アルコールと不眠とフロー状態

2時、3時まで寝れない状態が続いていたが、
なんのことはない
アルコールを摂取して寝れば
あっさり寝れてしまった

思えば、ここ10年ぐらいずっとアルコールを摂取し続けていたなと思う
夜に仕事をしようと思ったときに、
ガソリン代わりに飲まないと
なかなか進まない

日中、何かがあるときに事務処理が進まない性格でもあり、
どうしても日中に集中して処理をすることは難しかった
その分、夜に大体アルコールを入れて、
そこから踏ん張る、みたいなパターンが基本だった

色んな流れの中で、
仕事の谷間というか、
すごく自分自身が頑張らずとも
進むタイミングになり
筋トレから瞑想からヨガまでやりつつ
定期的に絵を描き、文章も書いた

その時間自体は豊かなものでもあったが、
根本的には多分自分は弱い人間なのだろう
少し寂しい気持ちが発生したり、
仕事の熱量の無さから発生する不和に対し、
うまく心の整理がつけられない状況が続いからでもあろう
あっさり不眠になった気がする

元々不眠でなかったわけでもなく、
アルコールの力により
強制的に心の整理をつけていたのだと思った

アルコールを飲むと
自分の心の不安が立ち上がり
それが表に出やすいんだと思う

大学のときの同級生が
大手のSIerのSEになったのだが、
凄まじく酒癖が悪くなっていた
大学のときはそうでなかったのに、
相当なストレス、抑圧を受けていただろう
酒を飲んだときに、その溜まったものが表に出たのだと思う
お酒を飲まなかったら、おそらく彼は病気になっていただろう

一方でお酒の力に頼りすぎるとそれはそれで限界が来るわけで
ドラッグもアルコールも基本的には日常的に摂取するべきものでない
意識と無意識をうまく循環させていくことが出来る方法を
他で模索しないと、身体が壊れていく
お酒は特別なハレの日のものとして作用させるものなんだと思う

あとふと思ったのは
山伏も相当な抑圧環境ではあるわけで
「うけたもう」しか言えない環境の中で
心身ともにハードな状態を続ける
その中で、変性意識状態に入っていくということなのだが、
仕事の抑圧が起こるのは、ある意味変性意識状態に入れないで
惰性で仕事をしている状況だろうか

逆にブラック企業のほうが、
変性意識状態に入りやすいということもあるのかもしれない
チクセントミハイのフロー状態のように
ある程度意義を感じて、働き続けていけるのなら
それはそれで幸せなのかもしれない

ただ自然、山と違うのは
人やなにかしらの影響を受けてしまうということを
変性意識状態で何かをインプットするのは
催眠効果に近い
簡単に人をコントロール出来てしまう
だからブラック企業ってなりたってしまうのかな
その人固有のものを立ち上げるのではなく
その企業のために働き続けてしまうモードが出来てしまう

とりあえず今は心の状態の悪さであったことにも
ある程度自分の中でかたをつけれた気もする
人間はつねに生まれ変わる覚悟でいたらいい
積み上げてきたものがあると思いこめばこむほど
身軽さを失っていく
今、やれることに集中していくだけ
今日からアルコールをまた減らせるといいな


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