“40歳”が、やって来る。（あと４日）

※この文章を書いている今は、
実は2023/05/14（39歳最後の日）！
まさに夏休みの宿題に追われた小学生さながら…（苦笑）記録に残したいので、頑張ります！
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40歳まで、あと4日。
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2023/05/11（木）
テーマは「不思議な出逢い」
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旅の目的であった、
「誕生日付近に、生まれた土地に近い神社にお参りすること」
は順調に達成出来た。
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お守りでも…と授与所を眺めていたら、
ふと、とあるものが気になった。
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麻と絹で結われた「聖紐」。
ミサンガのように腕に巻く紐だ。
古来より、皇室の儀式でも特別な意味を持って使用されてきたほどに、麻と絹は浄化と押し上げる力が強いのだとか。
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私は普段、あまりブレスレットをつける習慣がない。でも、なぜかすごく気になる。
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“ふだんはやらないことをやってみる”
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ふと、脳裏に浮かんだ。
私が、気づいた時には実行するように
しているテーマのひとつ。
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でもなぁ、
つけるのに慣れてないしなぁ。。。
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どうしよう。
おまけに色も７色近くあり、さらに迷う。
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買うか否か。
買うなら何色にするか。
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一人、脳内大会議が始まる。
けれど一向に答えが出ない。
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一度離れて境内をぐるぐる回り、
そしてまた授与所へ。
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買おう！
色は紫だ！！
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ようやく決めることが出来るまで、
おそらく20分近く唸っていたと思う。
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けれど結果的に、
全ては始まっていたんだと今は思う。
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頂いたばかりの聖紐を
せっかくだからこの場所でつけよう！
ふと思った。
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普段なら、大事に持って帰る。
お守りとして持っておき、
腕につけなかったように思う。
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でもこの時の私は、
“せっかくだもの。つけるなら、本宮大社さんにいさせて頂いている今だわ。”
と、すぐそばの椅子に近寄った。
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この時、初老の男性と目が合った。
白と黒のチワワを連れて、
ベンチに座りくつろいでいた。
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軽く会釈だけして、椅子に座る私。
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さてつけよう、
聖紐を袋から出した時、
カサカサという音につられたのか
白いチワワが私の足元に駆け寄った。
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あ、こらダメよ
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男性はチワワに声をかける。
足元にやってきたチワワはとても可愛くて、思わず聖紐を片手にチワワに手を伸ばした。
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この子、犬が好きな人よう知ってるんよ。
男性が言う。
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あなたも犬飼ってるん？
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私は、「はい、実家なんですけど、トイプードル飼ってて」。
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そこから、実家は和歌山市にあること
今は東京に暮らしてること
旅の目的について
などを話した。
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ちょうどその時近づいてきた
初老の女性の元にチワワが駆け寄る。
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男性の奥さんらしい。
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この人、和歌山出身なんやて
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奥さんに男性が話す。
私は改めて軽い自己紹介をする。
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なんと驚いたことに、
2人は地元の方で、全国でも珍しい飛び地である北山村の近くに住んでいると教えてくれた。
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和歌山県北山村は、
じゃばら　というユニークな柑橘類が
唯一自生していた場所。
三重県、奈良県、和歌山県が接する
不思議な場所。
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不思議な飛び地に
いつか行ってみたいと思うも、
知り合いもおらず未知の土地だった。
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不思議な意気投合、
だったのだろう。
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このあと特に決めていなかったが
いくつか行きたい場所はあった私に、
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「せっかくだし、乗せていってあげようか？」
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男性が言った。
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（翌日分に続きます）