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初参加オタクがらなミナ温泉にぶち込まれた話 ~らなミナ秋まつり2022レポート~

トングと申します。
2022年9月17日、「らなミナのおみあい◯◯ 〜秋まつり2022〜」に参加してきました。
昼の部、夜の部どちらも参加しました。
場所は声優オタクおなじみの「科学技術館サイエンスホール」
かなり得がたい経験をした気がするので、個人的に記録しておきたいのと、
今後のイベントで、今回の私のような初参加オタクが過去の流れを確認できるように記録します。

こちら番組のURLです。
https://nicochannel.jp/ranamina

ちなみに記事タイトルの「温泉」は、中澤さんがこの番組を、
「視聴型温泉」と言ったことが由来です。


1、参加した経緯

そもそもらなミナのお二人を知ったのは、デレマスからになります。
森下さんが声を担当される前から茄子Pでして、声が聞こえた日はいたく感動した覚えがあります。
そして、デレマスのライブへ行き始めて、森下さんや中澤さんの姿を拝見するようになりました。
その後に「らなミナのおみあい○○」が始まるわけですね。
番組独特の雰囲気が心地よく、楽しく見られたので、
当初から会員登録したり、グッズ出たら買ったりしてきました。

ただ、イベントをやっているのは知っていたのですが、
声優個人をコンテンツにしたイベントにどういう気持ちで行けばいいか、
目的が見えてこなかったんですよね。
今まで行ったイベント、ライブはキャラをまとった声優さんを見に行っていたので。

じゃあどうして今回行ったの?ってところですが、
何年も見ていると、番組の範囲でそれなりにお二人のことも知るわけです。
お人柄や番組の雰囲気も含めて、こう思ったのです。
「お二人をイベントでもう少し近くで見たい。」
この「もう少し近く」が、私自身も気づかないうちにぶち壊されます。

2、イベント前の準備

番組Tシャツやアクキーなどは元から持っていました。
1つ危なかったのは、ペンライトですね。
番組ツイッターにペンライト使っている写真があったので気づきましたが、
「お歌の時間」を中心にイベントの随所で使いました。
常連の方は、公式2本(青と赤)を持っていました。
私は普段からライブで使っているペンライトを1本持っていきました。

持っていないとまずいという雰囲気ではなかったです。
「ライト持って来てないの???当たり前だろ???」
みたいな雰囲気は一切なかったですね。
ただやっぱり、ライトがあるとより楽しいのは間違いないと思います。

あとは、イベント直前に公式さんが募集していたお便りを送りました。
こういう番組にお便りを送ること自体が初めてでした。
今考えると、このあたりから私自身おかしくなってきています。

3、当日の物販

物販は11時30分からスタートでした。
私は開始時間ぴったりに着きました。
おおよそ30人程度並んでいた印象でした。
並んでいたオタクさんの目当ては、もちろんグッズもあるのですが、
「特典お渡し会参加券」なるものが配られていました。
これはイベント終了後に特典がスタッフより手渡しされた後に、
お二人と少しの時間、対面で接近できる券でした。
※各部40人まで、一万円以上お買い上げ者のみ

私は当時こう思っていました。
「一万円ぴったりのセットあるし、券残ってたら特典もらおう。」
知らなかったんですね。対面での接近があることを。
券持ってる人が集められて壇上のお二人が見守る中、
1人ずつ確認されながら渡される程度だと思っていました。
(それでも相当ドキドキです。)

で、参加券がまだあったんですね。
物販のお姉さんに「昼の部と夜の部どちらになさいますか?」
と聞かれたので、ソワソワしながら夜を選びました。
全て終わってから最接近なら体が持つと思ったからです。

私がもらった整理番号から推測すると、まだ少し残っている印象でした。
12時には購入し終わってました。
駅方面へ戻って軽食を取りました。

4、昼の部(13時~)

12時40分くらいに会場入りしました。
紙チケットのもぎりも待ち時間なしでした。
先に半券のウラへ連絡先を書いておいた方がいいですね。
コロナとかの色々で必要みたいです。
私は中澤さんのツイートで知ったので、先に書いてました。

