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Week9: いま、この世界の片隅で起きていることを知りたい〜社会人17年目のイギリス留学🇬🇧

今日の写真は、クラスメイトとブライトンの街に繰り出した時のイルミネーションです。
中間課題が終わって体力回復❤️‍🩹をやっとしたので、ブライトンに遊びに行ってきました。
さて、街はご覧の通り、すっかりクリスマスモードです。
そして、、寒い🥶
5時にはとっぷり日が暮れます。。南からの留学生のクラスメイトは、雪が降るのを楽しみにしていて、毎日天気予報がグループチャットに流れております⛄️

さてさて、今週は学業において、自分は何に興味があるのか、を改めて考えさせられる機会があったので、書いてみたいと思います。

"Problem set"とは?

私のコースは、秋学期は4つのモジュールからなるのですが、そのうちのひとつに、"Sustainable Development Politics and Policies”という、持続可能な社会への変革のための政策と草の根活動の関係を学ぶ授業があります。こちらは他の政策系のコースの人も一緒の授業で、会計士のバックグラウンド多めの会計学などのモジュールに比べて幅広い知見を得られるという意味で、とても楽しみにしている授業の一つです。

期末課題に向けて、事前課題という形で400ワードのproblem setという課題が出ています。
このProblem setの課題では、任意の公的機関の政策、または市民のソーシャルムーブメントを取り上げて、なぜそれがリサーチするに値するのかを説明せよ、というものです。
この内容をもとに、学期末には2000ワードのレポートを書きます。
ということで、"任意の政策やムーブメント"をGoogleし続けること1週間。。
クラスメイトに会うたび、"何書くー?"と会話する日々です。
この課題を通じて、自分が何に興味があるのか、クラスメイトが何に問題意識があるのかを知ることができて、なかなか面白かったので記録してみたいと思います。

何を選ぶ?自分への問い。

前提として、大学院で学ぶにあたり、自分にとって大切なテーマは何か、心に問いかけながら学ぶことを大事にしたいと思っています。
そして、取り組んだ課題・エッセイは、何か自分の未来に繋げ、少しでも責任を持って行動できるものにしたい。
ただ、仕事に繋がるというだけでなく、個人として持つ多様な側面(消費者だったり市民だったり、、、)のどこかで責任ある行動ができるテーマ、行動に繋げられるくらい、内から何かエネルギーが生まれるもの、身近に感じられるものにしたい。
どのエッセイも、調べてエッセイにして終わり、ではなく、これからの人生に反映したいと思っています。

選択肢① 日本の政策を考えてみる

そんな中、政策と言われて、真っ先に思い浮かんだのは、福島第一原発の事故とその後のエネルギー政策でした。
誰しも、原発は怖いとわかっているのに、日々何ミリシーベルトといった情報に怯えて過ごしたのに、再生可能エネルギーにシフトすべきとわかっているのに、電気を使う生活は捨てられず、こまめに消すくらいしかできない自分がもどかしい。
なので、大学院のうちに一度真面目に考えてみたい、というのが最初に感じたことでした。

しかしながら。

Energy Policyは来学期にそれだけをテーマにした授業があるというのと、日本語の文献を久々に読むと、読めるスピードが圧倒的に早く、日本語スーパーイージー!

、、、ってこれで良いのか?と引っかかっておりました。

スーパーイージーなのは、一つの言語で共同体として共有する経験がある、ということ。その凄さを感じつつ、すでに知っている、経験していることから始めることで良いのだっけ?と。

選択肢②途上国のムーブメントを考えてみる

一方、世界中から留学生が集まる今の環境は、身近に感じられるもの、が圧倒的に増えています。
たびたびnoteに登場するインド、パキスタンはもちろん、インドネシアや南米、アフリカなど世界各地から留学生がきているので、友達の誰々の国の話だな、と思えるテーマがたくさんある。

クラスメイトからは、授業中のあなたの発言を聞いていると、人権や環境問題として何が実際に起きているかに興味があるんだと思う。
だから、もっと本当に起きている途上国の問題を取り上げた方が良いと思う、と言われました。

そこで、友人の多いインド、パキスタンに繋がりがあり、かつ、たまに利用していたフェアトレード団体について取り上げてみようかな、と。

フェアトレードにおける生産者団体は、女性の自立支援や伝統的な農法による環境保全、土壌改善などの目的を持って運営されています。
なのでそうした団体を調べることで、より身近に感じられるものが増えるに違いない、と。

補足: 私がよく購入していたのはこちら。雑貨がかわいい💕し、コーヒーも美味しいです☕️
※フェアトレードとは、正当な対価で、かつ、継続的に生産者を支援する取り組みのことで、洋服やアクセサリー、チョコやコーヒーなどがよく日本で販売されています。

選択肢③途上国と日本、世界をつなぐムーブメントを考えてみる。

しかしながら。

調べながら、ひとつひとつの生産者団体の動きは小さく独立していて、policyというまで広げて考えるのが難しい。
授業で習ったのは、こうした多様な草の根の取り組みから始めて、政策などに繋げたり、政策でなくても共同体の文化を変えていくことを教わっていたような気がする。

私個人としても、消費者として、フェアトレード製品を選択するという個人の行動からもう少し、広げた行動にチャレンジした方が良いのでは?と思ったのです。
自分がアクションできるもの、get involvedできるものは何か。。

ということで、思い至ったのが、ファッションレボリューション。

日本だと、大きくなっていく途上ですが、”Who made my clothes?” キャンペーンや、アパレル企業の透明性のレポートなど、政策や文化を変える可能性がある取り組みかも、と思い、こちらを取り上げることにしました。

調べることで世界が広がる。

世界の中でどんなムーブメントがあるのか、政策があるのかを調べる過程を通じて、世界で起きていることを知り、その地域からの留学生に意見を聞いてみることで、身近に感じることができる。
これってやっぱり、留学して大学院に来たからこそ、経験できることだと思いました。

この世界の片隅で起きていることを知る愉しさ。

400字と少ないですが、少ない分、クラスメイトたちと意見交換して進めることができる。この調べて会話することに、意義があるんだと思いました。

どんな仕上がりになったかは、お楽しみに。。

おまけ:隣町のLewesが素敵。

バスで30分くらいで行けるお隣の街、Lewes。
実はとても歴史が深く、12世紀頃の建物も残っていたりするなかなかの観光名所でした。
一番の名所のお城は行かずに帰ってきたのですが、私のイチオシは、ガーデンです。
秘密の花園という感じで壁に囲まれていて、その中に入ってみると、たくさんのリス🐿️さんが!
人に慣れていて、本当にすぐ近くで触れ合えます。イギリスの中世の街並みの残り香を感じられるオススメスポットでした。

珍しく晴天の空に古い街並みが映えます。
リスが目の前に!

それでは、今日はこのへんで。
みなさま、ごきげんよう。

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