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罪障を消す

前回の水行肝文の中で「沙門某 罪障消滅」という箇所があります
そこを解説していきます

小さい祈り、自分の祈りとは何かというと
罪障を消す、悪い行いを消す、のみです
祈願と言いますと、家内安全、身体健全、商売繁盛など
色々と思い浮かびますが、そういった祈りは一切しません

仏教には「業(ごう)」という教えがあります
業とは、行為のことをさします。良い行為を善業、悪い行為は悪業
業は、身・口・意、三つのものから作り出されます

身業は、身体でする行為
口業は、ものの言い方
意業は、ものの考え方

この中で1番大事なのは「ものの考え方」です
意(こころ)が調えば、言い方も行動も調います
言い方と行動が調っている人の環境は、自然と調います
家庭も穏やかで、過度なストレスもなく体も健康です
そして良き人柄のところには、自然と人が集まりお店も繁盛します

自分には悪業がある、と気づいている人は
良い行いをしようと努力します
逆に、悪業なんて一切無い、と思っている人は
いつの間にか多くの人に迷惑をかけていて
自分の状況もどんどん悪くなり、苦しみのスパイラルにハマります

ですから、水行での自分の願いはただひとつ
「罪障を消す」ことなのです

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