会場の規模は事前に400人程度と調べていたのですが、
オタクさん同士で距離を取るため、間が空けてありました。
実際のところ200人弱ぐらいの印象でした。

私の席は前から5列目くらいだったと思います。
「え!?近すぎませんか?」というのが最初の感想でした。
最後方でも、ライブの最前列より近い感じです。
この時点で「恐ろしいところに来た。」と感じました。
本当に恐ろしいのはここからなんですが。

時間通りお二人が壇上に登場してイベントが始まりました。
番組でいつも聞くお二人の声が聞こえてるんですよね。
そして、ライブで遠目にしか見られなかったお姿が目の前です。
「あ~お二人とも美しすぎます~。」と頭を抱えていたと思います。

ゲストは長江里加さんでした。
各コーナー、いつも番組で見る雰囲気そのままでとても穏やかでした。
ペンライトや挙手でコミュニケーションを求められる場面もありました。
特にお便りを朗読するコーナーは、読まれた人が挙手していました。
オタクさんたちも穏やかで、悪目立ちしようとする人もいませんでした。
まさに温泉という例えがふさわしい温かい時間でした。

最後はお歌の時間で「reversible m〇〇n」が歌われました。
お二人が「押して引いて」で手の振りを入れていたところがとてもかわいかったです。

5、予想外の出来事

エンディングも済んで、スタッフさんから退場の流れが説明されました。
「以前参加された方!はい、同じです。前の方から誘導しますので、順番にお願いします。お渡し会券がある方は前に残ってくださいね。」

しばらくすると、お二人が再登場しました。
そして、壇上に設置されたアクリル板の後ろに待機しました。

スタッフさんが「それでは一番前の席の方順番にどうぞ。」と合図すると、
前のオタクさんたちが何事もなかったかのように、
お二人のほうへ行き、1人10秒ほどやり取りを始めました。
さながら卒業証書授与式状態です。

事ここに至って、まだ私は状況を飲み込めていませんでした。
「一番前の人が参加券持ってるのかな。
じゃあ夜はあそこに行くのか。やべえな。」
こんな呑気な私もついに察する案内が来ます。
「2列目の方、順番にどうぞ。」
さらに降りてきたオタクさんにスタッフがお渡し会券の確認を始めました。

「これってもしかして・・・
全員が対面であいさつして・・・
帰るってコト!?!?!?!?」


そこから何があったかあんまり覚えてないです。
覚えているのは、
森下さんがニコニコ笑っている姿に後光が差して、
ずっと手を合わせ拝んでいたこと
中澤さんが「今日は失敗が多くて」と締めで話していたのを思い出し、
頑張ってという意味で右腕ガッツポーズするも、
「私と戦うのか・・・?」という雰囲気になったこと

ともかく、人生初の声優さんとの接近は終了しました。
※公式ツイッターが、
「終演後はお見送り会あり」とツイートしていました。
私が確認し忘れていただけだったわけですね。

周りのオタクさんは、
スケッチブックやパッドでメッセージを用意している方が多かったです。
あとでツイッター見たら、イラスト見せていた方もいたようですね。

わたわたしながら退場し、冷静になるためトイレに行きました。
用を足しながら、少し冷静になったんです。

「あれ?これ夜の部もやるんですか???
じゃあお渡し会は何やるんですか???」
疑問を持ちながら、夜の部に向けてハーフタイムに入りました。
たぶん14時30分くらいでした。

6、ハーフタイム

頭の整理がつかず、九段下あたりをぐるぐる歩いていました。

20分くらい歩いて、こう思ったんですよね。
「せめてイベントの感想だけでも最後に伝えたい。」

そこで、神保町のダイソーまでスケッチブックとペンを買いに行きました。
一番近いダイソーで夜の部までに帰って来れること
これだけ確認して、歩いて行きました。
果たして、歩いていくような距離だったのか、全くわかりません。

