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自分にしか書けないものを書こう

ブログでも、noteでも、わたしが文章を書くときに気をつけていること。
いつも頭の片隅にあって意識しているんだけど、なかなか形にできないこと。

それが、「自分にしか書けないものを書こう」ということなんです。

特にむずかしく感じるのが、お店の紹介や書評を書くとき。
うっかりするとお店の情報や本の内容紹介が多くなってしまうんですよね。

でも。
それって私じゃなくても書けること。

「このお店はどこにあって、メニューはこんなで、おいしかったです。」
「この本はこういうことを言っていて、こんな風に書いてあります。参考になりました。」

こんな文章なら、だれが書いても似たような出来上がりになりますよね。

わざわざ自分が書く必要もないし、なにより読んでいてつまらない。そして誰にも刺さらない文章になる。
もっと自分の感じたこと、考えたことを盛り込んでいかないと!

そう思って、ブログネタのメモの一番最初に

●自分が感動したところを掘り下げて伝える
●全体を伝える必要はない→自分だけの視点を大事にする

って書いてあるんですよ。

でもね。
いろいろ紹介したくなっちゃって、いろんな情報がまんべんなく書かれている文章になりがちなんです。
特に本の紹介はそうなってしまって、自分の課題だなって思っていました。

そんな時に、とってもわたしに刺さる本の紹介を書いてくれた方がおりまして。
たからにゃさんのnoteです。ぜひブログの方も読んでほしい。

そうそう、こういう風に書くとすごく共感するし、読みたくなるのよ!
書き手がいちばん役に立った、伝えたいと思っていることだけピンポイントで紹介するとこんなに読み手の心に刺さるんだな!
って、とっても勉強になりました。

このnoteにたくさんの共感コメントが寄せられて、一気に「#冷蔵庫腐らせ組からの脱出作戦」なんてタグができ、実に盛り上がっているところです。

さらに!
ひとつの本の紹介文からここまで盛り上がった理由をご本人が考察されています。

紹介する時に、どのようにとがらせて、相手の意識にフックをかけるのか

これがすごく大事なんですよね!

わたしが自分の視点を大事にして、自分にしか書けないものを書こうと思ってがんばっているのは、読んでくれている人の意識に引っかかりたいからなんです。

読み手の意識に引っかからないと、どんなに良いと思ったものを紹介してもぜんぜん読み手に響かない。

まさにそれを体感することができた記事でした。

たからにゃさんの記事に心を動かされて、紹介されている本を買い、自分の冷蔵庫と真剣に向き合おうとまでしていますからね、私。

この本を読んで自分が紹介文を書いたら、どんな文章になるだろう?って考えちゃいました。
今までどおりだったら、結局本の内容をあれこれ紹介したくなっちゃって、広く浅く紹介する文章になってしまうだろうな。

でも。
これだけ強烈に自分の心にささる体験をしたんだから、もっと違う文章が書けるはず。

読み終わったら、わたしも書評を書いてみようっと。


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