フリーのファシリテーターとして

 前回からの続きで、2021年の目標について考えていく。私が「Give」するモノゴトについて考える。

 私が今考えているGiveは「ファシリテーション」と「コーチング」だ。今回は「ファシリテーション」についてフォーカスしたい。

 そもそもファシリテーションとは何だろうか。様々な意見があるが、私は広義には「モノゴトを上手く進捗させるために状況づくりをすること全般」だと思っている。そして狭義には「会話を使い、場の進行役として議論をすすめること」だと思う。今であれば、オンラインイベントにおける司会進行役などは、ファシリテーションを行うファシリテーターであろう。

ファシリテーションのメリット

 ではファシリテーションは何が良いのだろうか。いくつか実感しているので私個人が考えるメリットということで列挙したい。

・固着化した関係性や思考の揺さぶり
・恣意的なコントロールの排除
・議論の抜け漏れ(MECE)の低減
・そもそも論のしやすさ
・議論の抽象度・具体度の上げ下げ
・必要なところまで戻ることができる

 これらのメリットは私が実感としてもっているファシリテーションのメリットだ。詳細はまたいつか書くかもしれないが、私はこのようなメリットを場にもたらしたいと考えている。

私のファシリテーション

 私自身のファシリテーターデビューは、千葉大学4年生で入った延藤研究室でのワークショップである。そこで先生や先輩、参加者のみなさんから教わったファシリテーションは、その後20年間ずっと私の行動の土台にある気がする。
 ここ2年くらい、仕事とは別にファシリテーターとして呼ばれることが多くなったが、大学で培った土台の上に少しずつ自分なりの技術を形づくっている。まだカタチにはなっていないが、目指すところは朧気ながら感じつつある。

・場のウェルビーイング
・多様性による豊かな意見交換
・納得度の高い意思決定
・意味ある時間

 これらが私の目指すファシリテーションのカタチだ。自分はこのファシリテーションの価値を提供したいと考えている。未熟かもしれないが、多くの助けを借りながら実現したい。

 ぜひ私にその機会をいただければ幸いです。フリーのファシリテーターとして、どうぞよろしくお願いいたします。

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