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猫たんぽの幸せとリモートワーク

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猫たんぽの幸せ

以前書いた記事で、「食後に猫がお腹をフミフミしてくれて震える」というのがありましたが、寒い時期になりますと、その時期しか味わえない格別の喜びがあります。

ただ、まずはせっかく(?)ですので、いつもの形式美(?)に則って会社勤め時代のふりかえりから始めたいと思います。

会社勤めの際には、まず寒い外から到達したオフィスでは、なかなか身体のかじかみが取れず、スタートダッシュに響いているなと感じていました。

また、もちろんエアコンは効いてはいるのですが、足元が凍え気味になる職場もあり、退社時間にもなると靴がパンパンになっていることもアルアルでした。エアコンが効きすぎるとフロア内の空気が乾燥しがちになるのも気になりポイントでした。

リモートワークでは、まず、寒い外に出なくても、仕事モードにそのままシフトできる事が、とっても幸せです。

温かい飲み物をゆっくり身体に流し込みつつ、着る毛布を纏い、一人用こたつ(デスクヒーター)に足をおさめて仕事をしています。エアコンは本当に寒い日にはつけますが、エアコンによる空気の乾燥が気になる質なので、基本は使いません。なので、エアコン無しでも快適な、防寒具増し増しで作業できるのは、とてもやりやすいと思っています。

そして、何よりも嬉しいのは、ご褒美タイム的に、猫が膝上にやってきて、着る毛布の隙間にもぐりこんでくれることです。(ビデオチャットを用いる時間帯はもちろん断腸の思いで猫にはご退場願っていますが)猫たんぽをお腹あたりに感じながらする仕事は格別で、会社勤めをしていた際には、自宅で猫とそういうシチュエーションになったことが無かったため、大感激でした。

以下では、猫絡み(?)で、最近読んで大号泣した漫画のネタバレなし感想を記載したいと思います。※ただ、無償でネットで読める部分については、その内容には言及しています。

それは、カレー沢薫さんの『きみにかわれるまえに』という本です。

『きみにかわれるまえに』を読んだきっかけ

最初にこの漫画を読んだのは、6月頃のネットの記事でした。

この時点でも涙腺崩壊気味で、鼻をずびずびさせていたことを覚えています。ただ、その際にはそのままで購入とかまでには考えが至りませんでした。

ただ、11月半ば頃に、ネットで見かけたカレー沢薫さんの記事で、連想ゲーム的に上記の漫画を思い出し、いてもたってもいられず検索して再度探しました。

ここで、私自身の特質について補足しますと、私はすごい忘れっぽい人間です。鶏ばりに、3歩歩いたら忘れるレベルで、買い物しようと街まで出かけて、財布を忘れたことが、この人生でいったい何回あったことか、としんみり遠い目になることもやぶさかではありません。

もちろん今回の本のタイトルも、バッチリ失念していたので、著者の名前や猫あたりのキーワードで再度見つけ出しました。

時間をおいて読んでも泣いた

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忘れっぽい、というのは一概に悪いばかりではないと自分は思ってまして、例えばこの漫画を再度読んだ時に、新鮮な気持ちで読むことができたのもその良い部分になると思っています。(もちろん、仕事ではその特性をマネジメントしなければいけないと分かっているため、「記憶より記録」「忘れるために記録する」「知識の外部化」などの、言葉のお守りで装備を固めています)

大枠の流れや、伽悪栖(キャオス)というツボった犬の名前、「ワキガやばい」とかチョイチョイ笑った部分は覚えていましたが、細かいとこは再度読んで思い出しつつ、今回も前回と同じぐらい嗚咽MAXになりました。

時間をおいて、一部覚えている状態でも泣けたことがインパクト大で、これは買っても良いなと思いました。(買いたいと思ったら即日電子書籍で買える、いい時代ですね)

読んだ感想(ネタバレ無し)

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まず、私は忘れっぽいからこそ、漫画は(特に気に入ったものは)、何度も何度も読み返します。この漫画もまさに、私にとって何度も読み返す漫画になりました。

結論から言うと、目がやばい位に腫れ上がりました。目が3になったレベルです(3ω3)。自分が猫を飼っていて、そして、かつて実家では犬を飼っていたという経験があったからというのもベースにあると思いますが、17話ある各話すべてで、「目頭が熱くなる〜ボロボロの涙」のレンジ内を彷徨いました。

犬や猫のペットとのエピソードで、17話ある話はそれぞれで完結してはいますが、実は登場人物や組織、団体などが一部共通しており、それに気づくとさらに深みや愛着が増して、とても楽しめる一冊でした。

そしてカレー沢さんの軽妙な言い回しは随所に散りばめられていて、泣き顔だけでなく、笑い顔でも破顔することになりました。

リモートワークで増えた、猫との時間を、改めて噛み締めた

昔勤めていた小さめな会社では、社内での猫ペット率が高く、それに連動して、社内チャットツールのアバターも猫率が高い、というところがありました。もちろん、私も猫アバター使いの一人でした。

その際に別の猫を飼っている方から、「(猫が亡くなってしまったら)職場に来れなくなるかも。。ペットロスに絶対なる。。」という話を聞いたことがとても印象深く、「激しく同意!」と感じたことを覚えています。(こういうエピソード記憶には強い質なようです)

そしてリモートワークにシフトし、猫と一緒にいられる時間が増えたことは、日々の生活に、活力や癒やし、笑いや和みをもたらしてくれました。

いつか終わりが来ることは受け入れつつ、そうであるからこそ、長く一緒にいられるようになったこの時間を大切にしてゆきたいなと思った次第です。

今回の記事でとりあげた、冬の猫たんぽも、その「大事にしたい時間」の一つです。それを足がかりに、書籍レビューへと発展させてみましたが、とても感動した漫画について、その感動の延長でこのような記事を書くことができ、本当に良かったです。

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