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サハラマラソン2021 エルラシディアへ、サハラ砂漠はめちゃ暑かった....(2)



enter航空のフライトはスペイン上空、ジブラルタル海峡、アトラス山脈を超えて、エルラシディア空港へ着陸した。

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この空港に降り立つのは2014年(29回大会)以来なのだが、めっちゃ空港が新しくなってますやーん!これもサハラマラソン効果なのか?


入国審査のカウンターは、7年半前は2つしかなく、えらい行列で待たされた記憶があるのだが、今では4-5つくらいでテキパキ?作業されてはるー(感動)
列に並んで待っている間に、係員がPCR検査の陰性証明とワクチン接種証明(衛生パス)を(ちょい見レベルでがあるが)チェックして、効率的やないかー(感動)


入国審査を抜け、預け荷物をピックアップし、税関を抜けると、、、
おおおおおおおーーーーーーーーーーっ!懐かしいパトリックの声が聞こえる。
先にタケシさんとびとーさんが向かう、彼らを見るなり、
「ジャパン?オゲンキデスカ?ハジメマシテー!」
サハラマラソンの主催者であるパトリック、自分が知り得る限りの日本語が炸裂し、グータッチで歓迎の意を表す。


と、パトリックの視線が私に向けられる。
「Oh.....」とパトリック、胸に手を当て、なんと言っていいのか言葉に詰まる。
「レナー!」とハグしたいけどできないもどかしい感じで、パトリックが私の両腕をさすって「元気だったか?」なんて話しかける。で、結局、軽くハグしちゃいましたけどね。


ほんと長かった、、、ここに再びやってくるまでが長かったですわ、、、。


と、あれ?
空港内でティーパーティみたいなことが起きているではありませんか。

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例の甘〜いお茶とお菓子が振る舞われる。
これが35回大会のサプライズの1つだったのね。どうせバスに乗り込んだら待たされるだけなんだから、ここでギリギリまで時間潰してやるわい。



あ、そうだ。
パトリックとの記念写真撮っとかなきゃ。

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「順子(注1)は今回来なかったの?」とパトリック。
「エントリーはしていたんだけれども、来年に変更したみたいです。」
「なんで?」
「日本は帰国後2週間隔離があるので、さすがにお休みをそんなに長くは、、」
「オララ....(絶句)」
ワクチン接種しているにも関わらず、PCR検査で陰性になっても2週間隔離があるということに驚きを隠せないパトリックである。



空港の出口で、モロッコ伝統の歓迎の舞(?)を観ながら、バスの乗車待ちしていると
「ん?あれは、、、」

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アリさんだ!!!!
初めてサハラマラソンに出場した2013年(第28回大会)以来のお付き合いで、モロッコ政府の官僚さんである。てか、アリさん、私を見るなり、
「痩せた?痩せたよね?痩せた?」ってめっちゃ連呼して恥ずかしいんだけどー。
ええ、確かに以前より痩せてはおりますが、誰も気がついてない、アリさんしか気がつかないレベルでございますよ、、(涙)



バスに乗り込み、出発を待つ。
「あ、オマー!ここ、ここ、どうぞ。」

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入国審査を待っている時に知り合ったシンガポール在住のオマー、サハラマラソンに参加する初のインドネシア人である。シンガポールの某仏系投資銀行で働いていて、奥さん共々日本食が大好きで、日本食が食べたいがために週末東京にやってくるという生活をコロナ前にやってたらしい。

おおおー、オイラも週末弾丸東南アジアやってたよ。金曜日の仕事帰りにそのまま空港へ行って、深夜便で東南アジアに飛び、月曜の早朝に戻ってきて、何事もなかったかのようにそのまま出社するやつな、って話で盛り上がる。

カラッカラの渇ききった大地をバスが走る中、寿司とか、ノドグロ大好きとかそんな話ばかりするから生唾出てきたやないか。



そんな話で盛り上がっている最中にロードブックが配られた。
早速、各ステージのコースマップ、そして今大会の総距離を確かめようとするが、

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やられたー!!
ステージ4(オーバーナイトステージ)がミステリーステージってなってる!
これも35回大会のサプライズってやつですか、、、。


バスに乗ってから1時間ちょっと経った頃だろうか、、

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あ、なんか、野営地らしきもん見えてきた。
はやっ!もう着いたんか!?



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注1)女性のサハラマラソン最多出場記録(17回)を持つすごいお方。




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