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まさかの同郷

基本的にはクルマ旅で車中泊が中心ですが、旅に出る時はいつも、ちょっとした地元のお土産(1000円未満)を持参して、話のタネにしています。
特に地元でも有名でご飯の進むソフトふりかけ「しそわかめ」が美味しくて、お値打ち価格なので、よく持って行きます。

民宿わかたけ

和歌山旅でお世話になった『民宿わかたけ』
那智勝浦をサイト検索していた時に見つけた民宿で、チェックインの際に持参した「しそわかめ」をお渡しすると、女将さんが「あっ、しそわかめ!」と思わぬ反応をされました。
お話をお伺いすると、まさかの同県人で和歌山に嫁がれ民宿を始められたそう。「しそわかめ」は大好物とのことで、一気に距離が近づきました。最近は民宿の仕事が忙しくて、久しくご帰省されてないとのこと、ふるさとの味を喜んでもらえて本当に良かった。

夕食会場の大広間の天井には、地元の金魚じょうちんが吊るされていて、「懐かしくて、帰る度に1つずつ増えるんですけど、最近は帰りたいけど、忙しくて帰れないんです」と笑顔で話されたのが、印象的でした。

室生犀星が帰郷時に歌ったとされる「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」。歌に込められた想いは真逆ですが、このフレーズを思い出しました。

マグロのかまの圧倒的な存在感
好みに合わせて和歌山のお酒を選んでくれます

お宿はまぐろ料理と和歌山のお酒にこだわっていて、まぐろのかまの塩焼きや珍味、料理と好みに合わせてもらった日本酒を楽しまさせて頂きました。
部屋にアメニティやトイレ、お風呂はありませんが、共同の洗面所やお風呂で他の宿泊者さんと挨拶しながら過ごしていると部活の合宿を思い出して心地良かったです。 温泉も自家泉源で気持ち良かった。

お腹いっぱい夕食を食べたのに朝食も食べられるのは不思議

「今朝、しそわかめをいただきました。美味しかったです」
笑顔で朝食の準備をされながら一言。美味しい朝食をしっかり頂いて、再会をお約束して、帰宅の途につきましたが、宿泊者同士で過ごしやすい雰囲気のお宿でした。またお会いしたい方ができました。

民宿わかたけ
〒649-5332 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町朝日3-34
TEL:0735-52-0155

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