日和山公園から眺めた景色

【いつか来る春のために】❻ 終章    向日葵の絆そして 再びの旅路 完結     黒田 勇吾

              終章❶

 翌朝、三月十一日、美知恵は朝早く起きると着替えを済ませて加奈子と一緒に三人の写真に手を合わせて祈った。そうしてから外の空の気配を確認した。明るくなり始めた外に出て空を見上げると快晴ではなかったが雪の気配はない。特別に寒いほどでもないことを確認すると、急いで朝食を済ませた。いろいろな準備をして一通り終わって緑茶で一服していると、八時前には加奈子の両親と兄夫婦がやってきた。挨拶したあとで車二台に分乗して牧野石霊園の山の中腹にある山内家の墓にお参りに向かった。実家があった南流町の昔からのお墓は震災で壊れてしまったので、この霊園に先祖代々の墓を新たに移設建立したのだった。お墓から牧野石の街並みが見渡せる素晴らしい場所だった。
 お墓参りを済ませると、山を下り、予約していた街中の割烹に行って、供養の食事をみんなでいただいた。語るべき思い出はたくさんあった。しかしみなどちらかというと無口になって、今日を迎えた思いをそれぞれが語ろうとはしなかった。この一年は激動の日々だった。たくさんの悲しみと、たくさんの落胆と、そしてそれと同じくらいの喜びもあった。いろんなことがありすぎて、逆に皆が無口になっていたのだった。しかしお互いがお互いの思いをよくわかっていた。そうして時間をかけた供養の食事を終わらせて、また仮設住宅に戻った。
 お昼をまわって日差しがいくらか温かみを増すと、美知恵と加奈子は用意していたものを車に積んで出発した。加奈子の両親と兄夫婦に光太郎をみてもらいながらの留守番を前からお願いしていた。
 加奈子が運転しながら、海南橋を渡り、住広町を過ぎて、街中を通り越して日和ヶ山に上っていった。日和ヶ山公園にはかなりの人がくりだしていたが、近くに車を停めると美知恵と加奈子はすぐに海を見渡せる場所まで来て、二人並んで太平洋の先の遠い水平線を眺めた。雲間からときおり日差しが当たって、海はところどころ光り輝いていた。風はあまりなかった。
「加奈子さん、静かな水平線ですね」と美知恵が囁いた。
「お母さん、隆ちゃんのように優しい水平線ですね」加奈子が囁いた。そしてしばらく眺めた後で2人は手を合わせて目をつむった。黙とうを終えてからもう一度水平線を眺めながら美知恵は加奈子に尋ねた。
「本当に隆行やお父さんお母さんは、私のそばにもう帰ってきてるのかねぇ。鈴ちゃんの言いたいことはよくわかるんだけど、まだ実感がわかないんだよねぇ。どう思う」
 加奈子はうん、と頷いて少し考えてから応えた。
「お母さん、正直言って私もわからないんです。でも鈴さんは感じてるって言ってました。理屈じゃなくて、感じるものなんでしょうね。私も隆ちゃんを感じれるようになりたいなぁ」美知恵はその加奈子の言葉を聞いて静かに頷いた。そして、それじゃあそろそろ行きましょうかね、と加奈子を促して先に車に向かった。
 二人が乗った車はそのまま坂を下って信号のある交差点を左に曲がった。細い道をゆっくりと下りきると南風町の広大な平地が2人の視界に広がった。右手に大山製紙の工場が見える。車は交差点を左に曲がって南流川河口方面へ向かい、途中で右折して、海に向かった。防波堤の横に車を停めると、外に出て持ってきた向日葵の造花を一輪ずつ持って防波堤に寄り掛かった。防波堤の向こうはすぐ海になっている。波が防波堤にあたって砕ける音がかなり高く聞こえる。先に美知恵が海に向日葵を放った。加奈子もそれに続いた。そして二人で合掌した。静かな海風が二人の髪を少し乱した。
 車に戻ると今来た道を再び戻って、少し行った道の横の平地に車を停めた。その場所は隆行の教え子がかつて住んでいた場所だった。車を降りると二人は車のトランクを開けてシャベルを取り出した。大きなシャベルを持った美知恵が一か月前に飾っていた萎れた花を抜いて、あたりをぐるっと見渡した。目測を付けるとその枯れた花を抜いた場所を中心にして、半径5メートルほどの円を砂地にシャベルの先で描いた。
 加奈子さん、これぐらいでいいわよね、と美知恵は尋ねた。加奈子ははい、と頷きながら美知恵が描いた円の一か所に小さなシャベルで穴をあけていき、時間をかけて等間隔に穴をあけていった。ちょうど25個の穴をあけて一周すると、小袋に入れてきた向日葵の種を、美知恵と一緒に数個ずつそれぞれの穴に蒔いていった。そして土をかけていった。それからその円の中心に三つの穴を開けて種をそっと蒔いた。そしてペットボトルに入った水を美知恵が少しずつかけていった。すべてに水をかけると作業がようやく終わった。
 真ん中の三つの種を蒔いた場所を中心にして、円形の花壇のようなものが出来上がった。美知恵が腕時計を見ると、午後の2時40分をまわっていた。

