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7. 休息日


ゴール後は水をもらって(5ℓ!)テントに戻り、シュラフを引っ張り出してそのまま爆睡。

で、3−4時間しか眠れず、朝の8時頃に目覚めてしまう。両隣のスペイン人選手はもちろん私より先に戻って来ていたのは知っていたが、お向かいのルーマニア人選手も戻って来たようだ。同じテントサークル内で戻って来ていないのはオランダ人選手だけだった。二度寝しようにもあまり眠たくないので、チョコレートやビーフジャーキーなどをモグモグ食べる。テントの中で寝転がってぼーっとしていたりして過ごす。

大会スタッフが最終ランナーが戻って来ているというので、ゴールゲートを見に行ってみると、ちょうど同じテントサークル内のオランダ人選手が戻って来ていた。その後も何人か戻って来たので彼女が最終ランナーってわけではなかったのね。と、今度こそ最終ランナーだとひときわ盛り上がりを見せる瞬間がやって来た。

私も一目見ようとゴール近くまで行くと、なんと日本人選手のSさんだった。長い時間お疲れ様でした!ゴールの瞬間を立ち会えてよかった。

Sさんのゴールを見届けて、自分のテントに戻る途中、

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あれ?オーバーナイトで一緒だったワンちゃんだ。結局、ここまでついて来たのか!しかもマーキングのテープが首に回れている。なんと一夜にしてHalf MDSのマスコット犬になったのか。


ロングステージ後の今日は休息日。
全員、お昼前までにゴールしたのでゆっくり休める。と言っても暇なんで、テントでゴロゴロとネットしたわ。相変わらず、クソSIMは使えないので、諦めて海外パケ放題でネットしている。この件は帰国したら正式にクレームして、決着つけるぜ。

と、なんか周りがざわめいた、というか賑やかになった。
なんだろうと、外を見てみると、トラックに列ができている。まさか?と近づいてみると、なんとキンキンに冷えたコーラを配給しているではないか!おおお!ハーフ砂漠マラソンでもコーラの配給があるのね!たったの4日間だし、と思っていたのだが、やっぱりステージレースの合間に頂くコーラは本当にうまいよ!!

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今年のサハラマラソンではスリム缶という悲劇だったが、ここではその倍の500mlのペットボトルである。サイコー!

そして、14時から更に5ℓの水の配給があるというので、水をもらいに行く。つか、これ5ℓでボトルがでかいから、サハラマラソンみたいに、食器とか、シャワーとか、空きペットボトルの活用ができないんだよね。多すぎて使いきれないの。


夕方からワークショップがあるようで、これ全部参加必須なのだろうか、好きなものに出るだけでいいのだろうか。

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掲示板に貼ってあったスケジュールを見ながら悩んでいるところに背後からパトリックがワッと驚かすではないか。

テクニカルチェックの日にパトリックと一緒に写真を撮ったので、それをFacebookに投稿していたのだが、それを見たらしく、「すごい反応だね」と機嫌良さげ。「そうですよ、みんな東京で会えるのを楽しみにしているんですよ。」というと、満足気に頷いて、どこかに行ってしまった。


さて、水がたっぷりあるのでお洗濯でもしようかな。
このレースにはうんこ袋がないので(素敵な渋滞知らずの簡易トイレ設置)、うーん、どうしようかなと思っていたら、ジップロックの大きいサイズのものがあったので、それを洗濯に使う。洗いたいものを水と一緒にジップロックに入れて、モミモミする。


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島原のRUNのTシャツも洗って干しちゃいました。

初日に着たのだがものすごく汗臭くなってしまったので、昨日は着替えのRaidLightのシャツを着た。
意外に湿気があって、なんか不快感があるんですよ。


さ、いよいよ明日は最終日。

サポートして頂けると単純なのでものすごく喜びます。サハラ砂漠の子供達のために使います。