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天空の城塞、備中松山城 [現存12天守] [日本100名城] [日本三大山城] [岡山県高梁市]

(2020年8月の攻城記録)


岡山から観光名所でもある倉敷にも寄らず、そのまま電車を乗り換えて着いたのは備中高梁駅です。そして、市内巡回バスに乗り込み向かったのが、、、備中松山城への登城口、、です。

天守まで1,500mという案内に軽くめまいがしました。平坦な道の1,500mならば余裕のよっちゃんですが、この炎天下で山登り1,500mはかなりキツイ...death...
しかし、せっかくここまで来たのだから、「現存12天守」なんだからと自分に言い聞かせながら登城開始です。



こんな感じのトレイルをひたすら登っていきます。
この登っている山は臥牛山というらしく、大松山、天神丸、小松山、丸山の4つの峰に分かれているそうで、小松山の頂上(標高420m)に備中松山城の天守があるとのこと。


しかも、ここは猿の生息地で今はやっていないけど、昔は餌付けしていたようです。道中、猿に遭遇したらどうしようと心配しながら、そして、寄って来る蚊を手ぬぐいを振り回してやっつけながら登っていきます。とにかく暑い、汗だくだく、、、。



播州赤穂の大内蔵之介がやって来た時に座った石だそうです。
もう暑くてきつくてちょいと自暴自棄になっている頃、良いタイミングで座り心地の良さそうな石が出て来たよね、ウンウン、座ってしまう気持ちがわかりますワ。



ん?何か物見櫓のような建物が見えて来ましたよ。人の声もします。
もしかして、備中松山城にもう少しで着いちゃうのかな?



その期待をあっさりと裏切ってくれました。
備中松山城へは後700mで、ようやく半分を超えたところでした。そして、ここはシャトルバスの駐車場と休憩所(自販機やお店)でした。つか、シャトルバスでここまで来れたの!?



さて、残り700mになりましたが、ここから明らかに道が変わりましたね。
舗装されています!そして、蚊がいなくなりました!


「あわてずゆっくり歩むべし」と城主も励ましてくれています。



かつて山の麓にある御根小屋と天守との伝達手段として使われた太鼓の丸、中太鼓の丸跡を通過します。御根小屋は松山城主の日常の居館、領内を治める政庁として使われていました。


「よくぞまいられた」と城主が言っているてことは、ようやく、ようやく着いた!



ちょ、大手門の脇の石垣がものすごい!!天然の岩盤と人工の石垣が見事に調和しています。これだけでも見に来る価値は十分ありますね。いや、とにかく素晴らしい!



大手門から城内へ、三の丸へ入ります。



こちらは足軽箱番所跡。



こちらは櫓跡ですね。



この土塀は一部現存のもので、残りは復元されたものだそうです。
どこが復元された部分なのか見た目ではよくわかりませんが、壁の段差で区切っているとか。



いやはや、山城なのにこんな見事な石垣、、どこから石垣を切り出し、運んで来たんだか。



こちらも櫓跡ですね。



どんどん登っていきますよ。



こちらは厩曲輪跡で、荷馬をつないでいた場所です。馬もこんな山道を登らされるんですね。



黒門と四の平櫓跡です。ここから二の丸へ入ります。



この階段を上ったら二の丸です。


二の丸から高梁市の街並みが見えます。というか、ここまで上って来たのか、、。



さて、いよいよ本丸へ、、、とその前に、、



ぐるっと本丸の周りを見て歩きます。



ここが搦手門跡(いわゆる裏口)ですね。



その側には櫓台跡らしきものがありますね。



こちらは二重櫓跡でこれも岩盤の上に石垣を積み上げてますね。ザ、山城って感じがしますねえ。



天神の丸跡が420m先にあると、、大松山城跡が580m先にあると、、
すみません、今回はパスさせて頂きます(涙)



山城でこんな見事な石垣が見れるとは思ってもみませんでした。



番所跡。



二重櫓に近づいてみました。切り立った岩盤がカッコイイ!



後曲輪跡。



九の平櫓跡。



さて、いよいよ、本丸へ向かいます。

本丸への入場料は大人300円です。
お城の入場料って現金払いが多い中、ここはPayPayで支払うことができました。



おおおおー!現存天守きたー!!!



天守内に入る前に、六の平櫓跡。



この土塀は現存、、なのかしら?



いよいよ現存天守の中に入ります。



と、その前に、本丸東御門(復元)。



八の平櫓跡。



さて、今度こそ、現存天守の中に入ります。



ここは八の平櫓とつながっていた廊下でした。



階段を上って天守内に入ります。こちらが1階部分。



そして、例のごとく急な階段を上って2階へ。

やっぱり当時の様子の妄想を色々と掻き立てる現存天守はいいですねえ。



天守の裏手、二重櫓の正面脇にあるのが腕木御門(復元)です。



こうやって下から眺めると「天空の城塞」と言われるのがよく分かりますね。



城主よ、ええもん見せてもらいました。


さて、今度はシャトルバスに乗って備中高梁駅まで戻るかと、さっきの駐車場まで戻って行ったら、な、なんと、今日はシャトルバスは運行していないとのこと!

ショックを受けつつ、もと来た道を登山道入口のバス停まで戻っていきましたが、バスのタイミングが合わず、結局、備中高梁駅まで徒歩で戻っていきましたとさ.....。



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