16時前くらいにはサイエンスホールに戻れました。
公園でメッセージ書こうとするも何も浮かばず、
夜の部が終わったら勢いで書くことにしました。

7、夜の部(16時30分~)

席は前から7列目くらいだったと思います。
ゲストは三宅麻理恵さんでした。
初ゲストということで、
お二人から見た三宅さんの印象や趣味を話す時間がありました。

三宅さんの印象を話す時間が、たまらなく温かい時間でした。
よくあるのはちょっとおもしろおかしく話すパターンだと思うんです。

お二人はそんなことをせず、ひたすら「素敵な方です。」と話し続ける。
三宅さんは「いやいやそんな・・・」と謙遜する。
ただただ3人がそれぞれをほめ合っている。

「なんだこの温かい空間は・・・」
温泉に入ったかのように浄化されました。

その後も、昼の部でも行ったコーナーを交えながら、
番組特有の穏やかな時間が展開されていきました。
あの瞬間までは・・・

8、予想外の出来事(2回目)

昼に続いて、夜もお便りを朗読するコーナーがありました。
「がんばったアナタを褒めます」というコーナーで、
お便りを読まれたオタクさんは手を挙げるよう促され、
3人が完全に視認して「すごいすごい!」と言いまくってくれます。

中澤さん、森下さんと朗読が終わり、三宅さんの順番になりました。
「えーラジオネーム、トングさん!」
「んー?????????????????????」

三宅さんが私のお便りを読んでいるんです。
問題はお便りの内容です。
私事ですが、締め切りのある大事な課題があって、
それを頑張っているという話を送りました。
そこまでならよくある話です。
そこにプラスしてこう書き加えました。
「ほめられるよりもこれからに向けて、
さっさとやりなさい!と激励していただけるとありがたいです。」

三宅さん、お便り全て読み終わり、意を決した表情で、
「さっさとやりなさーい!!!」
と叫んでくれました。

本当に嬉しかったですね。
初めて送ったお便りがプロの声優さんに読まれるだけではなく、
要望以上のオチまで作っていただけるなんて。

「トングさんいるかな?」と案の定ご指名入ったんですが、
あまりにも嬉しくて、ガンガン手を挙げてしまいました。

「あーいたいた!期限はいつまでなの?」となぜか質問され、
答えは2年だったんですが当然叫ぶわけにいかず、
三宅さんと私で謎のジェスチャーゲームが始まってしまいました。
指で2を作ると、「2日?」「2ヵ月?」「200日?」と答えが出ず、
私がマスクを外して口の動きを読み取らせるという暴挙に突入し、
なんとか2年と理解してもらいました。

後でよく考えたら、手元にペンとスケッチブックがあったんですよね。
普通に筆談すればよかったと思いました。

らなミナのお二人に注目されて緊張するよりも、
三宅さんへの感謝と嬉しさが上回っていました。
ずっと両手を合わせて、「ありがとうございます!」ってやってました。
あと、3人が散々ほめてくれたので、自己肯定感が爆上がりしました。

9、最後の対面の接近

三宅さんのおかげで、そこからもすごく穏やかに楽しめました。
あそこまで注目されてビビるものなんてないですからね。

お見送り会で伝えることもスケッチブックにすぐに書けました。
「初めて参加しました
とても楽しかったです!
論文頑張ります!
三宅さんにもお伝えください」
今考えると、推し声優2人に伝言させるとか暴挙だったと思います。
あと、三宅さんツイッターやってるんだから、普通にリプ送れよとも。
ただ、らなミナのお二人にはとにかく楽しかったこと
三宅さんには感謝を伝えたかったこと

これを足して2で割らずに調合した結果でした。

森下さんに見せると、
「あー!2年だよね。頑張ってね。ちゃんと伝えておくね。」
こんな感じのことを言ってくれました。
期限までにさっさとやれオタクとして認知されたようです。

