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読書note No.11 鏡の法則 野口嘉則

人生において、自分の心の波長にあった出来事が起きてきます。自らの人生に起きていることを見ることによって、自分の心の有り様を推察することができ、それによって、自らを変えるためのヒントを探っていけるわけです。
 この法則の観点で考えるなら、...。


今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/01/11 11日目

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鏡の法則
野口嘉則
サンマーク出版 2017年

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①「私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である」
 人生において、自分の心の波長にあった出来事が起きてきます。自らの人生に起きていることを見ることによって、自分の心の有り様を推察することができ、それによって、自らを変えるためのヒントを探っていけるわけです。
 この法則の観点で考えるなら、私たちは人生において、こんな問題に直面した時、その問題をMessengerとして捉えることができます。「自分の心の中を見つめ直す必要がある」ということを教えてくれるMessengerです。意識を切り替えて、今できる行動に焦点を当て直したほうが建設的です。

②許すとはどうすることなのか?
「許せない!」と誰かを責めている時、私たちは安らぎを感じることができません。体には余計な力が入り、心は波立ちますまたこの状態は私たちにとってストレスにもなります。一方、「許す」と言う選択をした時、私たちは過去の呪縛から解放され、安らぎと精神的な自由を手に入れることができます。また許すことで、私たちの体も心も緩み、リラックスできます。「許す」とは、過去の出来事への囚われを手放し、相手を責めることをやめ、今この瞬間の安らぎを選択することです。
 あなたが誰かのことを許そうとするときに、許す前にやっていただきたいことが2つあります。
1つ目は、相手の言動によってあなたが振り回されたり傷ついたりする現状が、今の続いている場合の話なのですがもしもそのような状況が続いているならば、まずは現実的な対策を講じて、あなた自身をしっかり黙っていただきたいのです。相手と自分の間に適切な“境界線“を引き、相手から振り回されたり傷つけられたりしない状況を作ることが大切なのです。
 2つ目は、感情を吐き出すことです。誰かに対する怒りの感情を心の底に押し込めると、その怒りのエネルギーが自分に向かうようになり、自責の念や自己嫌悪に悩まされるようになってしまいがちです。怒りや恨みの感情をぶつけるような気持ちで書きなぐるのです。

③許すための8つのステップ
1、相手との間に境界線を引く。距離を取る、逃げる、適切な人や機関に相談して対策を講じるなどして、自分を守ってください。
2、感情を吐き出す。どんな言葉でも思いつくままに遠慮なく書き出してください。自分の味わった辛さや悲しさに気づいたら、その気持ちも言葉にしてみてください。自分自身に対して「辛かったね」「悲しかったね」と共感しながらその辛さや悲しさをしっかり味わいながら、書き出すのです。途中で涙が出そうになったら、我慢せずに泣いてください。全て吐き出せたと思ったら、その紙を破いてゴミ箱などにしてます。
3、動機を探る。
 ⑴あなたが「許せない」と思った相手の行為を紙に書き出します。
 ⑵相手がその行為をした時を想像して紙に書き出します。人間の行為の動機は大きく分けると2種類です。苦痛を避けたい日、喜びを味わいたい歌です。
 ⑶下記終えたら、相手の行為を相手の未熟さや不器用さや弱さとして理解してください。「私がそうであるように、〇〇さんも苦痛を避けたかったんだ」「私がそうであるように、〇〇さんも喜びを味わいたかったんだ」と宣言してください。
 ⑷感謝できることを書き出す。相手に対して感謝できることを書き出せるだけ書き出します。できるだけたくさん書き出すことにトライしてみてください。
 ⑸感謝の言葉を復唱する。「〇〇さん、ありがとうございます」と言う言葉を繰り返し唱えます。できるだけ、声に出して唱えてください。小さな声でも結構です。気持ちがついて来なくても結構です。とにかく、この感謝の言葉の復唱を、数分間行ってください。
 ⑹謝りたいことを書き出す。できるだけたくさん。
 ⑺学んだことを書き出す。その人との関係を通して、何を学んだかを書き出します。新たな学びや気づきが得られると思います。
 ⑻宣言する。「〇〇さん、私は私自身の自由のために、あなたを許します」「〇〇さん、私は私自身の幸せのために、あなたを許します」「〇〇さん、私は私自身の安らぎのためにあなたを許します」
終了したら、最後までやり遂げた後自分を、ぜひしっかりねぎらってあげてください。許すと言う選択をしたことを褒めてあげてください。あなたが許すことで被害者であり続けることをやめ、自分の人生の責任を自分の手に取り戻したのです。そんなご自分にぜひ誇りを持ってください。
もしもあなたが、誰かに対して「どうしても許せないと言う思いを強く持っているのなら、許すことができない自分を責めないでください。自分が深く傷ついていることを理解し、許せない自分を許してください。今は、まだ心の準備ができていないのだと思います。まずは、そのままの自分を受け入れること、つまり自己受容を練習されることをお勧めします。やがて自己受容が深まってくると、人を許す余裕も生まれてきます。

<1episode>
 この本の前半は、一人息子を持つあるお母さんの実話です。内容は、ぜひ本で読んでみてください。私は泣きました。皆さんの心で感じて見てください。その中の一つのエピソードをご紹介します。
 一人息子が、いじめられ、仲間はずれにされ、でも母を頼ってくれず、話してもくれない。転校まで考えるほど悩み、切羽詰まったお母さんは、あるカウンセラーを頼り、藁をもつかむ思いで言われるまま、「どうしても許せなかった」父親に対し、上記の8つのステップをしていくことになります。心から父親に感謝できた時の、カウンセラーの言葉を紹介します。
 『必然の法則』というのがありましてね、それを学ぶと次のようなことがわかるんです。実は、人生で起きるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起きるんです。つまり偶然起きるのではなくて、起こるべくして必然的に起こるんです。ということは、自分に解決できない問題は決して起きないのです。起きる問題は、全て自分が解決できるから起きるのであり、前向きに取り組みさえすれば、後で必ず「あの問題が起きてよかった。そのおかげで…」と言えるような恩恵をもたらすのです。

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 普段は忘れていても、どうしても許せない人は何人かいます。どうしても引っかかっている人について、上記の8つのステップを、やれるところまでやってみようかなと思いました。


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カウンセラーをやっております。お気軽にどうぞ☺️
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