見出し画像

ロッテの2023シーズンを振り返る

私は2017年からのロッテファンです。「関西在住なのにロッテファン!?」とよく言われますが、ファンですから仕方ありません。

残念ながら、今シーズンも終戦してしまいました。ここで2023シーズンを振り返ってみたいと思います。

見出し画像は公式Twitterよりお借りしました。あと敬称略ですのでご了承を。

総括

2023年は、一言でいうと2位でCSファイナル出場。こう聞くと聞こえがいいですが、貯金2なので実質3位ですね。2020年や2021年の優勝争いから脱落した2位とはわけが違います。シーズン最終盤のみ結果が幸いしましたが、2位に慢心してはいけません。

私の開幕前の予想では圧倒的Bクラスだと思っていました。正直、前半戦の躍進は驚きました。その理由は何だったのでしょうか?

躍進の理由

開幕前にロッテは戦力が劣っているとよく言われていましたが、激しく同意します。しかし、決してそんなことはなかったわけです。私の見る目が節穴でした。

助っ人

今シーズンのロッテの編成で、最も影響があったのはレアード、マーティンの退団でしょう。ここ数年は、この2人の活躍がそのまま順位に反映されていたと言っても過言ではありません。実際、昨シーズンは下位に沈んでいます。

しかし、この大きすぎる穴はポランコが埋めてくれました。1人なので埋まりきったとは言えませんが、ポランコの活躍は素晴らしかったですね。

また、投手陣ではペルドモの活躍が光りました。ロッテの自前助っ人でリリーフで活躍した選手があまり記憶にありません。レイビンがフラッシュバックしてしまいます。しかし、ペルドモは大当たり!Aクラスにいるのはペルドモのおかげと言われていましたが、本当にその通りだと思います。

このポランコ・ペルドモの両名が投打のチーム内MVPですね!他球団の助っ人があまり活躍できない中、ロッテの助っ人アドバンテージはとても大きかったですね。

投手陣

開幕当初は投手陣が素晴らしかったです。朗希、種市、小島、西野、メルセデス。この5人が先発で安定的な投球をしていました。リリーフではペルドモ、澤村、益田の勝ちパターン。毎年そうなんですが、投手陣が疲弊するまでの期間は強いですよね(?)

また、今シーズンは西村、坂本の活躍が光りましたね。吉井監督の眼力とロッテのトレードのうまさは恐ろしいものがあります。こんなに活躍するとは思いませんでした。

坂本は恐縮ながらセリーグなのであまり知りませんでしたし、西村は敗戦処理のイメージがありました。西村は福田光輝とのトレードで加入しましたが、福田光輝は打撃で光るものがあり少し惜しい気持ちもありました。

しかし、西村は大車輪の活躍!ブルペン陣を大いに支えてくれました。いやぁ素晴らしいです。

今年はあまり活躍できませんでしたが、吉井チルドレンの横山、森あたりにも期待ですね!横山にはぜひとも勝ちパターンに食い込んでほしいです。

2軍からの使者

開幕当初は2軍昇格してきた選手がことごとく活躍しました。平沢や池田です。平沢の楽天戦でこの逆転ホームランは痺れたなぁ...。池田も振ればヒット状態になっており、開幕当初の貧打を救ってくれました。

このように1軍と2軍の循環がうまくいくチームは強いです。オリックスがまさにそうです。

しかし、後半戦になると状況が変わります。1軍と2軍の入れ替えは減り、スタメンも固定化されてきました。別にそれが悪いことではないんですが、結果がそれを表しています。

個人的な予想ですが、フロントの介入があったのではないかと思います。ブロッソー使え!期待の若手使え!みたいな。

井上や大下はもっと使って欲しかったなと思いますね。来シーズンは今年の開幕当初のような状態を1年間継続してほしいですね。

おじさんの覚醒

昨シーズンは高部が覚醒しましたが、今シーズンも覚醒した選手がいました。藤岡と岡です。ちょっと違いますが、角中と石川慎吾の活躍は言わずもがなですね。

藤岡はようやく期待されていた活躍ができたと思います。ずっと併用で疲労を軽減しろと言われていましたが、その通りでしたね。友杉の存在は大きかったです。

岡は身体能力は高いけど...の代表的な選手でした。しかし、今年は打撃にミート寄りの意識が。もちろん長打力も魅力でしたが、自慢の守備走塁のことを考えると長打がなくても良い選手です。それどころか、ミート寄りの意識をしても充分長打力があります。

京セラドームに対オリックス戦を見に行ったことがあります。普段見れない打撃練習を見れるのがひそかな楽しみでした。その時の打撃練習で京セラドームの5階席に打球を飛ばし続けていた選手がいました。それが岡です。あまりの打球に拍手が起きたほどです。

中日に移籍してしまいましたが、加藤翔平が好きです。加藤翔平も岡と似たような身体能力タイプだと思います。覚醒しないかなぁ...

