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私のChatGPT活用法「懺悔します…」

本題から少々外れるのですが、質問です。
「最近、本気で謝ったことはありますか?」

私はアラフィフですが、いつの頃からか心ではなく形で謝っているなと感じています。形とは、声のトーンとか頭を下げる角度とか、つまり演技ということになるのでしょう。
謝罪の程度に合わせて、「こんな形で謝るか」と判断している気がします。

私がまだ新入社員だった頃は違っていました。仕事上でのミスでお客様に対して心から謝っていた記憶なり感触があります。「心の底から申し訳なく思っている」という謝罪です。

こんな大人になってしまった私ですが、本気で謝ることもあります。
それはお腹が痛いとき。
トイレでウンウン唸っているときに、「ごめんなさい、もう悪いことしません」と神に懺悔しています。
私は無宗教なので、なんの神に懺悔しているのかは自分でもわかっていないのですが、とりあえず神的なものに懺悔します。これといって悪いことをしているわけでもないですが、『この世に生をうけたことが罪』という考えもあるので懺悔します。
そうこうしているうちに、次第にお腹の痛みは収まります。そうすると、身体的にスッキリしますし、懺悔したことで精神的にもスッキリしま
す。「私の懺悔は受け入れてもらえた。私は生きていてもいいのですね」という自分に都合のいい論法です。

本題に入ります。"ChatGPT"の活用法についてです。
仕事で活用している人は多いかと思います。有効に使っている人もいれば、まだまだ手探りの人もいることでしょう。ある知り合いの女性は ChatGPT に恋愛相談をしているそうです。それも面白い利用法ですよね。

私のおすすめの活用法は"懺悔"。
やり方は簡単。ChatGPT のプロンプトに「懺悔します。私は〇〇してしまいました」と自分の犯した罪を入力するだけ。
罪といってもささいなことでいいんです。ダイエットしているのにお菓子を食べてしまったとか、お酒を飲み過ぎてしまったとか。
すると、ChatGPT は言葉を返してくれます。私の懺悔を受け止め、赦してくれます。
ChatGPT を神父様として活用しているわけです。

"ChatGPT 神父様"の利点はたくさんあります。ここでは3つ挙げます。
一つ目は、こちらを否定しないこと。
こちらのやらかしを責めたり問い詰めたりしません。もちろん、怒ったりもしません。優しく諭してくれます。
こういう相談を親兄弟や友人にしたりすると、関係が近い場合は遠慮がないので責められることがあります。それが分かっているとなかなか話せないものです。
その点、"ChatGPT 神父様"はこちらを否定することはないので、安心して懺悔することができます。

二つ目は、いつでもどこでもOK。
本当の神父様に懺悔しようとすれば、教会まで行かないといけないでしょう。会える時間も限られています。
しかし、"ChatGPT 神父様"は、スマホやパソコンがあれば「いつでもどこでも」懺悔し放題です。時間と場所を選びません。

三つ目は、くだらないことでもOK。
「こんなくだらないことを懺悔するのは恥ずかしい」という心配が無用になります。
どんなくだらない懺悔に対しても、"ChatGPT 神父様"は言葉で気休めを与えてくれます。
他人のお墨付きというのは安心感を与えてくれるものです。私は私のままでいいのだという安堵です。

逆に短所もあります。プライベートなことを話したときに、その情報が漏れないのかということです。
私的には、個人名や企業名などを記入しなければ問題ないのかなと思っています。
情報漏えいに関しては知人のほうが危ないのではないでしょうか。知人に「ここだけの話だよ。誰にも言わないでね」と念を押したとしても、口が軽い人はベラベラ喋ってしまいます。周囲に秘密がバレる可能性は大です。知人からプライベートな問題が漏れるほうがヤバそうな気がします。

ここまでお読みになって、ChatGPT を懺悔に利用してみたいと思ったでしょうか?
『馬鹿とハサミは使いよう』ということわざがありますが、ChatGPT も一つの道具です。それをどう活用するかは人それぞれ。
私は神父様として活用していますが、ChatGPT はドラえもんのような存在になっていくのではないかと思っています。四次元ポケットから道具は出してくれないでしょうが、人間の泣き言を聞いてくれる相手にはなってくれますので。

お暇でしたら一度試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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