2人は軍手をはずしてペットボトルの水で手を洗い、即席の花壇の中に入って海の方角を見た。もちろんその場所から海は見えない。雑草地になって遮るもののない向こう側に防波堤が見える。やがてサイレンが鳴り始めた。14時46分の震災が起きた時間を知らせる音が何か所からも聞こえてきた。二人は手を合わせて黙とうした。美知恵は隆行のことを思った。愛しかった息子よ、どうかもう一度帰ってきておくれ。そうひたすらに祈った。横にいた加奈子が嗚咽をこらえきれず、大声を出して泣き始めた。美知恵は加奈子をグッと抱き寄せて背中をさすった。なおも大泣きになった加奈子を美知恵はきつく抱きしめた。大丈夫だよ、加奈子さん大丈夫だよ、と声をかけながら美知恵も泣いた。
 美知恵は泣きながら、小さな隆行が実家の庭の花壇で遊んでいたころの夏を思い浮かべた。すると青空の下で大輪の花を咲かせた二十五本の向日葵たちが、美知恵と加奈子と光太郎の三人を囲んで大きな輪になって風に揺れている情景が浮かんできた。その風は心なしか隆行の少年のころの汗の匂いを漂わせて美知恵の心の中を静かに流れていった。







        終章❷ 【再びペデストリアンデッキにて 2020年9月】



立花葵は、ぺデストリアンデッキのゲリラ路上ライブで
「福島山河」を歌い終わった後、立ち止まって聴いてくれていた方々に
御礼を言ってからギターをケースにしまって急いで片づけを始めた。
ここは、路上ライブをするには仙台市の許可を得なければならない。
葵はそれを知っていたので、早々に立ち去ろうと思った。
許可なし路上ライブは実はけっこうしてきたので事情をよく知っていた。
本来なら正式な手続きを踏んで路上ライブをするべきなんだろうけど
実際はなかなか許可下りないエリアも多い。
或る意味、ゲリラ的にやることが路上ライブかな、と素人なりに
思っている。警察がやってきて何度か注意指導ならびに演奏中止したことも
ある。

片づけをしながら、10mほど向こうのベンチの横にうずくまっている中年のおじさんのことが気になった。具合でも悪くしたのであろうか?

