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ホーム最終戦を終えて

先週末、今シーズンのホーム最終戦が終わった。
このスタジアムでのプレーがとても楽しくて、このスタジアムの雰囲気が大好きだった分寂しさもある。

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ローカルの人からすれば決して安くはないチケットを買って観にきてくれて、素晴らしい雰囲気を作ってくれたことに本当に感謝している。
サッカー専用スタジアムだからこそより近くでサポーターの熱気を感じられたこと。これはサッカー選手として大きな喜びの1つでもあると1年間このスタジアムで戦って感じることができた。

今年のチームはなかなか勝てない時期が多かったし、ピッチ外でもうまくいかないことが多かったシーズンだった。
それでも毎日のトレーニングから集中して、試合に向けてのモチベーションを持って臨めたのは、ホームでもアウェイでも、どんなに暑くても土砂降りの雨でも、いつもスタンドで応援してくれるサポーターの姿があったからだ。

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僕も子供の頃は三ツ沢球技場に横浜フリューゲルスの試合をよく観に連れていってもらっていた。
いま置かれた状況とは国もカテゴリーも違うけれど、試合前にピッチからスタンドの子供達をみるとその時の事を思い出すことがあった。そして、自分がフリューゲルスの選手をみて、ああなりたいと思っていた様にウボンの子供達の憧れや希望になれるような振る舞いやプレーをしないといけないなといつも思ってプレーしてきた。

何のために職業としてサッカーをやっているのか。そんなことを今年は考えることが多かったけれど、子供達に向けてやっている部分はすごく大事なことだと思っている。

サッカーは大きなビジネスだし、スポンサーのためとかチームの利益のためというのもわかる。プロである以上お金の話をするのは当然だし、自分自身のステップアップのためとか、もっと上手くなりたいとかそういう気持ちを持って結果を求めてプレーするのは当然のこと。

でもそういうことのもう1つ先に、子供達に向けてやっている部分をもつことが必要だと僕は思う。
子供達がみて憧れるようなチームであるべきだと思うし、彼らの見本となるような振る舞いができる選手であるべきだと思うから。
目には見えにくいちょっとしたことかもしれないけれど、その積み重ねが結果的に街を代表するクラブを作っていくし、より強いチームを作っていくのかなとも思うから。

ホーム最終戦を終えて今シーズンどれだけウボンの子供達の心を動かすプレーや振る舞いを僕らができたかはわからない。もっと先になって現れてくるものかもしれない。だけど今シーズンここウボンでプレーし、色んな気付きがあった経験は僕自身にとっては大きな財産になった。

ラスト1試合。来シーズンもここウボンの子供達がより高いレベルのサッカーを観られるように、自分のやるべきことを最後までブレずに全力でやり抜くつもりだ。

ではまた

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It’s up you

Renshi

サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。