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姓名判断ー相生相剋の基本構造9

はい、今回は、9回目の相生相剋の基本構造ということで、4つ目の相剋、⑨土剋水について、解説していこうと思います。


土剋水の原義は、土が水分を吸収すること。一見、相生のようにも見える構造ですが、大地は木と違い、吸収するだけで、そのために成長する、といったように、有効利用することはありません。土が水の感性、感受性を受けるだけで、それに応じては何物も返さない、というところに相剋の所以があります。

土には、大地という、確固とした普通、常識といった自分の世界があり、水の特異な感性、感受性の世界観は、まず受け付けません。
水の影響は、相生のある、木や金であれば心に響くものですが、土はそういった感性の鈍さ、ある意味では揺るがない、不動の大地といった性質から、単に透過させてしまうのです。

水が独自の考えで起こす行動も、土は自分の常識内で解釈、理解するため、単に非常識として、反発をする、もしくは、水路を作って排出するー平和のため、右から左へ聞き流すーといった対応をします。
また、土は、そうした常識の世界を、上に住まう生き物、仲間内で共有する性質があり、仲間と共に水の非常識さを揶揄する、排斥する、といった行動に出やすいのも特徴です。

水は凶数が多く、四大凶数に代表されるように、理解のされにくさ、独特の性格、不運などで、孤立、孤独を凶要素として持つ数も多くありますが、常識の名の下にそれを加速させ、水の孤立化を深めるのが、土による相剋、ということになります。


ということで、今回は相剋としては4つ目、土剋水の解説とさせていただきました。

相生相剋は、次回の最後の一つ、金剋木の解説で終わります。
その後は、陰陽配列についての解説を予定していますが、最後に一つ、相生相剋の使い方について、の回を設けるかもしれません。

相生相剋の内容を理解をしたは良いけど、結局何の役に立つの?どう使ったら良いの?何に気を付けるの?といった疑問もあると思いますので、その辺を例でも挙げてお話しできたら良いかな、と思います。

ではまた♪

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