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#変圧器

絶縁油の漏出を完全に防ぐには至難の業、電力会社の油入変圧器における漏油問題の現状と課題

発電所の油入変圧器には多くの絶縁油が保有されており、もし漏油が発生した場合には外部への影響を防ぐために防油堤が設けられています。防油堤は、変圧器の油が完全に流出しても十分な容量を保有できるよう設計されています。

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大型変圧器の火災対策設備について解説します

大型発電所や超高圧変電所の屋外変圧器においては、火災対策として重要な役割を果たす設備が2つあります。これらは、万一の火災時に迅速かつ効果的に対応するために不可欠なもので、一つは消火を目的とした水噴霧消火装置、もう一つは延焼を防ぐための防火壁です。

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大地震時に発生する油入変圧器の漏油現象

変電所や発電所に設置されている油入変圧器は、大きな地震に見舞われた際、漏油が発生することがしばしばあります。これは、変圧器が持つ構造上の特性や設置されている部品の耐震性の違いに起因します。

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電力分野の漏油対策技術

電力系統には多くの変電所があり、そこには必ず変圧器が存在します。その変電所の数は7000か所にもおよび、変圧器の個数は1変電所あたり3台とすると2万台を超える計算となります。 電気は絶やさず供給しなければならず、これだけの数があると更新するのも容易ではありません。そのため多くの変圧器は老朽化が進み、フランジ部やラジエーターから絶縁油が漏油する事例は沢山あります。

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普段見ることができない!解体キングダムで大型変圧器の解体を放送!

NHKの番組「解体キングダム」で最近、大型変圧器の解体が行われました。変圧器の内部は普段見ることができないため、この放送はその複雑な構造を理解する貴重な機会となります。

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送油風冷式と導油風冷式の違いについて解説します

 油入変圧器の冷却方式で、送油風冷式(OFAF)と導油風冷式(ODAF)があります。どちらも送油ポンプにて油を循環させており、再エネではあまり見られませが、154kV以上の特別高圧で連系する大容量変圧器で主に用いられます。再エネで主に用いられる冷却方式については、下記の記事で解説しています。

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コンサベータについて解説します

 油入変圧器は巻線を冷却するために内部は絶縁油で満たされていますが、負荷による加熱や外気による冷却によって、絶縁油は膨張と収縮を繰り返します。この絶縁油の体積変化を吸収するために、変圧器には大気開放された空気の出入りをさせるラインがあり、この空気の出入りを呼吸作用と呼んでいます。

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変圧器の冷却方式について

 変圧器は巻線から発生する熱を除去するためにいくつかの冷却方式があります。JECを見ると様々な冷却方式が記載されていますが、実際の設備のパターンはそれほど多くはありません。

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励磁音とは?

 現場で変圧器からの励磁音を聞いた後輩から、励磁音はなぜ発生するのか?と素朴な質問を受けました。電気屋にとっては変圧器からの励磁音は空気を吸うように一般的な現象ですが、確かに疑問も持つ気持ちも分かります。

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現地耐電圧試験における注意ポイント

 発電所の使用前自主検査もしくは施工後の試験で必ず実施するのが、変圧器や発電機、GIS等の現地耐電圧試験です。電気屋にとっては大きなイベントの一つでもあります。耐電圧試験における注意ポイントについて解説します。

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変圧器の絶縁油管理

 油入変圧器の絶縁油管理は非常に重要です。絶縁油内に水分やガス、異物があると絶縁劣化の原因となり最悪、絶縁破壊を起こし電気事故に至ります。

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キック試験について解説します

 電流を測定するCTには向きがあります。極性と呼ばれておりkとlで表しています。 基本的には主回路に流れる電流の向きに合わせて電源側をk、負荷側をlに設置します。殆どが減極性なので、主回路がk→lに電流が流れると、CTのk端子からl端子に外部に流れる電流が発生します。  この極性は保護継電器の動作に非常に重要なため、必ず設備を設置後、現地で極性確認を行います。  変圧器やGISの場合は、BCT (ブッシングCT)と言って内部のブッシングに組み込まれるCTが使われます。この

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PCB不含証明

 特高連系で数十MVA以上の主変圧器を設置する場合、輸送限界のためラジエーターやコンサベーターは別々に運ばれ、現地で組み立てられます。  大型変圧器には殆どが絶縁油が用いられているため、ラジエーターやコンサベーターが取り付けられた後、絶縁油も現地にて封入されます。  変圧器の現地組み立てが完成するとメーカーからPCB不含証明なるものが発行されます。工場で絶縁油を入れたまま輸送される小型の変圧器でも同様です。  これは字の通り、PCBが絶縁油に含まれていない事を証明するもの

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