LINEを退職しました。

ちょっと前なんですが、退職したので記録的に書いておきます。
LINE での仕事と次の仕事に関するお気持ち表明が書いてあります。

仕事の仕方とか技術的な難しい話は書いてません、思い出語りです。
そっちに興味ある方はこの辺見てください。
https://linecorp.com/ja/career/newgrads/engineer
https://engineering.linecorp.com/ja/blog/tag/line-engineer-insights-ja/

TL;DR

・素人が運良くエンジニアとして入社できました。
 多くの知り合いに使ってもらえるプロダクトに関わることができました。
 8年働く中で、エンジニアとしても自称一人前になれたつもりです。

・尖りまくったエンジニアいっぱいいるし、MLも分析も超イケてます。
 そういう人達と話す中で自分の知らない事柄・概念に関する知見を
 多く得ることができるのは本当に貴重です。
 誰と仕事するか、は本当に大切だと思います。

・公募もあるので転職しなくても Roll 変更できます。
 育休も取りやすいし急な用事で午前休・午後休しやすいです。

・やることやればマイペースに仕事できます。
 PMでもCode書いてProduct作ってたので裁量は大きいと思います。
 (少なくとも私のいたチームは良かった。価値がある前提ではある。)

ひとまずお前は誰だ?

こういった者です。
https://www.linkedin.com/in/yusuke-tsuchiya-14721a10b/

やってきたことは一通り上のリンクに書いてあるつもりなので改めて書かないんですが、2011/04 からLINE corp (旧 Naver Japan corp) でエンジニアとして、後半はPMとして仕事していていました。

なんでLINE だったの? 

自分の家族とか友人とか、そういう近しい人に「お!あれお前が関わってるの?めっちゃ便利だしめっちゃ使ってるよ!」って言われるような物を作りたいなーと思って転職する先を探してました。
いくつか受けてたんですが、運良く決まったところがNaver Japan corp、現LINEでした。

ただ、当時は本当にエンジニアとしてマジで能力低くて、今思うとなんで入社できたのか謎なくらい低レベルで。。。どのくらいかって言うと、「java の import はおまじない」を脱しきってないレベルです。ちょっと言い過ぎてますけどw
当時の上長の気まぐれのおかげで現在の私がいますw 感謝してます。
そして当初の上記目的は無事達成することができました。みんなLINE使ってくれてるし、無い時代どんなんだったかもはや思い出せないですよね。

どんな事してたの? - Server dev時代

大崎のオフィスで 「ミドリトーク」とか呼んでメッセンジャーのプロトタイプ作り始める頃から LINE を見てました。

2011年当時、メッセンジャー自体は既にいくつかあったんですが、あまり普及してない状態でした。5月辺りから開発が始まり夏頃リリースしたんですが、私は最初はカスタマーサポート機能の開発とか 統計Hadoop cluster とかを担当してました、2011/12 にスタンプが始まって以降はずっとスタンプに関連する仕事してました。
スタンプという要は簡単に送れるデカい絵文字出てきたのは差別化要因かつ革新的で、作って使われてるのを見る中で「これはやべーわ超おもしれー」とワクワクしたのを覚えてます。

運良く LINE は日本だけでなく世界的に普及して国内最大級のユーザーとTrafficをもつサービスになりました。
ユーザーの増加に伴い当時のアーキテクチャだと全然動かなくなって、主要部分で2回か3回くらい作り直したんじゃないかと思います。下手な実装だとすぐ動かなくなるし、やれネットワークだのDiscIOだのGCだの、諸々原因で止まったり遅くなったりするんですよね。噂には聞いてましたが初めて体験しました。体験しないと身にならないタイプなので。。。

他にもいろんなトラブルや新しいメンバーによるシステム刷新提案等から、自分もその都度足りない知識を補いながらなんとかやってきた、って感じの5年間くらいでした。業務だけでなく飲み会や勉強会、読書会などもやったりして、それぞれの知見を共有しあう空気感がありました。

どんな事してたの? - 育休・異動 編

結婚して子供生まれて、育休1ヶ月取りました。重要なのでもう一回書きますが、育休1ヶ月取りました。超気軽に取らせてくれました。感謝。
以降、私を見習って私も育休1ヶ月取ることにしました!という人がちらほらいるようで、イイコトしたなと思ってます。

復帰後、社内公募で Data Labs に異動しました。 Server dev 時代に Recommend 機能を提供してくれたり、A/B testを一緒に進行してくれたりしたのが接点でした。
Server dev 時代に統計触ってたのとか、Dataを通してサービスを最適化するって具体的にどういう感じなんだろう、みたいなことに興味があったような気がします。

公募が始まったのはここ3年くらいかと思います。当時は年に2回社内公募があり、募集期間に申し込み、異動先の上長と面談なりちょっとした面接プロセスを経て異動となります。

どんな事してたの? - Data Labs 編

Data Labs はLINE 社のサービスを横断的にData活用で支援する 組織です。
私は Machine Learning team の PM として参加しました。結果としてやってたのは PjMメインであり所々 PdM でした。

私は各事業チームと機能に関する仕様調整や data integration 設計を主にやってました。Server dev経験があったのでエンジニアとの話がスムーズだったのもあり、案件進行の場面では貢献できたと思ってます。
反面。機械学習やData Science に関する知識は Coursera 見た程度だったので全然貢献できず、今も引き続き勉強中です。
このくらいの年齢になると数式を脳が受け付けてくれなくて困りますw

あと、社内のA/B test 標準化のためのルール整備とルール強制のための tool 整備をやりました。 PMの傍ら手が空いた時間に仕様整理と code 書いて deployして、みたいな事をやってました。
こんな仕事の仕方が容認されるのもいいところだと思います。
(容認されたかは自己判断によるもの

Daily 数PB のdata に振れる機会は国内だと超貴重だと思います。
メンバーも幅広く、エンジニアだけでなく元研究者もいるのでまた新しい世界を見ることができました。
(ちなみに私は学部卒なのでアカデミックな世界を知らない

なんで辞めたの?

子供が生まれたのをきっかけに医療関連に興味を持ち始めました。

子供って、すぐ吐くし、すぐ熱出すし、湿疹も出やすいし、病院行く頻度がとても多いのに病院毎に微妙に診断結果が違ったり薬が違ったり。
都市圏は病院がいくつもあるから違うなと思ったら変えられるけど地元は田舎で総合病院まで車で 20分とかかかるので選べないですよね。
診察一瞬なのに待ち時間超長くて、肌の保湿剤とかもらうだけで午前半休とかとるの辛くないですか?

そんなこんなで1年くらい 小児向けのオンライン相談サービス を趣味でお手伝いしていたんですが、いろいろ聞く中で 医療tech の分野は自分が貢献できそうなところがあるなと思うようになりました。いろいろ考慮して探す中で、今回は別のオンライン診療の会社とご縁があり、6月から joinする予定です。

患者側としても問題というか課題がはっきりしているので、
「あれお前が関わってるの?めっちゃ便利だしめっちゃ使ってるよ!」
って言われるような、良いサービスを作って、使ってもらえるように感貼りたいと思います。

最後に

業務やサークルで関わった方々、おせわになりました。また飲みでも飯でも山でも誘ってください。誘ったら断らないでください。。。orz 

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