片づけを全て終わらせてから葵は、ベンチの横にうずくまってどうやら
泣いていたらしいおじさんに声をかけた。少し不安な気持ちもあったが
本当に具合が悪いのであれば、場合によっては救急車なども呼ぶ必要があるのではないかな、と心配しつつであった。
「恐れ入ります。今までここで歌っていたものですが、歌っている途中から
あなた様のことが気になっておりました。具合でも悪くされたのでしょうか?」ハンカチで顔を拭いているおじさんに恐る恐る声をかけた。周りにいる人たちは、あまり関心が無いようだった。
 そのおじさんは驚いたように顔をあげて葵を見た。目が赤く腫れぼったい表情で、困惑と驚きの顔をしていたが、すぐに地べたからベンチに腰掛けなおして、茶色のショルダーバッグにハンカチをいれた。
そして葵に、はにかんだような笑顔を向けた。

「すいません。お声がけありがとうございます。具合が悪くなったわけではありません。あなたの歌に感動して、ついつい昔のことを想い出してしまいました」
「あ、そうでしたか。てっきり体調を悪くされていたのかと勘違いしてしまいました。それはよかったです。ええと、あのう、私の歌って、三曲のうちのどれでしたか?なんか気になります」葵は、ひと安心した後で、思い切って尋ねてみた。
「三曲歌ったんですか?私は先ほど駅に来たばかりで、最後の歌しか聴けなかったです。でもそれも途中までで、感極まってしまってちゃんと聴けませんでしたが、その最後の曲です。福島のことを、お歌いになってましたね」

「そうですか。はい、福島のことを歌にしたもので、結構前に作曲してる歌です。『福島山河』という題の歌です。お褒めいただきありがとうございます。具合悪くなかったようですので安心しました。それでは失礼いたします」
葵は、小さく頭を下げてから、下に置いていたギターケースを持って
立ち去ろうとした。
「あのう、すいません」そのおじさんは胸ポケットから何かを出して葵に差し出した。名刺だった。葵はギターケースをもう一度置いて、両手で名刺を受け取った。
少し困惑しながら、名刺を受け取ってそれを見ながら思った。学習塾の講師の方なんだ、どうりで知的な雰囲気の漂うおじさんだな、と葵は感じていたのだ。
その名刺の最後に、シンガーソングライター、と書いてある!
思わず葵はおじさんをあらためて見ながら質問した。
「ええと、鈴木様は歌を歌われているんですね?講師のお仕事をされながら、この仙台で活動されているんですか?」葵はせっかちに質問した。
「はい、今は仙台を中心に活動しております。というかコロナのせいで、今年は一度もコンサートやライブはしてないんですよ。今準備中なんです」

「仙台で活動なされているんですね。そうしますと、オリジナル曲を中心に歌われているんでしょうか?」なんだかこの鈴木という男に不思議な想いを抱き始めながら、名刺を胸ポケットにしまった。葵はだいたいのことに物怖じしない。怖いもの知らずではなくて、興味を持ち始めたらどんどんそのことを追求していくタイプだった。時にトラブルになったこともあったが、一歩前に出ることで、出会いの世界が広がることを何度も経験してきた。
「はい、すべてオリジナル曲しか歌いません。もともとは、復興支援コンサートなどを主催していまして、おもに追悼歌や応援曲などですが、最近は恋の歌、愛の歌いろいろ歌っています。実は私は2年前まで、牧野石におりまして、引っ越してきたのが2年前です。去年は仙台のライブハウスなどで、数回歌いましたが、今年はまだまだ難しい状況で、塾の仕事に専念していましたが」
「え、牧野石に住んでいたんですか?そうすると震災で、、、」と言いかけて、葵は自分が初対面の方に、震災の話を始めていたことに気づいて、話を切った。鈴木は葵のそんな表情を見て、話を変えた。
「今出会ったばかりの女性の方に、私が呼び止めて話しかけてしまったので、正直言って変なおじさんだと思ってませんか?アラフィフのただの塾講師ですが、大変失礼なことを今自分はしていると後悔しています。でも、あなたの歌は私の命に響きました。最後に一つだけ、質問させてください。福島に今お住まいなんでしょうか?」

