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感動!札幌マラソン2022

2022年10月2日日曜日。
初めてのガイドランナー。
とはいえ、本番を迎えるまで週1回ペースで一緒に練習をしてきたため、心理的に余裕があり、北海道マラソンのときより「楽しむ」ことを意識して会場に向かいました。
北海道マラソンのときも思いましたが、会場に行くとランナーの多さに毎回驚きます。「これはマラソン大会ではなくフェス」とかつて熱くなっていた音楽フェスと同じ雰囲気を感じるのは私だけではないはずでしょう。
諸々の手続きを終えて、スタートラインに立ちました。

今回、私をガイドランナーに指名してくれた方は、ブラインドランナーとして様々な実績を重ねてきた方です。会場を移動する度に多くの人から「頑張ってください」と挨拶兼ねて激励されます。その度にガイドランナーを引き受けた私に対する感謝の言葉も伝えてくれるのです。その思いに胸がいっぱいになり、同時にレース中に事故、怪我なく、しっかりとガイドランナーの責務を果たさなければならない、と気が引き締まりました。

スタート前の真駒内陸上競技場。このときは涼しかった。

そしてスタート。
前記の通り、練習を積み重ねてきたためペースも熟知。想定通りのレース展開で進みました。が、唯一想定外だったのが天候。10月初旬にも関わらず、気温は23℃で日差しも強かったのですが、給水タイミングを誤り、15km過ぎから失速してしまいました。ま、一流ランナーに言わせるならば「練習不足」で片付けられてしまうでしょうが…。

とはいえ、ゴールまでの道のりはまだ長いです。もしガイドランナーではなく、1人で走っていたならばここで心が折れて歩いてしまったでしょう。
しかし、今回はパートナーがいます。本当ならば私がリードしなければならないのですが、逆に「ここで歩いたらダメ。最後まで頑張ろう。ゴールには奥さんと息子君が待っているよ」と声掛けしてくれて、最後まで私をサポートしてくれたのです。

ヘロヘロな私とは対照的なパートナー(笑)

ゴールのある真駒内陸上競技場が見えてからは最後のチカラを振り絞り、スピードup。トラックに入って直ぐに私を呼ぶ、妻と息子の姿を見たときの安堵感は北海道マラソンと同様の思いでした。そしてフィニッシュ。
設定していた目標タイムには辿り着けませんでしたが、そこは次回チャレンジに向けての課題とします。

ゴール後も感謝を繰り返されるパートナー。
「支える側」と思っていた自分が実は「支えられる側」だったという現実。仕事や家族に対しても通じることだとも実感しました。金八先生ではないけど、人は支え合って生きているのだと。たやすく「支援」という言葉を使うのはもう止めようかと思います(笑)
もし、バカバカしく思う人が居るならば、その人には是非ランニングすることをお勧めします(笑)

とにもかくにも、2022年の目標であったフルマラソン(→北海道マラソン)の完走、そしてガイドランナーとしての初出場を果たせました。
来年はどういう目標設定にするか。
ちなみに今回一緒に走ったパートナーからはゴール後に「来年の北海道マラソンへの調整は既に始まっているから」と優しさだけでなく、厳しい言葉も掛けられました。少し休んでまた精進します。

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