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南米周遊記(8) 貧困なのにお金を求めない?

前回の記事はこちら、アマゾン川で楽しんだお話です。

上澄の発展?

ラパスに滞在しているとき、確かに物価はとても安かったのですが、アフリカのように
貧しそうにしている人やお金を求めてくる人がほとんどいませんでした。
ボリビアは南米の中でも最も貧しい国の一つです。なぜその色を感じられないのか、少し考えてみました。

ボリビアの平均月収は2022年で731ドル(=約11万円)でした。(CEICデータのボリビアの月収指標より)しかし、国民の6割近くが貧困層に分類されている点、南米で最も所得格差が大きいことを考えると平均月収の中央値はもっと低いでしょう。(ユニセフ, 2017)

肥大化する貧富の差

ボリビアはスペインに植民地支配をされていた時に、一部の特権階級に大規模な土地私有が起こり、独立後も貧富の差が広がってしまいました。

貧困層は山間部や地方、先住民などにより高い割合で存在することを考えれば、今回滞在をしていた主なエリアはボリビアの中でも豊かな人が多い地域だったのかもしれません。

今回の旅は縦断のように郊外や農村部を巡ることができなかったため、貧困の実態にまで触れることができませんでした。

ここから先は主観ですが、アフリカにいたときは都心部でもチップや食べ物を求めてくる人が多々いたことを考えるとラパスとそれ以外の地域での貧富の差が極めて大きいこと、もしくは何かしらの国民性が働いているのではないかと考えています。

ちなみにボリビアも日本との関係が良好でした。日本人という理由で喜んでくれた人が散見され、日本人であることを改めて誇りに思いました。


日本人移住者・日系人の活躍、日本政府の積極的な経済技術協力の実施等により良好な友好協力関係にある。

外務省、ボリビア - 日本の外交

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

もし、ボリビアに在住経験のある人や知見がある人はご教示いただけると嬉しいです。

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