「いえ、私も仙台に住んでいるんですよ。実家は福島です。そこで生まれ育ちましたが、震災直前に、仙台市内の私立高校の進学のために、仙台にアパートを借りて、住み始めたところでした。中学校の卒業式の次の日に引っ越してきて、二日後でした」そう言いながら、葵はF-PALのビルの屋上の空をちらっと見つめた。そこに何かがあるような遠い視線に一時なっていた。その姿を見て、鈴木は言った。
「すいません。お忙しいでしょうに、引き留めてしまって。音楽活動頑張ってくださいね。同じ仙台なら、またどこかのコンサート会場で、もしかしたらお会いするかもしれませんね。ちなみに最後にひとつだけ聴かせてください。ライブ活動はどこの会場でなさってますか」鈴木は立ち上がって一礼しながら質問した。
「ペニージョーン」が主ですね。コロナ対策しっかりしながら運営されていますので」
「あ、そうですか。私も二度ほどあのステージに立たせていただいたことがあります。応援させていただきます。ありがとうございました」

「こちらこそありがとうございました。いつか、仙台のどこかで会えたらうれしいですね。私は、AOIというシンガー名で活動を始めています。本当は今年の3月から本格的に始めるつもりだったんですが、半年間、コロナでなんもできずでした。でもその間にSNSにオリジナルの歌いくつもあげてますので、よろしかったらチェックして下さい。「福島山河」もアップしてます。再生回数ちょびっとですが。それでは失礼いたします」
葵は、目線を鈴木に戻して、微笑みながら、一礼して、駅の中に入っていった。鈴木はその姿を見送りながら、もう一度ベンチに座って、しばらくぼんやりと人々が行きかう目の前の通りをうつろに考え事をする風情で眺め続けた。
つい今しがた、初めて会ったばかりなのに、あんなに優しく話しかけてくれた、あの子に何故か亡くなった娘の面影を重ねている自分がいた。
確かに生きていれば同じ年代になっていただろう。優衣は、あんなに、はきはきとした子ではなかったが、もし生きていたら、歌が好きだったから、同じように路上ライブとかをやっていたのかもしれない。そんな気がした。
鈴木はしばらく考え事をした後、今日は読書はやめにして、いったん自宅へ戻り、ギターを持っていつもの広瀬川の河原に行こうと決めた。
何故か、河原であの歌を歌いたくなった。そして、この仙台でもっともっと頑張っていこう、と思ってベンチから立ち上がった。
曇り空が少し暗くなっていった。




  終章❸  最終回      【広瀬川の河原にて】

鈴木国春は、ギターケースを背負って、自宅からすぐ近くの鹿落坂を下って歩いた。
坂道の左手の鬱蒼とした杉木立は、伊達政宗の廟所である瑞宝殿を囲んでいる広大な森の外れだった。
鈴木はこの坂道が好きだった。坂道の右下を流れる広瀬川の音が歩くリズムの中で心を和ませる。時折通る車の音はあまり気にならない。

やがて道は平坦になり、その向こうに交差点があって、そのT路地を右に曲がると御霊屋橋。下を広瀬川が流れている。橋を渡って突き当りを右に折れ、しばらく行くと右手に河原へ下りられる道がある。その道を少し行くと目の前に広瀬川の流れが見える。そこから川沿いに左手の木立通りを歩いて少し下ると、やがて右手に河原が広がる。

仙台に越してきた当時、鈴木は、この道をよく散歩道として往復した。そうして故郷でのなにもかもを忘れて、瀬音を聴きながら、ほとんど人気のない河原でギター伴奏で好きな歌を歌って、心の檻から逃れ凌いだ。春、夏、秋と季節は巡って、冬をようやく超えようとした頃、コロナ禍のせいで、そんな散歩も自由にできない日々がほぼ半年続いて、ようやくこの秋空の下で自由に歩けるようになった。当たり前の日常がとりあえず戻ってきただけなのに、なぜか心は自由だった。

鈴木は夕暮れに翳り始めた空を見ながら河原に降りると、草っ原にギターケースを置き、一度しゃがみ込んだ。そして、水の流れに耳をそばだてた。
故郷の河とは、ちょっと違う水の流れる音が不思議に自分の心根に合うように思う。そしてあらためてあの頃のことを振り返った。

