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サハラマラソン2021参加にあたって、出入国手続きの覚書等



今朝、届いたサハラマラソンに関するアップデートを読む限り、
OFFICIAL STATEMENT FROM THE RACE DIRECTOR

今年10月に開催される見込みが高そうってことで、海外渡航にまつわる制限等をまとめてみた。ちょくちょく公的機関のサイトをチェックして、訂正や更新をかけていこうと思うが、もし何か漏れていることや訂正があったらご指摘頂けるとありがたい。



(2021.9.25現在)
うっかり失念していたモロッコからフランス入国に関する記述追加

(2021.9.23現在)
「水際対策上特に懸念すべき変異株に対する指定国・地域」からのすべての入国者に対する検疫の強化対象からフランスが外される。

(2021.9.7現在)
フランスの外国人旅行者向け衛生パスに関する記述更新
在日モロッコ大使館への問い合わせ回答を更新

(2021.8.20現在)
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧にフランスが追加される。

(2021.8.12現在)
「水際対策上特に懸念すべき変異株に対する指定国・地域」からのすべての入国者に対する検疫の強化対象にフランスが追加される。




1. フランスの入国制限と必要書類

レース前と後で2回フランス入国することになるが、ワクチン接種済みであればグリーン・オレンジ・レッドゾーン共に自主隔離は不要。

a) 日本→フランス(レース前)

・日本は最も規制の少ない「グリーン」に分類
・日本からフランスへ入国する際は自主隔離は不要
・入国時にワクチン接種の証明として、日本で発行されたワクチンパスポートは利用可。但し、フランス国内のショッピングモール。飲食店等の入店に利用される衛生パスのような扱いはできない。
モロッコ入国時にも使えるので、旅行者用の衛生パスを取得した方が良い。


【日本からフランスへの入国制限に関するポイント】
・日本は、最も規制の少ない「グリーン」に分類
・渡航にあたって特別な理由:必要なし(ワクチン接種の有無にかかわらず)
・日本からフランスに渡航する場合の新型コロナウイルス感染検査:ワクチン接種済みの者は、新型コロナウイルス感染検査不要。ワクチン未接種の者は出発72時間前以内のPCR検査または抗原検査による陰性証明書が必要(12歳以上のみ、12歳未満は不要)
・フランスに到着後の自主隔離:必要なし(ワクチンの接種の有無にかかわらず)
・日本を含むグリーン国・地域からフランス入国する際に提出する誓約書(Engagement sur l'honneur):必要

在フランス日本国大使館ホームページより



外国人旅行者向け衛生パス
この措置の申請対象は、ヨーロッパ以外の外国人、観光客またはフランスの高等教育機関に在籍する学生です。 (在日フランス大使館HPより)

衛生パス申請の対象者は?
・EU加盟国、アンドラ、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、スイス、イギリス(イングランドおよびウェールズ)のいずれかの国でワクチン接種を受けていない方。これらの国で取得可能なEUデジタルCOVID証明書は、フランスでも認められます。
・18歳以上の方。衛生パスは2021年9月30日まで、12歳から17歳の未成年者には要求されません。12歳未満の未成年者は衛生パスの義務の対象外です。
・ヨーロッパ医薬品庁により承認されたワクチンまたは同等のワクチンの接種を受け、以下の期間が経過した方
1回接種型ワクチン(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の接種後4週間以上
2回接種型ワクチン(ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ)の2回目接種後7日以上
・新型コロナウイルス感染症回復者で接種後7日以上(この場合、必要な接種回数は1回のみ)
・すでにフランスまたはEUに滞在している、または近日中に渡航予定の方


申請方法は?
衛生パスの申請は2021年8月27日から、オンラインで直接できるようになりました。
学生以外の外国人の方はこちら(英語版あり)



b) モロッコ→フランス(レース後)

・モロッコは最も規制の多い「レッド」に分類
・ワクチン接種済みであればモロッコからフランスへ入国する際は自主隔離は不要
・入国時にワクチン接種の証明として、日本で発行されたワクチンパスポート、フランスの衛生パス利用可。

1 フランスへの入国
1-1)ワクチン接種済みの場合(ワクチン接種証明書を提示) 
・渡航にあたっての特別な理由:必要なし
・搭乗にあたっての新型コロナウイルス感染検査の要否:必要なし
・フランス到着時の感染検査の有無:なし
・到着後に自主隔離の要否:必要なし
・レッド国からのフランス入国時に提出する誓約書(Engagement sur l'honneur):必要

在フランス日本国大使館ホームページより




2. モロッコの入国制限と必要書類


・現時点で日本はリストAからの国、フランスはリストBからの国となるが、いずれにしてもワクチン接種の証明があれば隔離不要。

・ワクチン接種の証明として、日本で発行されたワクチンパスポートが利用できるか渡航前に在日モロッコ大使館に確認要。
→ 8/11時点で利用不可
新型コロナウイルス(日本のワクチン接種証明書に関する注意)(8月11日)

・フランスの外国人旅行者向けの衛生パスを取得した場合はどうか、在日モロッコ大使館に確認要。
→9/7  在日モロッコ大使館に電話で確認したところ、
フランスの衛生パスはワクチン接種証明として利用可能とのこと。
加えて、フランス入国し、滞在した場合は、日本からではなく、フランスから入国(リストB)とみなされるため、ワクチン接種証明に加えて、搭乗時から遡って48時間以内のPCR陰性証明が必要

・モロッコ入国時に必要なPCR陰性証明は、フランスのシャルル・ド・ゴール空港内の検査所で取得予定。(要予約)

