次の職場は…

引き続きお読みになっていただきありがとうございます。

保険の営業を強制的に辞めるために決めた仕事は、派遣会社でした。

仕事内容は、電化製品の修理日程の調整オペレーターでした。自分の中では、スケジュールを立てるのが好きなので、これは、向いているかもと思っての選択でした。

その仕事でのマニュアルがありますが、やはり慣れるまでは半年はかかるね〜、なんて言われましたが、やる気は満々！

パソコンはあまり詳しくはなかったのですが、面接時にそれでも大丈夫ですよ　ということで、一から覚えるつもりで取り組み始めました。

そんな感じで、新しい事を覚えようするアドレナリンと前職の苦しみから逃れられた安堵感とがまじり、もう、ウキウキ気分で職場に通っていきました。

毎日をウキウキしながら教育を受けて始めて7日目に　上司の方から、「お話があります」と個室に呼ばれました。

呼ばれる内容に、まったく見当がつかなかったですが、予想もしない展開が待ち受けていました!

そこで出た話は…

「申し訳ありません、教育を始めて数日しか経ってないんですが、ここの事業所が閉鎖になる事が先程決定しまして…」

「！！！？？？」

「それで、ビーさんの契約が次月末までになっているので、そこまではここにいてもらって大丈夫です。」

「はぁ…、」

なんと答えていいか、全く浮かびません…

「あ、あぁ、えーと…？？？」

「それでこれからなのですが、事業所の閉鎖にあたり　今までいらした方達の対応も必要になり、ビーさんの教育も出来なくなります。明日からは『自習』でお願いします。」

「……じ、自習……」

自習……？？？

この事態を　どう捉えていいのか　さっぱり分からなかったのです…。この話を提案されてから　残り一か月は何もしなくてもお給料は頂ける。普通に考えれば、ラッキー🎵なんだけど、自分でも頑張れそうで、長く勤めたいな　と思うところを探していた私には、アンラッキー…どちらの考えにもひっぱられて、喜んでいいのか？悲しんでいいのか？気持ちは凪なまま、家路につきました。

家に帰って、その事をそのまま話すと　家族の反応は…大爆笑でした！！その反応を見て、こちらもじわじわとおかしくなってきました（笑）

「えー、明日から自習し行くの〜笑笑！」
「そんな事あんの〜笑笑！」

前職で大変だったから、ちょっとした休息をもらったのかな、と都合の良いように捉え　次の日から契約の終了までの1ヶ月ちかく、「自習」しに職場に通いました（笑）

しかし、そんな天国みたいな時間はあっという間に過ぎ、次の職場では地獄みたいな体験をします。

勤めたところが派遣会社だった為、次の事業所はいろいろありました。次は、その派遣会社で大量募集しているオペレーターの仕事にしたのです。いままで呑気に過ごし過ぎて、よくよく考えていませんでした。そして　自宅から少し遠かったのですが、そこに決めました。

今まで『自習』ということもありましたが、前事業所では行動の制限はそれほど厳しくなく、自由に動き回れていました。しかし今回の事業所では、時間と行動を厳しく制限されていました。なんせ大量募集ということもあり、班ごとに15分の休憩があるのですが、例えばA班は11時15分から11時半まで、次の班はその後15分休憩して下さい。電話に備えつけてある離席ボタンを押してから、離席してください。

あー、こんな感じなんだ…と。前事業所の自由さを思い出しながら　戸惑っていました。みんなこれで仕事してるんだから　ここはこんなものかなぁ、と気にはなりつつも、仕事をしようと気持ちを切り替え、流されるがままに働き始めました。

だけど、1週間働いたあたりから、どうも気持ちが沈むようになりました。基本　自由人のせいなのもありますが、キチキチの時間で動く事がどうも苦痛でしょうがないのです。そのうえ、大量募集という理由でもあるのですが、とにかく忙しい！また、対応するための　マニュアルを覚える時間もなく、対応しながら学んでいく感じになり、余裕がひとつもありません。

時間が経てば、経験も増えて楽に仕事ができるようになるのでは？と思っていましたが、働き始めてひと月経たないうちに　カラダの方からストップがかかりました。

下痢が止まらない…….！！

前日に何を食べたんだろう？と、考えましたが、食あたりのような下し方ではないのです。何度も何度もトイレに行き、そしてまたトイレに行きたくなるのです。

ヤバい…

………

お読みになっていただき、ありがとうございました。

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