と取られるなど、土の望むような仲間を作ることが難しくなってしまいます。

土が周りにいる場合、81画の豊かな才知、愛情深い人柄や強運のため、土ではなく、81画の周りに人が集まってしまい、土から仲間を引き離す、リーダー気質の土が、端役のような立場に追いやられるなど、土の、本来の立ち場が失われます。

81画は、運気の強さに加え、周りへの感謝の念や愛情も強く、土の仲間意識では、その愛情の深さには太刀打ちができません。同じく愛情の深い16画、逆境に強く、人に恵まれた65画といった、強運であれば、わりと対等な仲間付き合いもできますが、ほとんどの土にとって、大地ではなく、樹の方に華を取られる相性と言えます。


金が名前にある場合、81画の才知、強運に、金の物心両面の強さが加わってしまい、周りからは、良くも悪くも手に負えない、という意識を持たれやすく、本来なら周りから得られる、81画の幸運の恩恵が、若干弱くなってしまいます。

元々の81画の運気の強さのため、害を受けることはありませんが、周りから見たこの81画は、万能で意思が強く、何でも簡単に得て、成し遂げてしまう人、といったように、本来なら、それでも愛情の深さ、人柄のために人が集まるところ、近付きがたさの方が勝ってしまい、周りから得られる手助けが減る、有力者との縁が薄れる、といった形で、多少、本来の運気が損なわれます。

金が周りにいる場合、本来であれば、金の攻撃性、意思の強さ、強靭な精神力のため、木が害を受けてしまうところですが、81画には、一生が安泰、天地の運を一身に受ける、と言われるほど、幸運が働いていることもあり、害意のあるような金とは、そもそもの縁自体が生じにくくなる傾向があります。

特に、陰木において顕著で、陰の力が強く、味方になってくれる陰金であれば、縁が生じることもあり、多少コントロールが利かない、困った味方として金がいることもあります。また、陽金の場合、我の強さ、81画の影響により、角は取れて、独自の人柄こそあるものの、お互い深入りをしすぎなければ、穏やかな関係を築くことができます。

ということで、今回は最後の画数、81画、陽木についての解説とさせていただきました。

ここまでを解説して、それぞれの画数の、意味や背景、他の数との関わりについてなど、多くを語ってきましたが、個人的には、世界樹に始まり、木火土金水の陰陽五行を経て、世界樹で終わる、というのは、姓名判断において、名前とは、世界の森羅万象を巡る一つの循環を表し、人々が、どのような段階、流れを経て各々が世界を構成し、生きているのかを示しているようだ、と思ってみたりしています。

画数の解説はこれで終わりで、次回からは、「あ」~「ん」までの五十音が、その音の響きにより、どのような意味を持つのか、どのような人柄に繋がるのか、どう名前に関わってくるのかなど、解説していこうと思います。

ではまた🎶


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