(2)いずれの国からの入国にも必要な書類
ア.旅行者衛生フォーム(Fiche Sanitaire du Passager:搭乗前に以下のリンクからダウンロード可能で、航空機内・船舶内でも配布される。特にモロッコ入国後10日間に所在が特定できる住所と2つの電話番号を記入する必要がある。)
http://www.onda.ma/form.php
※ 上記リンクが利用できない場合は次のリンクからPDF版をダウンロード可能です。
https://www.sante.gov.ma/PublishingImages/2021/protocole/FSP%20avion.pdf?csf=1&e=2iw7FK

(3)リストAの国からの入国に必要な書類
ア.指定されたワクチンの接種証明書(接種を完了してから免疫を獲得しているとみなされるまでに2週間が必要)又は搭乗時の72時間前以降に受けたPCR検査の陰性証明書(11歳未満は不要)
※ 指定されたワクチン:アストラゼネカ、シノファーム、スプートニク、ファイザー/ビオンテック、ヤンセン(ジョンソン・エンド・ジョンソン)、コビシールド(インド血清研究所)、モデルナ、シノバック。外国のワクチン接種証明書を有する者には、モロッコの証明書によりモロッコ人に与えられる特権と同じ特権が与えられる。



(4)リストBの国からの入国に必要な手続
ア.搭乗時の48時間前以降に受けたPCR検査の陰性証明書(11歳未満は不要)の提示
イ.指定されたワクチンの接種証明書(接種を完了してから免疫を獲得しているとみなされるまでに2週間が必要)を有する者は到着後の隔離を免除(※日本のワクチン接種証明書の扱いについては上記(3)の注意事項をご確認ください。)



在モロッコ日本国大使館ホームページより




3. 日本帰国時の制限、必要書類


・出国前72時間以内の検査証明書提出
全ての入国者(日本人を含む。)は、入国時の検査を実施の上、検疫所長の指定する場所(自宅等)で14日間待機
・待機中はアプリで位置情報の提供が求められる。詳細は厚生労働省HPにて。

(1)検疫の強化
 令和3年3月19日以降、全ての入国者(日本人を含む。)は、出国前72時間以内の検査証明書を提出しなければなりません。検査証明書を提出できない方は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。検査証明書の取得が困難かつ真にやむを得ない場合には、出発地の在外公館にご相談ください。
 上記に加え、引き続き、令和3年1月8日の決定に基づいて、当分の間、入国拒否対象国・地域からの渡航か否かを問わず、全ての入国者(日本人を含む。)は、入国時の検査を実施の上、検疫所長の指定する場所(自宅等)で14日間待機し、国内において公共交通機関を使用しないことが要請されています。
 また、令和3年1月14日から当分の間、入国者全員に対して、入国時に14日間の公共交通機関不使用、14日間の自宅又は宿泊施設での待機、位置情報の保存、保健所等から位置情報の提示を求められた場合にはこれに応じること等について(別段の防疫上の措置を取ることとしている場合はそれらの事項について)誓約を求め、入国時に誓約書に必要事項を記入の上、提出していただきます。誓約に違反した場合には、検疫法上の停留の対象になり得る他、(1)日本人については、氏名や感染拡大の防止に資する情報が公表され得ます。(2)在留資格保持者については、氏名、国籍や感染拡大の防止に資する情報が公表され得る他、出入国管理及び難民認定法の規定に基づく在留資格取消手続及び退去強制手続の対象となり得ますのでご注意ください。なお、誓約書を提出していただけない場合は、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る。)で14日間待機することが要請されます。

外務省ホームページより


この際に入国後14日間の自宅待機や公共交通機関を利用しないこと、アプリで位置情報を提供することなどの誓約書を提出させられ、違反した場合は氏名が公表されてしまうことがある。




4.パリ往復航空券について

JAL直行便(往路9/29、復路10/17)を予約済み。

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JAL国際線コロナカバー

万が一、帰国前のPCR検査で陽性になった場合に柔軟な対応が可能となるため。JALを利用したくない人はANAや他の航空会社も同様のサポートがあるか確認した方が良い。




5. 帰国前のPCR検査について

パリの空港で搭乗の72時間前までPCR検査が可能(事前予約要)だが、
厚生労働省が定めるフォーマットに基づく検査証明書の作成可能か確認要。



在フランス日本国大使館ホームページより
厚生労働省が定めるフォーマットに基づく新型コロナウイルス検査証明書を取得できる検査機関リスト

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どうしても検査証明書の取得ができない場合は、在フランス日本国大使館へ相談。


検査証明書の要件を満たさないと入国拒否となる場合があるので注意する。

▽入国時に必要な検査証明書の要件
1.検体採取が出国前の72時間以内であること
2.所定のフォーマットを使用して以下の内容を検査証明書へ記載する
・氏名/パスポート番号/国籍/生年月日/性別
・検査法/採取検体
・結果/検体採取日時/結果判明日/検査証明書交付年月日
・医療機関名/住所/医師名/医療機関印影
・すべての項目が英語で記載されたもの
3.検体採取方法は以下のいずかに限る
鼻咽頭ぬぐい液/唾液/鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合
※実際の検体採取箇所が「鼻咽頭」でも検査証明書に記載の検体が「鼻腔」を示す「Nasal swab」や「Nasal and throat swab」などとして記載されている場合は無効となる。
4.検査方法は以下のいずかに限る
RT-PCR法/LAMP法/TMA法/TRC法/Smart Amp法/NEAR法/次世代シーケンス法/抗原定量検査(抗原定性検査ではない)




6. 帰国後の自主隔離について

自宅もしくは宿泊施設での待機となるが、どちらにするかはまだ検討中。

帰国者の自主隔離に対応しているホテルや空港から自宅までのハイヤーなどはググれば色々出てくるのでここでは割愛する。

良さそうなところがあったら教えてください。



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