見出し画像

【ポケモンSV】キョジオーンを使ったらランクマッチに勝てるようになった件

意気揚々とランクマッチに潜りマスターランク初回3,000位で浮かれたものの…あっと言う間に負けまくり気が付けば80,000位に転げ落ちていました私リマークスです。

さすがにBW2ぐらい知識じゃ「このポケモン何タイプやねん」「よし!倒せる!・・・テラスタルで返り討ちにされた!」を繰り返した結果が80,000位です。こんな下の順位だったら戦う相手もマイナーポケモンばっかりなんじゃないの?と思うでしょ?災厄ポケモンは当たり前、パラドックスポケモンもあたり前田のクラッカーのように出てくるんですよ。

パラドックスポケモンに加え、災厄ポケモンを解禁したランクマッチは種族値の暴力が渦巻く混沌とした世界としか言いようがありません。

こんなん勝てないよ、ふえぇぇーんと泣きそうになっていたところに手を差し伸べてくれたポケモンが「キョジオーン」でした。キョジオーンをパーティに入れるだけで勝率4割だったのが6割にまで上昇しました。ランクの順位も80,000位⇒12000位まで上昇しました。使ってて良かったキョジオーン!(進⚪︎ゼミ風に)

最初に結論を言ってしまうとランクマッチで勝ちたい人はとりあえずキョジオーンを使ってみてください。ビックリするぐらい強いですから。対策していない相手だと場をめちゃくちゃに荒らしてくれます。

今日はそんなキョジオーン先生のアゲアゲの記事になります。

種族値

ポケモンは誰しも弱点となる種族値内のパラメータがあるものです。例えばハバタクカミは特殊アタッカーに相応しいC135の反面、H55、防御55と物理攻撃には紙みたいな数値となっています。ハッサムのバレットパンチで確1で落ちてしまいます。

しかしキョジオーンに関して無駄のない種族値となっているのです。そんなキョジオーンの種族値がこちら↓です。

H100 A100 B130 C45 D90 S35

しいて弱みを上げるなら特攻と素早さが低いぐらい。しかし特殊アタッカーで運用することはほぼありませんし、要塞のような硬さをもってすれば鈍足でも全く気にならないのです。

タイプは岩単体。
半減タイプはノーマル、炎、毒、飛行。
弱点タイプは水、草、格闘、地面、鋼。

BW時代では草+鋼の「ナットレイ」がやどりぎ+身代わり戦法で殺意が湧いたトレーナーも多かったですが、炎4倍弱点だったのが救いでした。しかしキョジオーンは4倍弱点なんて存在しません。努力値をHBに多く振ればば、タイプ一致弱点でも余裕(確2)で耐えてくれます。

専用特性「きよめのしお」

きよめのしお:状態異常にならない、ゴーストタイプで受けるダメージを半減

耐久ポケモンにとって状態異常は脅威となり、とくに「やけど」「どく」といった定数ダメージは苦虫を噛み潰したような感覚に陥りますよね。しかしキョジオーンにはそんな心配は全くありません。ありとあらゆる状態異常を無効化します。「キノガッサ」のキノコのほうしも全く怖くありません。

これだけでも強いのにさらにゴーストタイプの技を半減にします。環境上位の「サーフゴー」「ハバタクカミ」のシャドーボールをも半減で受けられます。

専用技「しおづけ」

しおづけ:塩漬け状態にして毎ターン1/8ダメージを与える。受けた相手が引っ込むまで永続。みず・はがねタイプには2倍となり呪いと同等の1/4ダメージ。

キョジオーンの専用技にして伝説ポケモンが使うような凶悪すぎる性能の技。キョジオーンの弱点タイプだからと水・鋼ポケモンが受けにくるんですが、返り討ちにできるのが「しおづけ」です。

正直相手のタイプがなんのタイプだろうが全く関係ありません。岩とか格闘だろうが半減はれようとも、とりあえず初手「しおづけ」です。

毎ターン、定数ダメージは相手にとってイライラするし、キョジオーンは簡単には倒せないので精神的なダメージは凄まじいと思います。

私のキョジオーンの型

キョジオーンの型は1つか2つしかありません。物理受けのHB型、特殊受けのHD型の2パターンです。ただ型がわかっていても簡単には対処できないのが強みと言えます。てんねん持ちのヘイラッシャと同じような感覚です。

使っていても「こいつ(キョジオーン)が敵にいたら、自分だったらどう対策するかな」と頭を悩ませるぐらいには強い(断言)もしくは、いやらしいポケモンであることは間違いありません。

性格と持ち物とテラスタル

性格はわんぱく(B↑C↓)で物理技を受け止めるのが主です。

持ち物はたべのこし。毎ターン体力を回復し続けるため、必須です。

テラスタルはゴースト。特性「きよめのしお」とのシナジー効果でゴースト技は弱点にならす、等倍になります。さらに弱点であった格闘タイプの技も透かすことが可能です。

努力値

H252 A4 B156 D92 S4

「ポケモン徹底攻略」の育成論をそのまんまパクった努力値配分です。(自分だとHB特化にしていたと思います)

技構成と戦術

「しおづけ」
「じこさいせい」
「まもる」
「ステルスロック」

基本的には初手「しおづけ」
2ターン目は「まもる」
3ターン目は「じこさいせい」
4ターン目は「まもる」
5ターン目は「じこさいせい」
以降「まもる」「じこさいせい」繰り返し

基本的には一度「しおづけ」した相手の攻撃を受け止められるなら居座り「まもる」と「じこさいせい」を交互に使うのが定番です。余裕があれば「ステルスロック」を巻きます。

