【自分用】映画『竜とそばかすの姫』

映画『竜とそばかすの姫』
待ちに待った細田神の最新作。
言語化するためのnoteなので、
ネタバレには最大限配慮して勢いで書き殴るけど、
これから観る予定の人で
事前情報あまり入れたくない人は観てから読みましょう。

★総評★
日本全国民に努力義務として観てほしい作品
(ワクチンと同意義)


★所感としては「細田神による全詰め込み!」
現代のクソみてえなところを全部詰め込んできやがった。やりよったよ細田神は。この作品を世に公開しちまうのか。と思った。ただ物語全体を含んで、これをそのまま2時間流してオリンピック・パラリンピックの開会式に出来ると感じたし、それもありなんじゃないか、むしろそれがいいのではと思うほど。(開会式も絶賛燃えてるし)レビューは賛否両論が湧き起こりそうだなと思うが、俺は賛。良く突っ込んでくれた。問題提起だけじゃなく「こう在れたらいいのにね」まで含まれていたと俺は感じた。


★それと同時に「居場所」についても熟考させられた。俺は人がイキイキと生きて行くために「居場所」が大切だと感じてきたし、その居場所創りがしたくて今の会社に入った。が、この映画だと「仮想空間」に居場所を見出させていた。「リアル」で居場所を創るために生きてきた身からしたら、大きな衝撃だった。将来を案じたけど、大丈夫。俺はこの映画を観てもなお「リアル」が大切だと感じているから。


★たくさん詰め込まれていたからこそ、いろんな人の感想を聞くのが楽しみだし、レビューもたくさん見たい。特に、ヤフコメやTwitterで精力的に活動している人たちの声が知りたい。俺には全く分かりきれない人種だから。


★この作品のメッセージはおそらく、俺が大切にしたいと思っていたこと、というよりは「俺が元々持っている良さ」のことを国民に伝えたかったのかなあと思った。俺はきっとそれの持ち主だし、持ち主だから上のような所感だったんだろうな。観ながらそれを感じられて、心の中で温かい涙が流れたようだった。


★Z世代とそれ以上世代では感じることが違いそう。Zには分かってそれ以外には分からないことがある。


★展開が少し難しく、置いていかれるところがあった。俺でもこれだから、今の小学生くらいの子どもたちは伝わりにくいだろうな。対象年齢は中学生以上か。


★アニメ映画と挿入歌との一体化。
君の名は。が火付け役なんじゃないかな。(それ以前が知らんけど)これが今後のそこそこ資金力のあるアニメ映画のデフォになるだろう。だからこそ金ローはエンドロールまで流すべきだし、この作品を公開するときは流さざる得ないだろう。そもそもこういう映画は映画館で観るべき。観ろ。相当いい性能のスピーカー付きのテレビじゃなければ感じられるものも感じられない。


★新海作品に比べると物語の丁寧さには欠ける印象だが、細田神の描く未来(異世界というべきか)はやっぱり超絶品。相変わらず非日常を描くのも上手かった。やっぱり俺は細田神について行くんだ。


★まさかの母校登場で笑う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?