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失敗しない買い物のために考えること

私たちは毎日何かしらの購買行動をしていますが、後から振り返ってみて、買わなければよかった、失敗したなどと思うことは結構あると思います。

新しいものを買いたくなるきっかけは、たまたま見かけた広告、なんとなく入ったお店、SNSで見て、誰かが使っていたなど様々です。しかし、買いたい衝動に駆られていざ購入したものの、結局使わなかったり、ただ家にあるだけになっているといった経験は少なからずどなたにでもある経験だと思います。私自身も、大金はたいて買ってみたものの、全然使ってないというものがいくつもあります。

そういった、買い物の失敗をしないために、何を考えるべきなのか。それは、「そのものの生涯を想像してみる」ことだと思います。

もの自体にも生まれてからこの世を去るまでの一連の流れがあります。物事にはすべて終わりがあるように、そのもの自体にもいつか終わりが訪れます。そのもの自体の生き方や終わり方を考えることは、結果としてそのものが持つ最大限の価値を考えることに繋がると思います。

例えば、かばんを購入するとして、毎日大切に使うと、年季が入って10年もするとボロボロになります。そのボロボロになったかばんを、ありがとうと感謝の気持ちを持ってお別れする。そこまで大切に使うことができますかと問いかけてみます。できるなら買う、できないなら見送ることを検討します。

様々な機能がついている高級家電を購入するとして、その機能を使い切るような接し方ができるのかと問いかけてみます。そのものの価値を最大限引き出せるような使い方をしてあげることができるでしょうか。せっかく機能を備えているのに、使いこなしてもらえないのであれば、その家電は持ち主に恵まれなかったことになります。

全く同じスマートフォンを使っていても、たくさんのお金を生み出す使い方ができる人もいれば、機能のほんの一部しか使えていない人、逆にどんどんお金や時間を奪われてしまっている人など千差万別です。自分が使うことができる最大限のスペックのものを購入することができれば、最も良い買い物でしょう。逆にハイスペックなものを購入した場合には、そのものの価値を最大限生かすことができるように全力で使用することで、結果的に買い物の失敗を回避できると思います。

ものを購入することは、そのものの一生を預かる責任を負うことです。しっかりと一生を全うさせてあげられるよう、全力で気持ちを注げる範囲での買い物をすることが何よりも大切であり、失敗しない買い物に繋がるのではないかと思います。



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