見出し画像

LEOMO BIKE FITの後日談(改善できたこと)

はじめに

LEOMO BIKE FITを受けた結果、実際の動作と私が想像していた動作に大きな乖離があることが分かりました(後掲記事参照)。そのような”認識のずれ”がある限り、自分で動作改善を意識したとしても、実際の動作が改善されているのかという疑問は残り続けます。(正解の分からない努力を継続することは難しいです。)

そこで、LEOMO Type-s(モーションセンサー)を導入することにしました。ただ、モーションセンサーによる解析結果にのみ拘泥せず、あくまでも”一つ”の指標として活用していこうと考えています。
本稿では、LEOMO BIKE FITの後、2週間弱(20時間程度)かけて動作改善を意識した結果について、まとめておきたいと思います。


LEOMO BIKE FITの後に意識したこと

LEOMO BIKE FIT時における客観的な動作評価は以下のとおりでした。
① Foot AR(Q1、特に右足)の評価から過度のアンクリングが発生している。
② Foot ARの評価からQ2~4で無駄な動きが発生している。
③ Leg ARの評価から殿筋等の大きな筋肉を利用した大きな動きができていない。
そして、①から③の問題が発生する原因(自分の考え)としては、「右足主導の意識が強い」・「引足の意識が強い」・「殿筋主導の大きな動作ができていない(先端の筋肉で誤魔化そうとしている)」などが挙げられます。

踵がほぼ直角に上がっている(私自身にこのような動作意識はない)
※LEOMO BIKE FIT前

以上を踏まえて、意識した点は以下のとおりです。
☑ 左足の踏込みを意識する(右足主導にならない)
☑ ケイデンスを下げすぎず、 Q1で重力にしたがってのみ踏む意識を持つ※
☑ 引足の意識を捨てる(足の甲の部分にシューズが強くあたる感覚があると駄目)
☑ 体幹や殿筋から踏む意識を持つ

※引足の意識が強くなる原因を分析したところ、高負荷時にケイデンスが低いこと(70程度)が一要因となっていたようです。Q1の踏込みにより自然と(力を入れず)クランクは回転を続けるはずですが、高負荷時にケイデンスが低いと6時くらいの位置で慣性による自然回転がとまり、引足による補助動作が必要になるという(勝手な)イメージです。

練習後における数値の変化(20分TT走)

上記の意識をもって20時間ほど練習した後、再びモーションセンサーを利用して【ave296W、20分(zwift、4本ローラー)】を実施した結果です。なお、長時間の高負荷であるため、その場しのぎの動作でないことは分かっていただけるかと思います。


Foot AR(Q1)


Foot AR

【Foot AR(Q1)平均】L:18:1°、R:26.9°

まず、Foot AR(Q1)について左右ともに改善しており、当初(LEOMO BIKE FIT前)はRで35°を上回っていたところ、26.9°と大きな改善傾向が見られます。また、325Wを超えるL5の領域に入っても、大きなぶれは生じていません。

【Foot AR平均】L:40:5°、R:46.7°

当初(LEOMO BIKE FIT前)はLRともに55~65°でしたが、L:40:5°/R:46.7°と大きな改善傾向が見られます。

まとめ

上記のとおりFoot ARは大幅に改善しており、アンクリングや無駄な動き(引足)は少なくなったといえるように思います。また、大きな筋肉を意識したペダリングを心がけることで、L4以上の領域でも持続可能時間が長くなったように思います。一方で、Leg ARは大きく変化しておらず、こちらは今後の課題としていこうと思います(思考錯誤していますが、現状これといったものが見つかりません)。

おわりに

意識して20時間程度の練習をしたと書きましたが、正直なところあまりにも地味な意識上の作業でおもしろくはありません。しかし、LEOMO Type-s(モーションセンサー)を利用して数値的な結果が把握できることで、一つのモチベーションにもなります。
前回記事に続いて記載すると、このような動作評価やBIKE FITによって直ちに速くなることもなければ、FTPが上がることもないと思います。しかし、努力すべき方向性が明確に示されるという意味において、LEOMO Type-s(モーションセンサー)を購入した価値はあったと感じています。
暖かくなってきたら、ヤビツ峠の実走でも試して記事にしてみようと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?