読書note No.18「自分を変える」心の磨き方 第六章　 マーク・ネポ　野口嘉則訳

人の内面には、食べ物や住居に匹敵する、人間として欠くことができない欲求があると思うのです。それは愛と思いやりです。愛、思いやりが満たされないなら、人間は食事と住処を与えられた、ただの肉体に過ぎません。しかし私たちは、...。

今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/01/18　 18日目！

＜1book＞
The Book of Awakening
「自分を変える」心の磨き方
マーク・ネポ　野口嘉則訳
三笠書房
第六章　心豊かに生きるー「今、私にできる“いいこと“はなんだろう?」

＜3point＞
① 毒グモと男
インドには、毎朝ガンジス川で祈りを捧げた物静かな男の話が伝えられています。
ある日、祈りが終わると、男は水の中でもがいている毒グモを見つけ、手で作って岸に上げてやりました。クモを地面におろす時、クモは男を刺しました。男は世界のためにお祈りをしていたので、毒はあまり聞きませんでした。翌日、また同じことが起こりました。3日目も。クモは言いました。「どうして何度も助けるんだ?その度に刺すんだぜ。だってこれが俺の仕事だもんな。」男は答えました。「これが私の仕事だからですよ」
　これは人間の悲しい性だと言う人もありますが、こうした行いがsweet世界を支えているのです。人間は、物が落ちると、それに手を伸ばそうとします。小野田壊れると、直そうとします。愛する人が泣いていると、心の支えになろうとします。なすべきことだからそうするのです。
　私も何度も手を差し出して、痛い経験をしたこともありました。でも、それでも構いません。それが私のなすべきこと、あなたがなすべきことなのです。
　刺されることにより、手を差し伸べることの方が大切です。信じない人間になるより、騙される方がずっといいと、私は思っています。

② お金の真の目的
　人の内面には、食べ物や住居に匹敵する、人間として欠くことができない欲求があると思うのです。それは愛と思いやりです。愛、思いやりが満たされないなら、人間は食事と住処を与えられた、ただの肉体に過ぎません。しかし私たちは、愛するリスクを避け、愛を先延ばししてしまいます。
　愛のある人生を実現し、真実を見つけ、寛大さや思いやりを花開かせるのに必要なお金は、使わなければならないと感じています。これは単に人のためと言うだけではありません。自分が精一杯生きるために必要なことなのです。これが内面の炎を燃やし続ける薪になるのです。今生きているこの人生に愛がもたらされないなら、来ないかもしれない将来のために貯金をして何になるのでしょう。愛するチャンスを無駄にしてはいけません。

③ 解決しようとする前に
　私たちは、いろいろと辛い経験をした結果、問題は解決しなければならないという思いに取り付かれています。しかし、心と魂の奥底の苦しみは、必ずしも解決できるものとは限らず、ただ見守り、持ち続けているしかないことも多いのです。
　親密さは、痛みを取り除こうとすることからではなく、共に生きていくことから生まれ、解決しようとする事柄ではなく、一緒にいることから生まれます。愛と言うのは、互いに問題を解決することではなく、違いを受け入れることの中にあります。愛する人や自分を変えたり修正しようとすることではなく、相手の声に耳を傾け、共感することの中にあるのです。

＜1episode＞
　人生の真実にフォーカスする
　友人の幼い娘が、最初の1歩を踏み出したのだそうです。彼は娘に、「パパのことをじっと見ていなさい」と言い聞かせたそうです。しかしついお父さんから目をそらし、足元に気をとられて焦点を失ったところ、ステンと転がってしまいました。友人は遠くを見るような目をしてゆっくりと言いました。「真実の意味を求めるのをやめたらつまずくよと娘は僕に教えてくれたんだ。本当に大切なものから目を離すと、転んでしまうと言うことをね」
　人間は、人生の中で絶えず第一歩を踏み出しているのではないでしょうか。そして私たちは、目の前をしっかり見据え、より深い人生の真実に焦点を合わせることによって、人間の精神力の秘密を発見するのではないでしょうか。実際のところ、安定した心とは、自分の恐れに気を取られずに、自然に足を踏み出す能力のことを指すのではないかと思います。
＝心を整えるエクササイズ＝
→静かに座って、自分がなりたいと思う性質を1つ思い浮かべてください。例えばもっと愛情ぶかくなりたい、怖がらないようになりたい、もっと自信を持ちたい、あまり疑い深くなりたくない、もっと物わかりが良くなりたい、あまり批判的になりたくない、などのように。
→静かに深く呼吸をしながら、「どうやって」と悩まないで、この成長の場へ心を込めて足を踏み出しましょう。　

＜1action＞
　とても深いパートでした。愛とは、人生に課せられた、大きな課題です。愛に対して不安を感じたり、愛を失うことに恐れを感じたり、素直になれなかったり、愛を選ぶということは、勇気が必要で、葛藤もたくさん感じなければならない。人生の真実に焦点を合わせるのは、難しいかもしれません。「どうやって」と悩まないで、一歩を踏み出そうと思いました。

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