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父を看取った話

2023年7月17日海の日
父が息を引き取りました✨

ちょうど2ヶ月前の5月に突然
このままだとあと1ヶ月持たないと宣告され
そこからちょうど2ヶ月後でした

お正月もGWもめっちゃ元気だったのに
本当に突然の宣告に驚き
そこからたくさんいろんなことがありました

その辺は割愛して 笑

その中で
生と死について
本当にたくさん考えました。

いろんな本を読んだり
人と話したり
ググったり

考えていく中で出たひとつの答えが
「生も死も等しく尊い」ということでした

生きてる世界しか知らない私たちだから
生きることを正当化?しやすいけど
死の世界からみたら
また違うんじゃないのかなと思う機会があり

死も生も変わらないんじゃないかなーと。


そんな考えに行き着いてしばらくして
病院から父の容態が急変し
心拍が30前後で脈が伸びてきてますと
病院から連絡がありました

母と支度をして病院に到着したとき
父の脈が80まで戻ってきていました!
私も母もびっくり( ゚д゚)

声をかけてあげてくださいねー✨
と看護婦さんに促されベッドの側へ行き
手を握って
父にたくさん話かけました✨

今までの感謝を
父の元に生まれて良かったと
もっと褒めてほしかったー!と
父の大きな手を私のあたまにのせて
よしよししてもらってる風に
頭をこすりつけたり 笑


いびきをかいて寝てるような父の姿は
今にも普通に起きてきそうで
不思議な感覚になっていました。


握ってる手から
たくさんの愛を受け取ってきたから
私もたくさん出来る限り
お返しをしたいと思って
その瞬間できる事を全力ですべての想いを
伝えきりました。

ふと
父が待っていてくれてることに
気がつきました
すべての想いを伝えきったわたしは

待っててくれて有り難う
もう大丈夫だよーと
声をかけました。

それは伝えてる言葉や感覚から
必死に応えようと反応する父の姿をみて
生に対する執着を
私が捨てた瞬間でもありました。

もっと生きててほしいと思う欲を捨てて
父の新しい旅立ちのために
背中を押せるような言葉を選んで伝えて行きました✨

よくがんばったよー
きつかったよね
お家が良かったよね
もうあとは大丈夫だから
もう頑張らなくていいから
私たちに任せて安心して休んでいいからね

と母と一緒に伝え始めたら

そこから心拍がゆっくり下がりはじめました

おだやかに少しずつ
お別れする時間を
父はしっかり作ってくれました 

本当はもっと生きたかったよねー
お父さんが1番びっくりしてると思うよ
次生まれ変わるときは
健康に気をつけるんだよーっ!

たくさんの言葉をかけたあと
父はひとつ涙をこぼして
父は旅立ちました✨

いつ心臓が止まったかもわからないくらい
しずかでとても穏やかな最期でした🌈

不思議なのはここからで
喪失感がほとんどなくて
日が経つことにつれ
父の愛は私の中で生きているという
強い確信に変わっていきました

大好きな祖母が亡くなったとき
私はその死を受け入れることが出来ずに
祖母の顔を一度も見ないまま
お別れをしたのですが
まあものすごーーーく大きな穴が空きましたw
父の余命宣告を受けたときも
またあんな穴が空くのかと考えると
こわくて恐ろしかったんですが
祖母のときに感じた後悔を繰り返さないために
丁寧に生と死に向き合った結果
大きな愛を学ばせてもらったなと感じています
 
めんどくさい父ちゃんだったけど
あいたいなーって思う 笑
 
肉体がある幸せに気付かせてくれますね
触れ合える喜びを今日もあなたと✨
 

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