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自営線におけるケーブルサイズのコストダウンの方法

 自営線のコストは当然布設するケーブルサイズによって変わってきます。距離が長くなればなるほど、ワンサイズダウンするだけで数千万のオーダでコストダウンが可能です。

 ケーブルサイズは、発電所の定格電流が、ケーブルの許容電流以下になるように選定され、許容電流は、布設箇所の環境や布設条件のパラメータにより決まってきます。しかし、このパラメータは一般的な値というものがあるため、メーカーが実施する計算の多くは、実際の布設環境を細かく考慮してないため、基本的には保守的な値となります。

 ケーブルは発電所の電力を送電するという超重要設備のため、許容電流に関しては保守的に設定しておいた方が、個人的には良いと思っています。しかし、プロジェクトの状況によっては、コストを絞らないといけない状況もあります。

 本記事では、私の経験を元に、適切にパラメータを設定してケーブルサイズを低減する方法を紹介します。

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