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髪を育てるために知っておきたいタンパク質摂取の真実


現代社会では、美しい髪を保つために多くの方法が紹介されています。
その中でも、特に注目されているのが「タンパク質の摂取」です。
でもちょっと見落としがちですが、タンパク質の過剰摂取にはリスクも伴います。
この記事では、育毛や髪の健康を考える際に知っておきたいタンパク質摂取のポイントと、過剰摂取のリスクについて解説します。

アーユルヴェーダの視点から見る髪の健康


私は自然派美容師として、アーユルヴェーダを学んできました。
アーユルヴェーダを学んだ私の立場では、髪の健康は食事、運動、睡眠、そしてストレス管理に密接に関連していると思っています。
これらの要素が整うことで、頭皮の血液循環が改善され、栄養が行き渡ることで美しい髪が育つのです。


もちろん育毛剤を用いることに意味はあるのですが、「この育毛剤さえあれば」という考え方では、ご自分の人生に意味をもたらす豊かな髪育活動とはならないと思っています。


理想的な髪のコンディションが戻ってくるときには、カラダ全体の健康状態も改善されている。。。そんな大切な人生に意味をもたらすことが出来る髪育活動をしてほしいと心から願っています。

タンパク質摂取の重要性と過剰摂取のリスク


そんなことを思う中で、以前から私の中に1つ引っかかってていることがあります。
近年、タンパク質の積極的な摂取が推奨されていますが、労作の視点で
ごく普通の生活をしている現代人にとって、過剰摂取は逆効果となることがあるという事実です。


髪を育てるという視点でも、タンパク質をしっかりと摂取することを推奨されますし、老後に筋肉量が減少する状態(サルコペニアと呼ばれる)に陥らないためにもタンパク質の摂取はとても大切だと伝えられています。


間違いではないはずなのですが、一部のたんぱく質を分解しづらい体質が存在したり、慢性腎臓病や肝臓病など特定の病状がある人は、たんぱく質の摂取を制限する必要があることを考えれば、過剰なタンパク質は、腎臓に負担をかける可能性があり、特に慢性腎臓病を高確率で抱える日本人にとっては注意が必要だとおもいます。

ちなみに過剰摂取となった場合のサインとしては、以下のようなものが挙げられます。

胃の不快感
・吐き気
・下痢
・消化不良


アーユルヴェーダでは「消化」ということをとても重要視します。
特に未消化物の毒性については配慮をします。

研究者との対話から見えた過剰摂取のリスク


私は以前、アーユルヴェーダの文献を現代科学で実証し続けている研究者と話をする機会がありました。
その時の話がタンパク質の過剰摂取について疑問を抱くきっかけとなりました。


その研究者からタンパク質の摂取量が過剰になることの健康リスク、
育毛リスクについて説明を受け、それが育毛と健康維持に対するタンパク質摂取についての考え方に大きな影響を与えました。


私がご紹介する育毛メソッドではこの辺を考慮して使用製品を選んでいます。

AGEsは老化、慢性疾患、皮膚の損傷に寄与します。


タンパク質と体内の余分な糖が結びついた時に体内に生成される老化物質「AGEs」も、最近では耳にする機会も増えました。

AGEsについては、機会があれば改めて記事にしたほうが良いかもしれませんね。


過剰摂取にならないためのタンパク質の計算方法

それでは、簡単に自分の適切なタンパク質摂取量を計算する方法をご紹介します。

一般的な推奨摂取量は体重1kgあたり約0.8gです。
例えば、体重60kgの成人であれば、1日に必要なタンパク質量は約48gです。

健康な成人なら体重1キロあたり2グラムまでなら長期摂取も安全だとする
見方もありますが、ここでは一般的に言われる基準でお伝えしますね。

実際に自分で計算してみよう


ご自分の体重に合わせて、必要なタンパク質量を計算してみましょう。
例えば、体重70kgの方であれば、 70kg × 0.8 = 56g となります。
これが1日の適切なタンパク質摂取量です。

まとめ

美しい髪を育てるためには、バランスの取れた食事が不可欠です。
特にタンパク質は重要な栄養素ですが、過剰摂取には注意が必要です。

これまではカラダの健康はカラダのこととして、髪の健康とは分けて考えてしまい、美しく豊かな髪を育てるためにヘアケア製品選びだけに終始していることが多かった印象があります。


でも髪と爪ほどそれまでの毎日の生活の状態や、血液の健康状態の蓄積を顕著に、早い段階から物静かに伝えてくれているものはないと感じています。

長~くこの仕事をしてきたからこそ、髪が伝えてくれる真実に気づけたことがあります。


今日の記事の内容を参考に、あなたの身体の状態をよく知る医療者に相談をして、これからずっと豊かな毎日を送り続けるために必要な、あなたに合ったたんぱく質の摂取量を再確認してみてくださいね。(^^)

さいごに、育毛や髪の健康について疑問やご相談がある場合は、
お気軽にご連絡ください。

皆様の美しい髪を育てるお手伝いができることを楽しみにしています。
今日もさいごまでお読みくださってありがとうございました。

追加情報とリンク

この記事は、次の情報源を参考にして書きました。
詳細な情報や関連する最新の研究については、以下のリンクをご覧ください。


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