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再エネ技術者マガジン

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2021年9月の記事一覧

VCTの電力会社との調整方法

 VCTは、計器用変圧器(VT)と計器用変流器(CT)を一緒に組み込んだもので、計器用変圧変流器と呼ばれる電力量を測定する装置です。  発電所の場合、主に電力会社との売電/買電の電力取引量を測定する用途で設置されます。そのような用途のため、VCTは一般的に電力会社支給となります。家庭用の電力取引メーターと同じような扱いです。  取引電力量の計測なので設置場所は送電端となり、支給されるVCTを事業者側のC-GISやGISなどの受電設備に組み込まなければなりません。要は電力会社

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C-GISとGIS

再エネ発電所の多くの受電設備として、C-GISが用いられています。C-GISとは、Cubicle type Gas Insulated Switchgearの略で、キュービクル(盤)内にコンパクトに納められたGISです。  GISは、絶縁性に優れたSF6ガス(六フッ化硫黄:Sulfur hexafluoride )を鉄管内の充電回路に封入して、特別高圧の電路を隠蔽して露出させずに安全を高めたものです。

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再エネ業界の求人の探し方

 本日も読者からのリクエスト記事を書こうと思います。  私は2回転職していますが、いづれも転職エージェントを活用しました。実際に転職してみて、転職エージェントを活用した再エネ業界の求人の探し方を主に記載します。  転職サイトは、リクナビ、DODA、JAC、ビズリーチ、等々沢山存在していますが、情報を集めるなら、まずは主要な転職サイトを片っ端から登録することをお勧めします。

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再エネ発電所を観光資源として活用する

 さすが欧州は再エネをリードしていると思いました。洋上風車が映画の撮影に使われたり、見学ツアーに組み込まれたりと、観光資源として、地域貢献を果たす取り組みが行われているそうです。

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ZEBというゼロエネルギーの可能性

 本日も再エネマガジンの読者からのリクエスト記事を書きたいと思います。環境省のHPにも記載がある、ZEBという取り組みについてです。  ZEB(ゼブ)とは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称です。ビルで使うエネルギーを省エネと再エネで実質ゼロとするものです。いわゆる、ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のビル版です。  省エネは、パッシブ技術とアクティブ技術にカテゴライズされています。官僚が好きな横文字

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基礎ボルトという常識が覆された出来事

 先日、建設中の現場を確認していて、実際のEPC設計と当たり前だと思っていた我々の設計思想が違う事が判明しました。図面も確認していましたが、常識と信じていた部分でしたので、図面で指摘する事ができませんでした。  改めて思ったのが、育った文化が違うと、常識も常識でなくなると言う事です。それと同時に現場を確認する重要性を再確認しました。リモートでの仕事が増えている現代だからこそ、実際にモノを見て感じる、現場の重要性も増しています。  さて、設計の相違がどのようなものであったか

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再エネ開発における電気主任技術者の業務について

 本日は、読者の方からのリクエストである、再エネ業界に転職した際の電気主任技術者の業務、についての記事です。  私は再エネ事業者を2社経験してます。あくまでその2社での経験での話として紹介したいと思います。  発電所には、開発、建設、運転の大きく分けて3つのフェーズがあります。どのタイミングで入社するかによって業務内容は変わります。

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出力の小さい発電所を開発するのは非効率である事実

現在、数MW~数十MWの再エネの発電所の建設に携わっています。案件があることは技術者にとっては幸せなことで、お陰様で毎日忙しく仕事をしております。  複数の出力規模の違う発電所の開発を行う中で、感じたことが一つあります。それは、数MWでも数十MWでも、発電所をつくるリソースは大きくは変わらないと言うことです。

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接地設計=等電位ボンディングは覚えておくべき

 最近は複数の案件で接地思想に関する議論をしています。発電所の接地は非常に重要です。接地設計がしっかりしていないと、落雷時に機器が破損したり、計装機器にノイズが入ったりします。  分かりやすいところでは、電技解釈で出てくるA~D種接地があります。これは保安接地と呼ばれ、電気設備の事故時に速やかに電流を大地に逃がし、感電や火災事故を防ぐ目的です。そのため接地抵抗が低いことが求められるため、電技解釈で抵抗値が一定値以下であることが要求されています。

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ホリエモンも思考する太陽光ビジネス

 「堀江貴文のブログでは言えない話」という、noteの有料マガジンを購読しています。実業家でも知られる彼は、非常に合理的な思考をもち、時流を常に読んでいて、このマガジンは人生を豊かにするために非常に役に立つ情報源です。  そのマガジンな中で「ビジネスモデル教えちゃいます塾」というコンテンツかあるのですが、その名の通りホリエモンがビジネスアイディアを毎週紹介してくれます。

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本マガジンにおける新しい取り組み

 いつも私の再エネマガジンを購読頂きありがとうございます。  日々、皆さまに有用な情報となるよう、日々の私の再エネ事業の中でネタを捻り出しております。しかしながら、私の一方通行の情報発信となってしまっており、果たして皆さまの役に立っているものを発信できているかと感じております。  そこで皆さまからの質問や記載してほしい内容を募集します。可能な限り本マガジンの記事として回答させて頂きます。 方法は ・毎日の各記事のコメントに記載(内容と関係なくてもOKです!) ・私のTO

再エネ発電所におけるコロナ禍の課題

 コロナの影響は発電所建設にも表れています。発電所の機器には海外製や海外メーカー品も多数あるからです。  大手電力会社であれば安定供給という使命上、日本製もしくは海外品でも日本のメーカーがしっかりと技術的に扱える機器が採用されることが多いです。一方、我々のような再エネ事業者の場合は、事業性確保が重要要素となるため、コストの安い海外製の機器を用いることもしばしばあります。  海外製品で問題となっていることは主に3つあります。

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アークホーン+避雷器による落雷対策について解説します。

 以前、紹介した「大規模停電の記録」の中から、本日は送電線の雷対策であるアークホーンについて記載します。電験の中でも頻繁に登場するアークホーン。これを読んで電験の復習としても活用頂ければと思います。  アークホーンは送電線の碍子の両端に設置されている角(ホーン)状の電極です。電極の間にギャップを設けてあります。落雷等の送電線の異常電圧から碍子を保護する目的で、ギャップ間でアーク放電をあえて起こすことで碍子の破損を防止します。  送電線路に落雷があり、送電線から鉄塔へ放電す

コロナ禍の工事計画届出対応について

 最近は工事計画届出の対応業務もしています。技術者にとっては建設工程がスケジュール通りに着工できるか非常に重要なマイルストーンです。  本日は最近のコロナ禍での工事計画届出の保安監督部対応のノウハウ記事を書きます。

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