サハラマラソン2021 エルラシディアへ、サハラ砂漠はめちゃ暑かった....(1)
朝6時、シャルル・ド・ゴール空港ターミナル2B集合。
ホテルからの移動、そしてターミナル2Bが近づくにつれて、いかにもサハラマラソン出ますよーって人達がわらわらと集まってくる。つられて高揚感が高まる。
空港のそばで民泊していたタケシさんと合流し、3人でチェックインカウンターに向かう。もうね、順番待つ間もワクワクドキドキですわ。高まる。
3人一緒にチェックインして、横並び席を確保する作戦で行く。
パスポートを見せると、チェックインカウンターのスタッフがパラパラとパスポートのページをめくりながら、
「ビザは?」とかのたまう。
は?何言っちゃってくれてんの?
「モロッコはビザ不要ですが?」
と返すも、そんなことはないと、隣にいるチェックインカウンターのスタッフに日本人はビザいるよね?と確認し始めやがる。すると「シェンゲンが、、、うんたらかんたら」とか意味不明な話をしている。
「いや、ビザ不要だし、モロッコは何回も行っているけどビザとか聞かれたことないし」
と、ちょいと揉め始める感じが、ああ〜懐かしい、海外だわぁ〜って、こんな時ではあるが、ちょっと感傷に浸ってしまう。
不穏な空気を感じたのか、チェックインカウンターで待機している大会スタッフも介入し、パスポートのフランス入国のスタンプを見せながら救いの手を差し伸べ、結局、ビザの件は有耶無耶になり、無事にチェックイン手続き終了。
(....てか、ビザの有無よりワクチン接種証明、PCR検査結果の方を気にしろや...)
セキュリティチェック、出国審査をするするっと抜け、どうせ搭乗まで時間があるし、機内では食事は有料だからとショップでお買い物して、のんびり搭乗口に向かったら、、
あれ?もう搭乗始まってるよ。珍しい.....。
どうせ急いで搭乗しても、機内で待たされるだけだからとのんびり搭乗する。
飛行機へ向かうバスに乗り込み、出発を待っていると、、、
「あーーーーーっ!!!」
スイスのサハラ仲間、キャロルとの涙の再会である。
「ついに、ついに!」とお互い感極まる。キャロルはスイスで「Outdoor And News」というサイトを運営している走るウェブメディアである。
ということで、キャロルにタケシさんとびとーさんをご紹介。
特に、びとーさんについては「チームジャパンのリーサルウェポンだから。今に分かるよ。」と意味あり気に言っておく。
びとーさんはびとーさんで、キャロルがつけている腕時計を見て、自分と同じだと盛り上がっている。まさかこの時計がな、、、その時は知る由もなかった、、。
そして、パトリックの通訳、ギョームもバスに乗り込んできて、サハラマラソンのいよいよ感が更に出てきた。
機内に乗り込む。
チャーター機なので当たり前と言えば、当たり前なのだが、機内は図体のでかい人たちで埋め尽くされて、満員御礼である。
パリからエルラシディアまでは約3時間のフライトである。
機内でそれぞれ思い思いの時間を過ごしていると、
「レナさん、レナさんっ」と横に座っているタケシさんが話しかけてくる。
「びとーさんのメディカルチェックの診断書、フォーマットが古いんです。」
「えっ!!!??∑(゚Д゚) ど、ドユコト?」
子曰く、いや、びとーさんいわく、2020年に35回大会が開催される予定だった時にダウンロードした診断書フォームをそのまま取っておいたらしい。
おー、物持ち良すぎるよーっ.......orz
昨日、びとーさんの部屋にまで行って必須装備を指差し確認したのに、さすがに診断書の内容まではチェックしていなかったわ、、、。
コレは想定外、、、想像の斜め上行きましたわ。
日本出発前にも気がつくチャンスはあった。
ある日、びとーさんが、「心電図の原本ってコレでいいんですかね?」って、診断書の写真を送ってきた。
その時に、あれ?びとーさんの診断書には名前とか基本情報がプレプリントされてるんだ?私のにはなかったな、くらいにしか思わず、それよりも、、、、
い、いや、それは診断書であって、心電図ではないよー😭
び「クリニックに行った時にもらえなかったのですが💦」
私「下さいと言わないと通常はくれないんですよ、、」
タ「行く前に気がついてよかったですね!」
という会話が繰り広げられ、診断書の書式が古いとか気がつかず、、、、。
「で、旧フォーマットと何が違うんです?」
「ワクチン接種情報を記入する欄が追加されてますね。」とタケシさん。
「じゃあ、(余白に)書いておけばいいですかね。」とびとーさん。
「そうだね、メディカルチェックではそこまで気にするとは思えないけど、なんかあったらゴリ押ししよう。」
って、この旅で何回「ゴリ押し」って言ってんだか、、、
(続く)
おまけ
(タケシさんの診断書を見ながらワクチン接種情報を記入するびとーさん)
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