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姓名判断ー考察①

本当はつぶやきの方で書こうと思ったのですが、先に色々おさらいをしていた方が分かりやすいですし、ちょっと時間があったので、今回はこちらで考察していきます。

今回、姓名判断の何を考察するかというと、れんの姓名判断ではこれを重視している、といえばお分かりでしょうか。

はい、姓名判断を難しくする要因、けれどこれがあるからより深く姓名判断を知ることができる、相生相剋についてです。

これまでの画数の解説でもさんざん出てきていますが、相生相剋についてまずおさらいします。

相生相剋とは、各画数、運勢の持つ五行の属性が、お互いに与える作用のことです。
プラスの作用を相生、マイナスの作用を相剋と言います。

はい、具体的に挙げると、まず五行とは木、火、土、金、水属性の5つで、5つあるから五行です。

この五行は相互作用があり、相生には木は燃料になって火を燃え上がらせ、火は土をより固く焼き上げ、土はその内から金を生じ、金は水滴を集めて水を生じる、水は養分となって木を育てる、として、それぞれ木生火、火生土、土生金、金生水、水生木、という名前が付いています。

相生とは、お互いが関わることで、この生じる側(生の字の左側ですね)が、生じられる側(同じく、生の右側です)の運気を上げる作用があり、どちらにもメリットがあります。

逆に、相剋は、木は土から養分を吸い上げ、火は金属を溶かし、土は水分を吸ってしまい、金属は木を斬り倒し、水は火を消す、ということで、それぞれ木剋土、火剋金、土剋水、金剋木、水剋火という名前が付いています。

相剋は、剋する側(これも、剋の字の左側です)が剋される側(同じく、剋の右側です)の運気を損ない、本来の運気を発揮できなくしてしまう、悪い影響に変化させてしまうといった作用があり、剋する側は自然にしていても無意識の内に剋される側の運気を損ないます。
画数にもよりますが、剋される側の運気が落ちるのは勿論、剋する側も恨みを買うなどして、トラブルに巻き込まれやすくなります。どちらにもデメリットがあります。

以上が、相生相剋のおさらいです。


で、一口に相生相剋といっても色々あるんですね。

普段の画数では自分と相手、という二人の間の相生相剋についてお話ししていますが、この作用は自分の名前の中でも作用します。
西洋占星術に詳しい方は、相生がソフトアスペクト、相剋をハードアスペクト、として読むとわかりやすいかもしれません。

例えば、天運が火、人運が土、地運が金属性の名前の場合、人運から見ると、天運は生じられる側、地運は生じる側になります。
天運は目上の存在を、地運は目下の存在を表しますから、この名前では、自分からは目上の人からは助けられ、目下の相手を助ける運気を持っている、ということになります。教師などに向いている名前だと言えるでしょう。

ところで、この属性の場合、天運と人運、人運と地運は相生ですが、その天運と地運は相剋になってしまいます。火、土、金の並びなので、火と土は相生、土と金も相生ですが、火と金は相剋になるのです。


これはどの五行でも同じで、土生金、金生水では土剋水が発生するなど、生じる側、生じられる側の二つの間では必ず相剋が現れます。

これを現実的に考えると、さてどうなるでしょう?

例えば、人運を自分、天運を上司、地運を部下とすると、上司からの助けは自分の助けになり、自分からは部下の助けになります。これは相生です。
ところが、自分を一足飛びにして、上司が部下を助けようとすると、それは助けではなく余計なお世話になってしまう、といった理解ができます。上司と部下の間は、自分というクッションがあって初めて成り立つ、ということになります。


上司にも上司の名前があり、また部下にも部下の名前がありますから、実際の鑑定にはこの二人の名前の影響も加味して考えますが、その二人にも天運、人運、地運がありますから、この辺りの理解、解釈に姓名判断を占術とする占い師の、実力の見せ所があります。

ここから先になると、もう専門家の領域ですので、更に深く学びたい方のため、別記事で書こうと思いますが、ちょっとかじった初級者の方にも、実は姓名判断も色々深いんだな、くらいに思ってもらえればと思います。


では、次回はまた画数の記事に戻ります。
あ、次からの考察はたぶんつぶやきに戻ると思いますので。

でわ✨

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