中澤さんに見せると、中澤さん特有のニコッとした顔で、
「なるほどわかりました。」
といった様子でペコペコし始めたため、こちらもペコペコし返しました。

お見送り会は個人的には満足いく結果でした。
そして、次はお渡し会です。

会場前席に、一万円グッズ課金した猛者オタク約40人が集められました。
スタッフさんより簡単な説明がありました。
「あちらの扉の前でスタッフが特典のコースターを券と引き換えます。
扉の外で森下さんと中澤さんが待機しています。
お二人と軽くコミュニケーションを取った後にお帰りください。」

私、気付いてしまいました。
「あれ?また対面で接近するんですか!?!?!?」

全く何も考えてなかったですね。
ここまできたら、もうどうにでもなれという感じでした。
順番が来ると森下さんが特典のコースターを見せながら、
「大事にしてね。」とニコニコこっちを見て話してきました。
私は首をブンブン縦に振りまくっていたと思います。

ここで中澤さんとやり取りしている隣のオタクさんを確認すると、
普通に中澤さんと話していたんですよね。

「え?これ話してもいいの???なら俺もらなちゃと話してえよ!」
心の中で叫びました。

この間1秒弱、とっさに出た森下さんへの発言は、
「論文書けたら報告します!」
と、お見送り会の時に話した内容の天丼でした。

森下さんはなるほどといった顔をした後、「うん、報告してねー」
と話し、慈愛に満ちた表情で笑っていました。

「なんだよこれぇ!!強すぎるだろぉ!!」
心の中で叫んでいました。
次で待っていた中澤さんとの記憶があんまりないんですが、
特典見せてペコペコしたら、中澤さんもペコペコしていたと思います。

※実際会話してよかったのかはわからないです。
森下さんと中澤さんが出来るだけファンとコミュニケーションを取りたい
とレギュレーションを緩くしてくれていた説があります。
少なくともお二人含めて関係者の方々が、
ファンを信頼してくれているように感じました。

19時前頃だったでしょうか。
すっかり暗くなった東京の夜道を晴れやかな気分でホテルに向かいました。

10、まとめ

この1日で、恐る恐るイベントに参加した結果
・足の付かない底なしの温泉だった。
・知らない間に肩までどっぷり浸かっていた。
・なんなら三宅麻理恵さんによって、頭まで沈められた。(語弊がある)
・頭まで沈められても、温かい、気持ちのいい温泉だった。

今まで、声優さんとファンの関係はもっとドライでもいいんじゃないかなと思っていました。
ファンはコンテンツを買い支える
推されている声優はコンテンツを供給する
究極こういうところなんじゃないかと。
当然、声優さんはお仕事でやってるわけで、
こういった催し事を行う以上はお金の話はあるわけです。

でも、今回のお二人を見ていると、推していることを表現している人と交流することをとても大切にしているように感じました。
それはお互いにポジティブな良い関わりができているからこそ、成立しているとも言えます。
これからも、らなミナの温泉のようなあったかい雰囲気、関係が続くといいなと思いましたね。

実際、私は三宅さんのおかげもあって、
また目標に向けて頑張っていく活力がわいています。
良い報告ができるように、自分自身頑張りたいです。
そして、こういう良い雰囲気を作っているお二人のイベントだからこそ、
また行って直接お礼なり、感謝なりを伝えたいなって思いました。

最後、次イベントがあったら、初参加オタクに伝えたいことをまとめます。
・普通に二人と対面で交流があるぞ!
・ペンライトを持っていけ!
・筆談できるように、ペンとスケッチブックを持っていけ!
・お便り読まれたら特定されるぞ!
・対面の時に二人が喜びそうな物を持っていけ!
・(今回は特に気にならなかったが、名札を提げている人もいたぞ!)

今度はらなミナのお二人がずっと食事しながら話しているのを、
ファンが見守るイベントとか見たいですね。
これからもお二人がさらにご活躍されますように。

PS.三宅麻理恵さん
その節は大変ありがとうございました。
このイベントレポートは6500字程度あるのですが、
研究の時間削って書きました。
明日からちゃんとやります。

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