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【実体験】社労士試験 目的条文をやっつけろ!(合格マストポイント)

こんにちは!れんです。

社労士試験で切っても切り離せない目的条文。これ暗記のマストポイントなんですけど、覚えるのに苦労しませんか?自身が受験生の時、最後まで暗記に苦労をしました…。

法律特有の言い回しにより、暗記をするのも一苦労…どころか二苦労三苦労。。私自身、目的条文を覚えようとぶつぶつつぶやいている時は、まるでお経を唱えているお坊さんのようでした。

覚えていたら選択式で確実に点数が取れる超ラッキー問題、覚えていなかったら覚えている受験生は確実に取ってくるにも関わらず自分は点を落とすかもしれない絶望の問題…出てほしいか出てほしくないか、気持ちの上でも微妙この上ないところではないですか?


闇雲に覚えてもまったく頭に残りません。
そこで少しでも目的条文の暗記をするために、自身が覚えるきっかけにしていた方法を紹介します。

本試験で目的条文がぱっと思い浮かばなくても、正解を手繰り寄せる可能性をぐっと上げることが出来るようになるのが目標でした。

目的条文の特徴

目的条文というのは、その法律の存在意義を一文で表したものです。
その法律が何のために作られているのかを考えるとわかるのですが、「〇〇することにより、●●をもって××をすることを目的とする」という構文になることが多いです。

この特徴を理解した上でまずは××の部分を考えてみます。


社労士関係で扱う法律は労働保険関係と社会保険関係になります。つまり、上記××に入るのは基本的には「労働者」「広く国民」を守るものであり、QOL向上を目的としたものになります。暗記は共通している部分から抑えると効率が良いので、この××をまず抑えてみるのはどうでしょうか。

① ××に入るキーワードは「安定・福祉」「経済の発展」「社会の発展」

先に述べたように、原則の目的は労働者もしくは広く国民のQOL向上です。
目指しているのが向上である以上、最後の語尾である××は絶対にマイナス志向ではいけないですよね。

必然的に使われるワードは決まってきます。それが「安定・福祉」「経済の発展」「社会の発展」の3つです。

例えば安定・福祉のワードは労一と社一を除く主要法律の中でも、労働基準法・安衛法・徴収法以外には全て出てきます。
一般常識科目でも社労士法、労働契約法、国保法、船員保険法、高齢者医療確保法、介護保険法、確定給付、確定拠出、その他さまざまな法律で使われます。


全く同じ文言のところもあれば、少し言い回しを変えた内容であることもあります。
この辺りの似ている言い回しを比較して覚えていくと覚えるきっかけにもなると思います。

また、選択式で目的条文が抜かれる際、ピンポイントでワードを抜かれることもあれば長文で、まるまる抜いてくることもあり得るわけです。そんなとき、この××だけでも覚えていたらそこだけで正解を拾えることもありえますよね。

② 目的条文を分解して覚える

目的条文はその法律まるまるを端的に表しています。つまり、目的条文を分解してみると法律内の主要なポイントを羅列していることもあるわけです。これは少しややこしいので、ピンとこなければ飛ばしてもらって大丈夫です。

1つ例を挙げると、令和2年度の法改正項目でもある雇用保険法がそうです。

全文は「雇用保険は、労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に必要な給付を行うほか、労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合及び労働者が子を養育するための休業をした場合に必要な給付を行うことにより、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、求職活動を容易にする等その就職を促進し、あわせて、労働者の職業の安定に資するため、失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図ることを目的とする。」となるわけです。かなり長いです。

これを分解してみると、まずひとつめのくくりは中段「あわせて」の前後です。

前は失業等給付、育児休業給付。後は二事業について書かれているものですよね。
さらに前段を分解すると、求職者給付・教育訓練給付・失業等給付から飛び出した育児休業給付・就職促進給付といった給付の特徴が書かれています。

合わせて以降は、雇用安定事業と能力開発事業が書かれています。
最後はおなじみ「福祉」の増進です。

こんな風にその法律にはどんな内容が含まれていたかを思い出すと、選択肢を見たときにどれが一番それっぽいかを手繰っていくこともできるわけです。

③ 目的条文の一覧と赤シートの準備

暗記をする際にはまとめて覚えるのがいいです。
私の場合は、エクセルで目的条文の一覧を作り、重要ワードはオレンジ色の文字にして、印刷したものに赤シートをかぶせて繰り返すということをしていました。

目的条文だけなら持ち運ぶカバンにいれてもスペースを取らないですし、印刷なので寝室やご家族等が許せばトイレなどに貼ることもありです。
赤シートなら100円ショップでも売ってたりするので用意も楽です。

もちろん市販に売っている参考書などを使ってもOKです。私は一目でわかるものが欲しかったのでそんな形のものを使っていました。

まとめ

① 目的条文は後ろから覚える
→共通項をくくるため。キーワードは「安定・福祉」「経済の発展」「社会の発展」の3つ。

② 目的条文を分解して覚える
→選択式で抜かれた際、思い出すきっかけにする。

③ 目的条文は一覧で覚える
→一覧を作って赤シートなど。語尾を覚えるときには一覧だと一目瞭然。

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