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「暗闇」も人生の醍醐味

2019年12月、大分フットボールクラブの100%子会社としてトリニータマーケティング(通称TM)は誕生した。

約1年半積み上げてきたことが少しずつ形になってきたこともあり、設立後は概ね順調に進んだ。
3ヶ月が経過し、シーズン開幕にあわせて各事業にドライブをかけていく予定であった。

しかし、状況は一転。
目に見えない敵が僕らを襲った。
その敵は僕らだけではなく、多くの人を困難の渦へと巻き込んだ。

Jリーグは試合延期(再開未定)が確定。
サッカーをコンテンツとするクラブの経営も非常に厳しい状況に立たされた。

当然のことながら、子会社のTMにも影響が出てきた。
首都圏をメインに活動する我々は、新規営業活動のストップ、グッズ販売の機会損失、イベントの中止など、メインで想定していた収益が見込めなくなった。

「サッカーに依存しない新しい収益源をつくる」ということがミッションであるTMだが、さすがにお手上げの状況だ。

そんな中、僕の胸の内を綴りたい。

コロナによる経済の悪化。
これは誰がどう頑張っていたとしても避けられなかった事。
ましてや、スタートアップ企業がこれを想定して資金プールをしておくなんて不可能だ。
だから、そのことに悩んだり、不安になったりしても無意味。

と、自分を励ます一方、やはり不安は不安である。
資金のこと、事業のこと、人のこと。

では、この不安とどのように向き合うのか?
起きてしまったこの状況は、不回避であったが、状況に向き合って良い方向に導けるのは自分しかいないのだ。なんとも難しい世の中だ。
でも、そうやって人は生きているんだろう。

「未来で闘える準備をする」
今はどうもがいたとしても状況が変わることはない。
明日、自分の力で状況を、市場を変えられるか?
答えはNoだ。
その点で、ある意味、大きくは流れに身を任すべきなのだろう。
しかし、ただ身を任しているだけではいけない。

この期間を準備期間と捉えて、どれだけ準備できるか?
それが自身の成長曲線、after corona市場での立ち位置に繋がってくると思っている。

そこで自分は個人と事業、それぞれでテーマを掲げることにした。

個人のテーマは、体力づくり、メンタルコントロール、スキルアップ。
リモートワーク中は「毎朝5時起床→5キロランニング→筋トレ→読書→瞑想→オンライン英会話」をルーティン化している。
健康で長く働ける身体を維持し、知識・教養を身につけ、足りないスキルを補う最適な期間としたい。

事業のテーマは、1年後の未来を想定して今やれる・やるべきことを遂行。
これはTMのエグゼクティブアドバイザーでもある神村さんの教えでもある。
どれくらいの時間がかかるかは分からないが、必ず収束する未来がある。
その時人々はどんな生活をするのか?
どんなエンターテインメントを求めるのか?
どんな商品やサービスが流行するのか?
そういったことを考え、今自分たちがするべき事を明確にする。
そう考えた時、やるべき事が必ずあるはずである。

困難な状況に違いないが、自分の火は消えることはない。
笑いながら、この暗闇で見えない壁を殴り続ける。

どうしようもない時はまた考えるさ。
気楽にいこう。

The night is long that never finds the day

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