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小さな声と小さなこころを拾いたい

おはようございます。チャイルドコーチングアドバイザー&チャイルドカウンセラーの荒木です。

さて、上記に書いた資格は、通信教育で取得したものです。私がなぜ、こういった資格を取ろうと思ったのかということを、書いていきます。

私自身、小学校の時にいじめに遭いまして、今、思い返してみると中学の時は生きる屍のような時を過ごしました。
それなりに充実した時間を過ごしていたような気がしているだけで、実は隠れ鬱状態だったんだな、と思います。

自分のことがまるでてきていなかったんですね。歯みがきもできない、学校にいる授業中には枝毛ばかり探しているような、そんな時間を過ごしていました。
 自己否定感が酷くて、「私なんかいなくても」みたいなことばかり考えてて。何かするごとに「どうせ、悪いようにしかみられない」と思いました。何枚もの扉を閉じて、孤独を選んでました。

そんな私が結婚し、子どもが産まれた時に考えたのは、この子を私のようにいじめられないようにしなければ、そのためには、自分を主張するような子にしてはいけないと思い込んでいました。
心配のあまり、娘が幼稚園に行き出した時にはあったことを全てお母さんに話しなさい、と言っていた記憶があります。
夫の仕事の関係で、転勤族だったので何年か経つと居場所が変わるだったので、それも加味して他の人と深い関係にはなれず、自分だけの偏った考え方のみが支配していました。ただ、人に嫌われないように明るく振る舞っていれさえすればいいと。

そんな親に育てられ、その上逃げ場のない核家族で成長するしかなかった子どもたちの中に自己肯定感を育つわけもなく、もし近くに親以外に少しでも子どもの気持ちをわかってくれる人がいたとしたら、近所に甘やかしてくれる祖父母がいたとしたら、違っていたと思います。

「自己否定感の連鎖」が起こってしまうのは環境が影響することは否めません。

そのことを娘は全身全霊で教えてくれました。そして下の息子も同じようにまた違った形で環境からの影響を教えてくれました。息子の場合は、学校の環境でしたが。
どちらにせよ、子どもにはどんな環境が大切なのかということを考えることが大事なことだと思います。

私は、親なのだからちゃんと育てなければ、いじめに遭わないようにしなければ、という思いと前職が保母(今は保育士といいますが)だったこともあり、プライド的なものもあったのだと思います。

人に頼ったり相談したことはなかったのです。もちろん転勤族だったということも関係して。

私は、私自身と向き合うことさえ避けてきました。しかし、娘が全身全霊で訴えかけてきたことに向き合う覚悟をして、初めに手に取った本が「毒親」に関係するものでした。自分がどれだけ子どもに悪い影響を与えていたかということを思い知らされ打ちのめされました。
その次に読んだのが、「子どもへのまなざし」という育児本です。娘はもう20歳も過ぎてましたが。
私はその本に助けられました。
私の中に、子どもに対して愛情がなかったわけではない、私は表現の仕方を間違ってしまってたんだ、ということに気づけたからです。自然には涙が溢れていました。

自分の想いばかりを子どもに押し付けていたんだ、それが愛情だと思い込んでいたことに随分と時間がかかってしまいましたが気づくことができました。

子育てというのは、時に孤独になってしまうことがあります。特に、1人目の子どもの時はお手本になるのは自分が育ってきたことだけです。あとは育児書。
でも、子どもは育児書通りには育たないこともあり、それでまだ悩んでしまうことがあったりします。比較はいけないと思っていても、どうしても同じ年齢の子と比べてしまってる焦ったり。

それは私自身、経験したことでもあります。そんな時に少しだけホッとする言葉をかけてもらったりしたら肩の力が少し抜けて軽くなったりするものです。

大人自身がそうなのだから、子どもはもっとで、自分の思いや考えてることじゃない方向に決めつけられたりして追い込まれることがあるんです。

例えばケンカをしたとして、手を出した方が一方的に悪いと言われ、理由はどうでもいい、と言われたりします。
子どもの声を聴くことをしたりしません。また、学校で先生に反抗的な態度を取った時、何故そういった態度を取ったのか、その子の周囲はどういった環境でその子には何が必要なのか、どんな理由があるのか等、大切にされないで態度が悪いと一方的に叱られたり罰を与えられたりします。

それがこれからのその子の将来にどんな影響を与えるかなど考えることもなく。

私自身のことを含め、様々な身近な子どもたちの状況や成長段階を見てきた中で、子どもたちの声を聴くにはどうしたらいいのか、ということを考えるようになりました。

ネットで調べるうちに通信教育にたどり着き、まずは勉強してみようと思ったのです。

大きな声は拾いやすい。でも、小さな声や声にならない声はなかなか届かないものです。そういった声を拾うにはどうしたらいいのか、ということを考えるようになりました。また、大きな声は拾いやすいけど、その中にはどんなものが含まれているのかということを考えることは大切なのだということも考えるようになりました。

様々な思いを持った子どもたちがいて、様々な状況の子がいる中に、1人でもそれに少しでも気づいてくれる大人がいてくれることがもしかしたら、その子のほんの僅かかもしれないけど支えになるのかもしれないという想いで、そうなれるように学ぼうと思いました。

これは子どもにのみ焦点を当ててるわけではなくて、子育てをしている保護者さんに対してもで、私のこの毒親的な経験が少しでも役に立つことができるのであれば、そして1人でも多くの子どもが健やかに育ってくれるのであれば嬉しいとおもい、経験談を話すことにしています。

子育てはお母さん1人が責任を負うことではないよ、もっと頼っていいんだよ、そんなことを伝えたいと思いました。

私がチャイルドコーチングアドバイザー&チャイルドカウンセラーを取得したのは子どもたちの声を大切にしたかったから、そして、子育て中のお母さんたちから少しでも笑顔がみられるようにと願ったからなのです。

アドラー心理学も、アンガーマネージメントも、コーチングアシスタントも全ては、子どものこころの声を聞き逃さないため、そして何より私自身が間違わないための学びです。

あなたの側に、あなたのこころに1人でも寄り添ってくれる人がいてくれますように。

 どうか、ホッとする居場所がありますように。

 長々と…読んでいただいてありがとうございました。

じゃ、また!

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