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車椅子生活でも作れる簡単おやつ〜りんごとバナナのパイ


今日は気分を変えて、最近ハマっている簡単お菓子のレシピを紹介したいと思う。
今の私の体の状態でも作ることのできる、準備も片付けも材料も少ない、超超シンプルな手作りの果物パイ。砂糖もほとんど使わない。これが思いのほかいけてて、このところ何度か挑戦している。手作りお菓子なんて言うと、マメだねとか、面倒じゃない?とか言われるが、私がそんなものを作るわけがない。こんな不自由な体でも作ろうと思える簡単さなのであります。

私の現状はというと、このところ胸の突っ張る癒着部分が広がったのか、上半身を真っ直ぐにできず、立った状態では顔を上げられず、離れないと高いところが見えない。体を真っ直ぐできないから、歩いても徐々に足腰が痺れてきて、長く立っていることはできない。このところ、自分でも簡単な調理はするようにしているが、ずっと火のそばに立っていないといけない炒め物などは自ずと少なくなる。一方で、材料を入れてあとはしばらく放置しておける汁物や煮物が多くなる。でも、一汁一菜で十分だったりもするので、体にもいいことであるし、毎日、玄米、納豆、梅干し、野菜多めの汁に焼き魚などあったりなかったりという食事でいいんじゃないかとも思う。身体もあまり動かさないから、こういうメインの食事は1日1食でいい。朝は果物でいいし、もう一食は、何か少しつまむものがあればそれで済む。

ちなみに今日は、朝起きて、9時前に八朔1個と紅茶。あとは水や飲み物で繋ぎ、13時半ごろ、レーズンと胡桃入りのカンパーニュを一切れと紅茶。すぐにケアマネさんの訪問があり、その後、16時前に玄米ご飯、サバ塩焼き、大根おろし、オクラ納豆、ほうれん草おひたし、えのき&しいたけ、白菜、ネギの味噌汁という食事。そして、夜テレビを見ながら、これから紹介するりんごとバナナのパイに、ヘンプミルクのココアを飲んだ。

では、さっそくそのパイのレシピを紹介。

【りんごとバナナの簡単パイ】

パイシートは市販のものを使うので、作り方はトーストを焼くくらい、本当に簡単だ。パッケージ表には発酵バター入りと書いてあるが、だいたいこういうのは、一部発酵バターも使ってますよというだけで、全て発酵バターのワケはない。裏の原材料表示を見ると、小麦粉の次に書かれているのはマーガリン、発酵バターはその次だ。私はパンにつけるものとしてはもうしばらくマーガリンは買っていない。バターも最近はあまり使っていなくて、亜麻仁油やオリーブオイルを使っているが、パイの場合はしょうがない。また、日本の場合、まだまだマーガリンのトランス脂肪酸の問題は大きく問題視されていないのか、大量生産品のパンや菓子などで、マーガリンは使わずバターのみというというものは少ないか超高級品になってしまう。私も体が自由に動けば、バターのみ、もしくは最近出回りはじめたオメガ3の植物油から作ったトランス脂肪酸を含まないスプレッドと全粒小麦粉を使ってパイシートから作って、それの作り方を紹介したいところだが、今の身体ではパイシートをこねたり伸ばしたりするのは大変だ。なので、今の身体に合わせて、ここは涙を飲んで、市販のものを使う。探せば、マーガリンの入ってないものも売ってるかもしれない。これもたまたま近くの店に置いてあるので、ヘルパーさんに買ってきてもらえるというだけだ。

というわけで、多少妥協もあるが、今の私の身体でも作れるりんごとバナナのパイである。

<用意するもの>
オーブンかオーブントースター、グラタン皿
りんご、バナナ、冷凍パイシート、お好みでシナモン 以上。


当初はアップルパイを作りたいと思って始めたので、リンゴを鍋で煮てコンポート状にしてから使っていたが、やはりそれは面倒。それに、結局オーブンの中で40分くらい焼くのだから、焼き林檎というのがあるくらいだし、煮なくてもりんごは柔らかくなる。
りんごを煮ないということは、砂糖など甘味料は入れないので身体にも良い。白ワインやリキュールなども入れないので、味の洗練や高級感という部分では劣るのだろうが、りんごそのものの味だけでも素朴に美味しい。

というわけで作り方。

■パイシートは冷凍庫から出して15分くらい置いておくと、少し柔らかくなり、切りやすくなるので、その15分の間にりんごとバナナをカットする。
りんごは火が通りやすいように5〜7mmくらいの櫛形に。バナナも同じくらいの厚さで輪切りにする。

■パイシートが少し柔らかくなったら、使うグラタン皿に敷き詰められる大きさの長方形を1枚切り出し、残りで上に格子状にかける紐状のものを適当な本数切り出す。

■長方形のパイシートをグラタン皿に敷いたら、その上に、りんごを敷き、そのりんごの上にバナナを敷き、またその上に残りのりんごを敷き詰める。その上に、お好みでシナモンを振り、紐状に切ったパイシートを格子状に並べて、端を、底に敷いたパイシートにくっつける。


■形ができたら、そのグラタン皿を、200度に温めたオーブンに入れて表面のパイに焼き色がつくまで焼き、その後、色がついたら、温度を180度にしてさらに30〜40分焼く。この焼き時間は、パイシートの袋にアップルパイの作り方として書いてあった時間なので、ご自身の加減でやって大丈夫だと思う。
私はもはや焼き色とかも気にせず、200度で10分くらいタイマーかけて、時間が来たら180度にしてタイマーを30分にしてあとは音がするまで放置するだけで完成である。

写真のパイはよく覚えていないが、200度で20分以上焼いてたような気がする。その後180度20分ほどであったか?まあ、焼き時間が適当でも外から見て、パイに焼き色がついていれば大体は大丈夫みたいだ。

私はお皿ごと出して、スプーンやフォークで、皿から掬って食べているが、もっと食べやすいものが良ければ、パイシートを格子状にせず、袋状にして、中にバナナとりんごを入れるようにすればいいのかもしれない。これはまだやったことがないので、これだと、りんごがちゃんと柔らかくなるかどうかがわからないので、今度やってみようと思う。焼くときはグラタン皿に乗せて焼いたのでも、天板に乗せたのでもいいと思う。オーブントースターだと格子状の網しかついてないかもしれないので、グラタン皿に乗せて焼いたのでいいと思う。

思う、ばかりですいません。適当レシピなもので。

あと、私はなるべく炭水化物やバターを減らしたいので、柔らかくなったパイシートをさらに押さえて薄っぺらく伸ばして広げて、使う分量をなるべく減らすようにしている。

パイシートはなるべく薄く、りんごとバナナはそのまま、砂糖を加えず、一緒に焼くだけ。また、パイといえば、最後に卵黄を塗って艶を出すものだが、それが実は最も面倒な工程だ。別にやらずとも、それはそれで、サクサク感の強いそういうパイだと思えばいいのである。バナナの甘さが温めることで強調され、かといって角のある甘味ではない。とても優しい甘さ。それだけでもいいのだが、私はそこにりんごの酸っぱさが加わった方が好きなので、りんごも入れる。酸っぱさを求めるなら、今は紅玉あたりがいいかな?

贅沢をいえば、パイシートのマーガリンと発酵バターの部分が無塩のカルピスバターやエシレバターだったらもっとあっさり感のある、あと口の良いものになると思うのだが、それだとかなり高価なものになる上に、市販ではそういう製品は日本にはないんじゃないだろうか。

まだまだ、美味しくなる余地はあるが、簡単レシピという意味では、これが最強か。
お試しあれ!




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