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児童劇“煙突騒動” (七ツ星會)。

取り上げるには少々遅くなりましたが、今夜はクリスマスなのでその関連の演目「煙突騒動」を。子供達とサンタクロースの微笑ましいやり取りを描いており、七ツ星會という児童劇団が演じています。さてクリスマスは一般的にはキリストの誕生日…とされておりますが、正しくは“キリストの生誕を祝う日”との事です。日本にキリスト教が伝来したのは古く1550年代ですが、クリスマスをイベントとして楽しむ様になったのは、西洋文化の流入が盛んになった明治以降になってから。また大正15年12月は大正天皇が崩御なされた日ですが、戦前はその日も休日にしていたので、昭和になってからは子供達(と言っても富裕層が主でしたが)にとって一年間で最もワクワクする日となりました🎅。

「煙突騒動」は4〜5人の子供達の他、サンタクロース役のおじさんと、お母さん役の女性の計7人程のキャストが演じています。短い前奏の後、子供達が♬今日は嬉しいクリスマス〜と、サンタさんが玩具を持ってやって来るのを唄いながら待っています。お母さんは早く寝なさいと促し、皆すやすやと眠りの床に就くのですが、サンタクロースは煙突内でスッテンコロリンと着地に失敗。物音で子供達に悟られてしまい、早速プレゼントをねだられて離してはくれません。“おじさーん、サンタのおじさーん!”という子供達の可愛い掛け声と歌、そして何処か悪徳商人の様な声色のサンタさんとのやり取りが楽しい演目でした。発売年月日は不明ですが、番号からして恐らく昭和6年頃かと思います😀。

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