仮設時代のみっちゃんたちは、毎年めぐり来る春の中で、仮設そばの土手の
大桜の下で、皆を囲んで花見会を主催していた。
みっちゃん自身が一番悲しかったはずなのに、いつも笑顔で仮設の仲間たちに、エールを送っていた。あのみっちゃんの姿は、崇高というか気高い愛の姿のように感じたものだった。どれだけ僕自身も励まされたことだろう。
ある意味で、みっちゃんが桜そのものだった。みんなを励ますための艶やかな桜の花のような笑顔だった。励ましの花びらを一人一人の心に贈っていた。

ここで再びのチャレンジをしよう。自分が選んだこの天地で、もう一度何もかもをやり直そうと思った。ここはそれにふさわしい街だと鈴木は思った。
そして河の瀬音を聴きながら、目をつむって黙とうした。亡き妻と娘の面影が心に広がる。

今年12月に行う追悼コンサートで、過去への追慕を最後にしよう。
僕自身の追悼はそれでおしまい。そして、未来だけを見つめていこう。
まずは今日出会ったあの子を応援していこうと思った。
本格的なメジャーデビューを目指していると、笑顔で話していた。初対面の見知らぬおじさんに、私もこれから頑張るからおじさんも負けちゃいけないよ、と言ってくれた。
不思議な子だった。本名もまだよくわからないけど、おそらくすぐにどこかで再会するという確信が鈴木にはあった。

鈴木は目を開けてギターケースから、長年使っているアコースティックギターを取り出して、立ち上がり、肩ひもをかけた。周りには誰もいない。
思いっきり歌ってみよう。3密なんてこの自然の中では関係ない。
青空はほとんど見えなかった。曇り空は夕どきの寂しさをはらんで動かないままだった。そして牧野石の桜たちを心に想い描いた。


広瀬川の河原

♫ 広瀬川の 畔に立ちて ながれし日々の 来し方思う
 遠き故郷に 心は残りても 想い出までもは 連れてこられず
 きみ失いて 我一人残されぬ 誓いを果たさんとこの街に至りぬ
 夢描いたる 蒼き季節よ 忘れてなるか なぜに生きるかを

 愛しかった君が 空で微笑みて 泣かなくていいと優しく見守りぬ
 どんな冬夜の 暗闇続きても やがて暁の 陽は昇りゆく

 あなたが 桜に なりなさい まだ来ぬ春を こころに抱きて
 あなたが 希望に なりなさい 哀しむ友らに 花びらを贈るため





 ♬青葉城址に 上りて見渡せる 歴史の街の 栄えしすがた
 苔むす石垣の 変わらぬ姿よ 誰にも壊されぬ 心のたからなり
 友 遠来の 励ましの笑顔に 弱き心を 幾度も支えられ
 詩情豊かなるこの街のぬくもりよ もう一つの故郷に やがてなりぬるか

 過ぎ去りし日々が 悲しみだったならば これからの人生を幸せで埋め尽くせ
 どんな未来も 今のあなたの 負けぬ心で すべては決まるから

 あなたが 桜に なりなさい まだ来ぬ春を 呼び寄せる 強さで
 あなたが 希望に なりなさい 迷える友らに 未来を 示すため


 そら見上げれば 一羽の若鷲が 悠然と 青嵐の 風を受けて飛ぶ
 そうさ 昔も 今も変わらぬは 冬の試練が 春を呼び覚ます

 あなたが 春に なりなさい 大地のみどりに 花を目覚めさせて
 あなたが 桜に なりなさい 雄々しく 聳える 王者の花と咲け ♬

        ~~【いつか来る春のために】 了~~


広瀬川のそばに咲く桜(仙台)


     @作品中の以下の歌3曲の歌詞はすべて作者のオリジナルです。
      著作権は3曲ともすべて作者に存します。
      許可なく商用利用等をすることを禁じます。
      ご了承くださいませ。
      1,福島山河
      2,水平線を越えて
      3,あなたが桜になりなさい
          2023年12月04日 了  最終推敲を経て 作者
         



               

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