自分の分野を限定する人の多いこと
「私は電気屋です」
と言った、自分の専門分野の会話は技術屋の間ではよく聞かれる会話だと思います。
発電業界においては、大きな括りとしては、機械、電気、計装、土木、建築です。そして、大企業であるほど、仕事もこの分野に固定され、基本的に変わることはありません。
そのため、機械屋に電気の話をすると、私は機械屋なので分かりません、と知らないのは当たり前かのような返答が返ってきます。言われた側も、じゃあしょうがない、となります。
大手電力会社のように人が多く組織がしっかりしている大企業では、違和感はありません。しかし、再エネ業界の技術者は、このような会話はあまりしません。むしろしない方が良いです。
専門を分けて業務ができるほど人はいませんので、案件毎に多くの技術担当は割り振られません。一人の時もあります。その場合に、私の専門外なので分からない、なんて言ってられません。
お陰で私はどの分野もこなせるマルチエンジニアとして様々な知識を吸収できています。バイオマス発電所を杭打ちから運転開始まで、土木、建築、機械、電気、計装の全てを担当することは、大手電力ではあり得ません。
このような経験を通して思うことは、自分の専門を自ら限定して、他の分野に挑戦しない事は、非常に勿体ないということです。いつの間にか大学で学んだ分野のみ制限している人が多すぎると思います。
どんなことでも一からチャレンジするのに遅すぎる事はありません。一度きりの人生、チャレンジしない事の方が損をしています。何事もやってみる、これこそが自分を成長させ、豊かにする方法だと思います。
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