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【リモホス】Club Saturno 第12話【リモート☆ホスト】

桜が満開のホテルのルーフバルコニーで花見をしてから早数週間……。『Club Saturno』も新年度を迎え、店内には新しい姫の姿も多く見られるようになった。

クロノスの『新規の姫達にも、気兼ねなくリラックスして楽しんで貰いたい』――という願いの元に『Club Saturno』のホスト達はそれぞれのキャラクターを生かし、工夫を凝らしながら姫達を毎日、お迎えすることに精を出していた。

バタバタとしながらも一気に走り抜けていく4月。社会人であろうと学生であろうと、そんな姫達が少しホっと息が抜けるのがもうじき迫るゴールデンウィークではないだろうか。

開店前の『Club Saturno』のホスト達の様子を覗いてみると、やはり間近に迫るゴールデンウィークの話で盛り上がっていた。

 
蔡久良「さいぽよ、この時期の新入生の気持ち、すっごーくわかるぽよ! さいぽよも大学入学した年は、わけわからないまま4月がバタバタと過ぎ去って、やっとゴールデンウィークでひと息つけたぽよ」

亜土夢「O・M・W~!『俺』も『め』っちゃ、『わ』かる~っ! 社会人とかだったらさー、ますますM・S・G――『マ』ジ、『救』いの『ゴ』ールデンウィークになるんだろうなぁ」

環珠「まぁ、俺達、ホストは休みじゃないし、関係ないっていうか、むしろガンガン突っ走るのみだぜ! 俺のエンジェルリングもゴールデンに輝いてるぜ! ヒュー!」

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