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おわってる系気付いたこと①

久しぶりにnoteに書いておきたくなった
noteを活用させてもらって、少しでも世の中に役に立てないかと試行錯誤していた頃が思い出される
でも、どうやら帽子ことわたしには、そのような役割が与えられていなかったんだろうと思い、noteなどにかける時間を、役割に似合うと感じた事にかけるようになって、宣言したまま放置と言うご無礼をいくつかしでかしてしまった

そんな帽子にnoteで皆さんのお役に立てることが今更見出せるだろうかと鼻白みながらも、むしろ、自分の気持ちを整理するために再び使わせていただこうと、今、キーボードを鳴らしている

おわってるなぁ

帽子の父は95才
その父の姉上にあたる伯母様が、104歳で先月ご逝去された
普段は寝ているか食べているかの生活をしている父だが、通夜・葬儀共に「これが最後の大仕事だ!」と参列してくれた
その後、父は疲れが出るどころか気力を回復させ、もう無理だろうと思っていた草刈り機を使ったり、自転車に乗るなど、何度か子孫(こまご)を驚かせている
そして、先日行われた伯母様の仕上げ(納骨)にも出席すると言うので、帽子が付き添う事になった

おわってるなぁ。。。
と感じた場面は、その道中で目に入った

当日は日曜日で天候にも恵まれ、びわ湖をいただく故郷の道は、ツーリング・サイクリングの人出でにぎわっていた
その光景は決して不快なものではなく、心身をすり減らすような毎日の連続の中、つかの間のリフレッシュを楽しんでおられる方も多いことだろうと、心がほころぶほどだった

だがしかし!

山間地域の集落の出事だろうか、河川には日曜日と言う事もあって、集落の人々が大勢で河川清掃に励まれ、また川の大きな土手では70才はゆうに超えていようというおじい様方が、草刈り機を担いで歩いて行かれる姿が目に入った

若者や現役世代の街の人々はつかの間の休みに心の潤いを求めて田舎を走り回り、その田舎ではお年寄りが痛む身体に鞭打つように危険をはらんだ仕事に従事して下さっている

おわってるなぁ。。。

背筋が寒くなった

この光景自体に「おわってるなぁ」と感じたわけではない
この光景を見ても、ほとんどの人々が違和感を感じなくなってしまっている「今」に帽子はそれを強く感じた

他国の人々がこの光景を見たとしたら「弱った老人に危ない仕事をさせて元気な若者が遊びまわるなんて。。。」と思うのが正常ではないだろうか?

これに限ったことではない
きっと、普段帽子が気にも留めていない異常が標準化された営みが、日常的に行われているんだろうと背筋が寒くなった

木を見て森を見ずの「森」

木を見て森を見ず
枝葉末節
ものごとの現象ばかりで現象が起こるまでの因縁や縁起を見ることが出来ない、細かい所ばかりが目に付いて全体像が把握出来ない、などという意味の言葉

今、LGBT法案を筆頭に、誰が見ても「なんでやねん!」とコケそうになることばかりが起こり続ける世の中に辟易としている方も多いと思う

だがしかし!
それらの現象はすべて枝葉

帽子の背筋を寒くした光景は根源とまではいかずとも、根や幹に相当近い部分を侵食している現象なんだろうと思う

現象に一喜一憂するのはよそう

もっともっと根源
根深い所を侵食しているだろう物事に心を走らせよう

そして、そこに養いを与えられるような微力を、この人生を持って尽くしていこう

そう思った、伯母様の納骨
梅雨時期にお天気に恵まれた良き日

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