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アキレス腱断裂「リハビリ記録④」

アキレス腱断裂してから39日が経ち、ようやく装具が外れた。

北海道では例年にないほどの猛暑が続いており、装具をつけることの煩わしさから解放されると心が躍った。しかし、装具を外して歩くことはまだ足首の動きが鈍いため非常に困難。
無意識に踵に体重がかかるため、踵が痛みを感じるほどになった。
歩く速度も遅く、高齢者や幼児にも追い抜かれることがある。将来、走れる日が戻ってくるのだろうかと不安にもなり、色々な思いが巡る。一方で、歩く速度が遅くなったことで、自分の世界がゆっくりと流れていくように感じる。

アキレス腱断裂前は何をするにも急いでいたように思う。そんな自分の価値観を他人に押し付けていたかもしれない。ゆっくりと歩きながら、そんなことも考えることができる。
これは怪我の功名なのかもしれない。

装具が外れたことで、生活全てがリハビリとなった気がする。焦ることなく、向き合っていこうと思う。

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