「ステルスロック」の枠は他のポケモンで代用できるなら「鉄壁」「ボディプレス」「のろい」「みがわり」「じわれ」などが候補です。

最初は「みがわり」「じわれ」を採用していましたが、体力管理が難しく今の技構成に至ります。(「まもる」はたべのこしの回復、「しおづけ」の定数ダメージ稼ぎにも欲しいところ)

技のPPはかならずポイントアップで最大まで増やしましょう。キョジオーンを使う時点で持久戦になります。

使ってみた感想

強い。強すぎます。伝説級のポケモンなんじゃないの?こんなのランクマッチで使えて良いのか?と錯覚するぐらい強いです。(2回目)オーバーウォッ⚪︎なら間違いなくデバフ(弱体化)される対象です。

普通のポケモン対決ならタイプ相性が悪かったり、技の通りがイマイチですと交代するのが当たり前じゃないですか。キョジオーンはしおづけが効果抜群だろうが、半減されようが関係なく場を支配している時間が圧倒的に長いのです。

爽快感はほぼありませんが、ネチネチとした陰湿さがあります(褒め言葉)ポケモンに限らずオンライン対戦ゲームにおいて、いかに相手がいやがることをできるかが勝負の分かれ目と言っても過言ではありません。

使ってみてわかったキョジオーンの弱点と対策

下記サイトにキョジオーンの対策が記載されています。はい終了…ではありません。使ってみて実際に対策となり得るかどうか書いていきます。

「トリック」や「すりかえ」でこだわり系のアイテムを押しつけるのは有効です。が、対面した段階でキョジオーンを使っている側としては身構えるため、成功した経験はありません。

「ロトム」「サーフゴー」「マスカーニャ」あたりが出てきた時、「スカーフトリックしてきそうだな」と警戒し初手「まもる」が安定するんです。「スカーフ」「トリック」だったなら、別のポケモンに交代するだけ。「タギングル」の「すりかえ」はわかりにくいかもしれません。ただマイナーすぎて使っている人を見たことがなく、実際に努力値振って使ってみたけどピーキーすぎて使いどころがありませんでした。

「挑発」も有効です。が、「しおづけ」にさえすれば、キョジオーンが挑発を受けても違うポケモンに交代するだけなんですよね。

「しおづけ」された相手は場にいる限り、ずっと定数ダメージを受け続けるため、(場に残すかどうか)選択しなければなりません。

じゃあキョジオーンに対して何が有効かと言うと主に2つです。

「おんみつマント」持ちで積みの起点にされる

おんみつマント:技の追加効果(しおつげの定数ダメージ等)を受けなくする。

例1「サーフゴー」に「隠密マント」を持たせ「わるだくみ」を積みまくって撃破。

例2「ハッサム」に「隠密マント」を持たせ「つるぎのまい」を積みまくって撃破。

※キョジオーンによっては「てっぺき」で防御を積んでくる型もいます。物理型よりも特殊型で攻めるのかベストです。「ちょうはつ」があるとなおよし。

「超火力」でゴリ押しされる

いちばん手っ取り早いのがこの方法です。「こだわりメガネ」「こだわりハチマキ」を持ったアタッカーに確2を取られると、もはや自己再生するしかなくなります。自己再生もPP増やしても最大で8回しか使用できず、いずれジリ貧になってしまいます。

例1 「イーユイ」にこだわりメガネを持たせ「あくのはどう」で撃破。

例2 「カイリュー」にこだわりハチマキを持たせて「げきりん」で撃破。

例3 「ジバコイル」にこだわりメガネを持たせて「ラスターカノン」で撃破。

この辺りの計算はダメージ計算ツールを使うのをおすすめします。

「キョジオーン」対策のまとめ

  • 「パオジアン」「ディンルー」等の災厄ポケモン。

  • 「ハバタクカミ」「テツノツツミ」等の特殊アタッカー。

  • 「カイリュー」ノーマルテラスしんそく物理アタッカー。

  • 「ヘイラッシャ」「アーマーガア」等の物理受け。

上記いずれも環境を席捲している環境ポケモンで、ランクマッチを潜るうえで仮想敵となり得る存在です。おそらく努力値の配分も仮想敵を想定して確定〇発、〇耐えといった調整していますよね。

他にも災厄ポケモンの一角「チオンジェン」も良い例です。「やどりぎのたね」+「みがわり」+「まもる」で何も対策していないと、何もさせてもらえず倒された経験はありませんか?私はあります。

もう1例だすならば「アラブルタケ」「キノガッサ」「モロバレル」といった「キノコのほうし」持ちのポケモン達。命中率100%の催眠で対策をせぬまま倒された経験はありませんか?私はあります。

上記のポケモンは使っているプレイヤーが悪いのでしょうか?いいえ、ランクマッチはレギュレーション内であれば何も問題ありません。むしろ対策していないプレイヤーが悪いのです。

長くなりましたが「キョジオーン」も脅威となり得るポケモンで対策(仮想敵として想定)をしていないと簡単に詰みます。最低でも高火力の特殊アタッカー1体で対応すべきです。

最後に

「キョジオーン」が強いか弱いかで聞かれれば間違いなく強いです。対策していないと確実に詰みます。

圧倒的な受け性能、専用特性「きよめのしお」で状態異常無効化、専用技「しおづけ」で定数ダメージとゲーフリはよくこんな恵まれたポケモンを生み出したなと賞賛できます(皮肉)

ランクマッチでとりあえず何を使えば良いかわからない人にはパーティに1体キョジオーンを入れるのをオススメします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?