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【鑑賞レポ】自然の神秘を五感で感じる🪐 | 北欧の神秘展

こんにちは!
デザイン部のhimariです✨🩷

今回は、現在開催している北欧の神秘展についてのレポートです🇳🇴🇸🇪🇫🇮🎶

⚪︎序章ー神秘の源泉

19世紀、ナショナリズムの高まりを背景に、イタリアやドイツ、フランスの芸術動向に長い間追従してきた北欧諸国において、独自の芸術を探求する潮流が生まれます。故郷に特有の主題を求めた画家たちは、、北欧の自然北欧神話や民話に注目しました。

<イルマタル>ロベルト・ヴィルヘルム・エークマン

⚪︎1章ー自然の力 

19世紀後半の急速な工業化と都市開発は、やがて原始の状態へ回帰、あるいは自然との調和という理想を人々の胸に呼び起こします。
北欧独自の絵画を探求する画家たちは、母国の地理的、気象的特徴に注目した作品たちです。雄大な山岳や森、湖といった自然風景、そして北方の地に特徴的な現象である夏季の白夜、太陽が昇らない冬の極夜、そしてオーロラが多くの作品の題材となりました。

⚪︎2章ー魔力の宿る森 

北欧の芸術家たちは、国際的な芸術動向に目を向けると同時に、母国の文化的伝統に強い関心を抱き、土地に伝わる民話や民間伝承から着想を得ました。北欧の民話や御伽噺は、北欧の神話、およびフィンランドの民族叙事詩「カレワラ」として知られる一連の物語大きな影響を受けています。

<アスケラッドと黄金の鳥>テオドール・キッテルセン

⚪︎3章ー都市

19世紀における都市の発展は諸芸術へも影響を及ぼし、街の景観や都市生活が新たな主題として登場します。画家たちは、北欧らしい薄闇の中にある近代都市の神秘的な光景を取り上げる一方で、都市開発の陰で増大する貧困や病といった負の側面にも目をむけ、最下層の人々の生活を迫真的に描きました。

<ベランダにて>エドヴァルド・ムンク

行ってみた感想

各章・フロアで様々な潮流の作品を見ることができてとても感動しました。神秘的な作品たちはどれも美しくてずっと眺めていたいくらいでした、、✨
全てで4フロアに分かれているのでとても満足感の高い展示となっています!

<トロルのシラミ取りをする姫>テオドール・キッテルセント

私の推し作品は⬆️の作品です!
この作品は2章・3Fに展示されている作品で、いかに当時の芸術家たちが民話や御伽噺に影響を受けているのかがわかりますね💭
とても幻想的な作品でありながらもどこか可愛らしさもあるので長い時間見入ってしまいました‼️

next....
【勉強会レポート(新古典主義)】
お楽しみに🩷

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