課題

今シーズンは2位ですが、課題の方が多いと思います。ていうか課題だらけです。

打力

毎年のことですが、得点力不足により夏場に投手陣が疲弊して失速します。失速どころか逆噴射ですね。9月は見ていられない状況でした(笑)

ペナントレースを戦うためには、打ち勝つ試合を増やさないといけません。そのために、必要なのは若手の覚醒です。平沢、安田、藤原、山口...。このあたりの期待の若手がそろそろ覚醒しないとマズいです。

何が辛いって、数年前はこの面々は正真正銘の期待の若手でした。トッププロスペクトと言ってもいいと思います。藤原が2020年にCSで最年少猛打賞を達成した時は震えました。これはもう柳田になれると。

しかし、近年は小さくまとまってしまった印象があります。これは藤原に限らずです。山口は出始めの頃は思い切りの良さが感じられましたが、最近は見逃し三振が目立ちます。

平沢も2軍で首位打者を獲得したのですから実力は申し分ないわけです。足りてないのは自信だけ。同じく2軍首位打者の牧原のように活躍できると信じています。

先発

CSでブルペンデーを連発したことが話題になりました。あれは奇策でも何でもなく、シンプルに先発が足りなかったからです。種市、カスティーヨの離脱は堪えました...種市は戻ってきてくれましたが。

阪神の岡田監督が「先発は10人必要」という旨の発言をしている記事を見たことがあります。先発ローテーションがしっかりしている時は「10人もいらんやろ」と思っていましたが、今は違います。10人必要ですわ。

今年の石川歩のように怪我で投げられない投手や、成績が落ちてしまう投手もいます。そういう投手も含めて「先発が10人」いるとローテーションが組めると思います。ギリギリの6人しかいないと絶対に足りなくなります。

そもそも、ロッテに先発が10人いるんですかね?列挙してみます。

  • 小島

  • 朗希

  • 種市

  • 西野

  • メルセデス

  • カスティーヨ

  • 美馬

  • 石川歩

  • 中森

  • 岩下

  • 二木

  • 本前

なんかツッコミどころはありそうですが、人数はいますね。当たり前ですが

先発ローテーションの「6枚」を考えてみたいと思います。1年間ローテーション守りきって規定を投げられる投手を「1枚」とします。

この中で「1枚」と言えるのは小島だけです。故障明けだったのが大きいと思いますが、種市と西野は「0.8枚」の活躍でしたね。これは蔑むわけではなく褒めてます(上から)

こう考えると「6枚」の先発ローテーションを用意するために、「1枚×6」ではなく「2枚+0.8枚×5」の方が現実的ですね

1枚が6人いたら2005年ロッテですね。そら優勝しますわ(記憶改竄)。「枚」がゲシュタルト崩壊してきました。

岩下、中森、二木あたりに「0.8枚」くらいの活躍をしてほしいなと思います。中森君、入団会見で語った15勝の目標を果たしてくれていいんですよ(?)そうしたら「1.5枚」ですわ、神

印象に残った試合

  1. 藤岡のアレ

  2. 角中のアレ

  3. 平沢のアレ

まとめ

優勝するためには代表クラスの選手が必要です。鈴木誠也、村上(ダブルミーニング)、吉田正尚、山本由伸のような。

幸いにも、ロッテには朗希というスーパーエースがいます。益田というマリーンズの誇りもいます。あとは野手ですね。

期待の若手連中の覚醒に期待です。もっというと8番や32番にも期待してます。もっと活躍できるはずです。

オリックスとの差はかなり感じますが、何が起きるのかがわからないのがペナントレース。オリックスの選手が来年も同じ活躍ができるとは限りません。ロッテの選手が覚醒するかもしれません。

そろそろチャンピオンフラッグを掴んでください。何卒宜しくお願い致します。てか掴め

それでは

この記事が参加している募集

野球が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?