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大西恒樹さんの「命の選別」発言について

大西さんの命の選別のコメントについて

私は、大西つねきさんが初めて地上波に出演したテレビ「増山麗奈の未来のタネ」に一緒に出演・企画をしたり、動画コンテンツ「目からうろこの経済の話」アマゾンプライムからも視聴を製作してきた。私の監修する雑誌「猫のように生きる」でも大西さんの原稿を掲載している。

「この人はすごい」と大西さんを世の中に紹介するきっかけを作った一人かもしれない。

だから現在問題になっている「命の選別」について、自分なりの見解を記す必要があると考える。

大西さんの「命の選別」動画を見た。人として、許容ラインを超えて、アウトな発言だ。
うっかり言葉を間違えて、というよりも大西さんの正直な本質的な見解ではないかと思った。

高齢化、闘病により安楽死を実際に検討した知人を持つ一人の人間として、大西さんの発言を許すことができない。

前後を切り取ったといえ、そこだけ聞けば大西さんの発言は殺人容認だ。あの言葉によって多くの人が傷つき、れいわはその支持率を大きく減らした。

友人だからこそ、大西さんに伝えたい。(ご本人にもメールをした)大西さんは責任を取って政党を辞任し、個人として反省し行動をすべきだ。


大西さんは経済的に困窮している高校生たちに炊き出しをずっと行っている人だ。そして父親でもある。
だから現在の制度が若者たちにとても不平等なものになっていることに日ごろからずっと憤りがあったのかもしれない。

だとしても言葉の使い方を間違えすぎている。
れいわ新選組山本太郎代表は以前、N国とは一緒に活動しない。なぜなら差別主義、レイシストだからだ、といった。
しかし山本太郎氏は、大西恒樹氏に教育の機会を与えるといった。
私は、甘いと思う。議論の場は設けるべきかと思う。
しかし組織の存続を考えたら、まず、大西氏を組織から除名にするべきだ。
なぜなら、この問題は放置しておくと本当に危険だし、この大西さんの発言に共鳴した人が多数集まると、本当に危険組織が生まれてしまう恐れがあるからだ。
だから、大西さんと対話をするにしても組織からは除名したうえで行うべきではないか。
大西さんの言葉に共鳴する人は一定数、もしくはかなりいるだろう。
異常気象・食糧難・飲料水不足に経済不況 失業率増加 コロナ感染拡大
生きることがムリゲーになってきた。
世界中でこのままでは暮らせなくなる人がたくさんいる。
そして広くムリゲー無理強いによるルサンチマンが広がっている。実際、この星に生き残れる人、このままだとかなり限定される。

桜井誠氏があれだけの票をとった背景には「自分が苦しいのになぜ外国人優遇するのか」という潜在的な思いがある。
根本的なシステム変革を考えるより、「救われる価値のない人を排除する」発想のほうが、より短絡的で伝わりやすいのかもしれない。しかしこういう考えを放置すると排外主義が広がり暴力的な行動などに発展してしまう可能性もある。
だからこそより多くの人を救うために何をするべきか、という議論がもっともっと必要なのである
私は大西さんにはだからこそより多くの人を救うための国債発行、政府通貨が必要だといってほしかった。
太郎さんは、そのような主張を都知事選でしていたんだよね_。
命の選別が始まったとき、
私は自分が(価値がないので死ぬ側)になるのではないかと恐れる。
北九州の豪雨被害、自然災害、コロナ禍による失業、様々な要因で弱者になっている人がたくさんいるなかで
自分に価値がないかもしれないと、思う人は多いのではないか。
土砂降りの中で住まいや仕事を失った人があの言葉を聞いたとき、それは存在をその人の否定する刃であろう。
年齢で区切って命の選別をするという発言は政治家として人としてしてはならない。

大西さんは元々JPモルガンの超絶エリートの中でも、敏腕の為替ディーラーである驕りがあるのかもしれない。
私は自分が監修を行った「猫のように生きる」で大西さんの記事を掲載させていただいた。
大西さんは、より多くの人を救うための経済解決策(国債発行公共貨幣)を実現する人だと期待していた。
反緊縮で、お金を配れば、誰もが平等に生きる世界を作れる可能性が目の前にあるのに
ユニバーサルベーシックインカムとはそういう概念なのに
それを実現する前に命の選別という発想になるのは
とても残念だ。
今回の発言はとてもショックだった。

これからベーシックインカム現金給付は、財源論と同時に、命を尊重する命の大切さをセットに発信していかねばならない。




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