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【リモホス】Club Saturno 第11話【リモート☆ホスト】

桜の開花ニュースが世間を賑わせる3月末。
『Club Saturno』でも、姫達を喜ばせようとお花見イベントを開催した。

オーナーであるクロノスの趣味でシンプル且つシックなインテリアでまとめられた店内は、この日ばかりは桜の花がいっぱい飾られ、美しくライトアップ。

外に出かけずとも、暖かな店内でゆったりと美味しいオリジナル桜カクテルを楽しみながら、ホスト達と花見を大満喫!と姫達にも大好評であった。

蔡久良「お花見イベント、めっちゃ楽しかったぽよ!」
亜土夢「まさにH・S・M!――『姫』達も『す』っげー『盛』り上がって、最高だったぜ! カモン!」
クロノス「ああ。桜色のロゼのシャンパンもボトルで何本も注文入ったし、売り上げも絶好調だった」
環珠「ってことはさー、今年の花見イベントは大成功だったってことだよな! 俺のエンジェルリングも最高に輝いてるぜ! ヒュー!」
亜土夢「じゃあさ、もしかしてC・G・A?――『ク』ロノスの『ご』褒美『あ』り?」
蔡久良「わーい、ご褒美って何ぽよ!」
クロノス「おいおい、誰がご褒美って……」
蔡久良「売り上げも絶好調だったっていうから、俺もてっきりご褒美ありかと思ったぽよ」

するとずっと黙っていた桐野が一言。

桐野「そんなにご褒美が欲しけりゃ、とっておきのオイルをプレゼントしようか?」
亜土夢「え……オイル?」
蔡久良「わぁ! 桐野のおススメのオイルなら、欲しいぽよ! 間違いなく美味しいし、体にもいいはずぽよ!」
亜土夢「そりゃそうなんだけどさー、俺はオイルよりM・G・I!――『も』っと『ご』褒美っぽいのが『い』いぜ」
環珠「――って、例えば?」

♪ピー、ピー、ピー。

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